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エッセー, フィールドノート

フィールドノートVol.06

2009年03月10日

最初にちょっと宣伝を。

海外で暮らす興味深い日本人の仕事や日々、実家を紹介する読売テレビ制作の番組、「ぐっと!地球便」にこの度出演する事に。
 

「大変珍しい職業ですので」

との事。

 

まぁ、確かに、多くはないと思う。
「司会はお笑い芸人のぐっさんです!」

 
ええと、私はテレビを見る習慣が昔からあまり無い、というか今ではテレビを持ってさえいないので知らなかったけど…。

 
ケアンズでの撮影は5日間。

 

実家側は2日だったけど10名以上の撮影隊が来て母が目を回しアパートの床が抜けそうになったらしい。

 

この原稿を書いている時点では、放送内容は私も知らないので「見て下さいね」と書くのもなかなかスリルがある(意見や発言を書き換えられる事が多い)。

 

日常生活とかは、正直全てカットされている事を望む。

家賃が月に一万五千円だかの実家アパートの映像なども全てケアンズの美しい風景カットに置き換えられている事を強く望む。

 

 
各地の日本テレビ系列で主に3月の日曜日に30分番組として放送されるみたいです。

残念ながら関西地区と中部地区はリビングインケアンズ今号が出る前にそれぞれ2月15日と2月22日に放送が終了しているけど、まだ視聴可能なかたは宜しく。
 

 
さて、2月は洪水に悩まされつつもクィーンズランド州を縦断するバードウォッチング片道2100キロを車中泊を続けながら駆け抜けて来た。

このルートを車でやるのは9年ぶり。

 

3月はシドニーへ。

「シドニーに行く」といったら何人もの人から「似合わない」「まさかあなたに限って!」「何しに?」という反応が返って来た。

やはりそういったイメージなんだ。

 

たまには買い物旅行くらいしますよ、ではなくて年に2回だけ、シドニー郊外から出航する2泊3日の海鳥観察クルーズに参加するのです。

 

乗客は1日中デッキに立って双眼鏡で海鳥を探すという日々を3日間やる。

学名、亜種レベルの分類の会話が乗客の間で飛び交うと言う素敵なクルーズ。

 

向こうはバリアリーフも無いし、この時期の外洋は時化るらしい。

乗り物酔いは未だ体験した事が無い私けど今回はどうなる事か。

 

このように、どうしても雨期の間はケアンズ以外での活動が多くなる。

 

ああ、雨期のケアンズバードウォッチングはやはりダメなのか、という事ではなく、雨期以外ではケアンズのような素晴らしい土地から離れがたい、という面が大きい。

 

 
他の土地を知れば知る程、日常生活の範囲内で結構本気のバードウォッチングが出来るケアンズは改めてすごい所だなぁと感じる。

 

買い物で町に出たついでにちょっと、とか潮が良さそうだから仕事の後に寄って見てくるわ、みたいな。

 

車で出かけるにしても渋滞も無いし、駐車場所も心配無用。

観察できる種類が多いのはもちろんだけど、とにかく身近にいる。やっぱりケアンズが一番、と帰って来てからよく思う。

 

ケアンズ周辺ではバードウォッチングに関係して生計を立てている人(鳥ガイド、鳥見宿、調査研究者、鳥クルーズ、鳥ライター、鳥写真家/録音家など)って特別珍しい存在ではない。
 
日本からケアンズへのアクセスが一時に比べれば不便になってしまったけど、バードウォッチングをはじめとして他のどの土地でもなくケアンズではなければできない体験をしたい人は、不便になろうと費用が高くなろうとケアンズまで来る。今はその事をしっかり掘り下げる時期だ。

 

幸い、この土地は固有のものを沢山持っている。

 

それをどう、魂を込めてアピールできるかはケアンズにいる個人、企業、団体の目的意識の有無にかかっている。

 

何もしないなら何も変わらないし、このままならこのままです。
私は、私に出来る活動をしていきます

 

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フィールドノートVol.05

2009年01月10日

月の最後の日、リビングインケアンズ主催で入門者向け野鳥観察会を行った。

 

前日までストームが一週間続き、当日も怪しげな天候の中で少年からご年配の方まで参加して楽しい時間となった。

 
季節柄、幼鳥や抱卵、巣作りといった生き生きとした姿を見られ、とどめに1メートル級のナミヘビの仲間を飲み込むワライカワセミ幼鳥を間近で(それこそ2メートル以内)見た。

 

町の中心部から車で5分の緑地で、こういった光景を見られるのは素晴らしい事だし、この豊かさをもっと多くのかたに知ってほしいとも思う。

 

来られなかった方も、またの機会があれば是非どうぞ。

 

 

よく、「バードウォッチングをするには何が必要ですか」と聞かれるので紹介しよう。
基本的には双眼鏡と小型の図鑑で十分。少ないでしょう?

 

ただ、双眼鏡は許される限りよいものを使ってほしい。

 

ウォッチング、という言葉の通り双眼鏡は生命線であり、正直なところオペラグラスとか手のひらに乗ってしまうような双眼鏡なら無い方がいい気がする。

 

10ドル程度のものから3000ドルを超えるようなものまであるけど、大事にすれば半永久的に使えるモノなのでなるべく良いものを。

 

ケアンズでは、スペンス通り240番にサンコーストオプティクスという光学機器のお店があり、自由に手に取って覗けるようになっている。

 

双眼鏡の倍率にはいろいろあるけれど、7倍、8倍辺りが使いやすくお勧め。

10倍以上はベテラン向けと言える。倍率以外では双眼鏡の口径も問題になる。

口径が大きい程見やすくなる反面、重く高価になってくる。

 

42ミリが一般的だけど女性の方などでどうしても重さが気になる場合は32ミリなども使用者が多い。

 

よい双眼鏡を除いた瞬間、「うぉっ!?」という声が自然に出るはず。

「双眼鏡の形をしているおもちゃ」とは違い、それの双眼鏡はこれから長い間あなたの目として活躍してくれるはずだ。

 

そして図鑑はというと、「ザ・スレーター・フィールドガイド」がお勧め。

理由は、必要充分な内容。

 

変形サイズでウエストポーチやカーゴパンツのポケットに入る為、携帯しやすく取り出しやすい事と利用者が多く、「今の鳥は何ページの何何」といった復習が仲間としやすい事だ。

どこの書店でも普通置いてあるし。

 
これだけで、基本的に準備は完了。

一生どこでも楽しめる趣味としては安いものではないかと。
初めたての頃は観察する野鳥全てが見慣れないものであり、ケアンズは特別に種類が豊富な事もあり覚えきれず、何が何だか分からないかもしれない。でも識別できる野鳥が一つ一つ増えていき、一番楽しい時期だと思う。

 

ベテランのバードウォッチャーに同行すると、頭上を一瞬飛んでいっただけの鳥をこともなげに識別し驚嘆することがあると思うけど、「視力が異常に良い」とかでは普通は無い。

 

誰しも、ドバトが素早く横切っていって後ろ姿しか見えなくてもそれがドバトと認識できると思う。

それは、これまでの人生で数限りなく目にした鳥の場合は体の一部分しか見えなくても、一瞬で通り過ぎても、記憶と自動で照合されるためだ。

 

ベテランはそうやってドバトのように認識できる種類が何百とあるということ。姿だけではなくて鳴き声もそう。

ドバトの鳴き声はみんな知ってる。

 

それが仮に200種類に増えたらすごい事で、今までBGMだった鳴き声の持ち主が全部分かったら?

 

日常も素敵に楽しくなる。

慌てず、焦らず続けてもらいたい。

 

バードウォッチングは高齢になってもずっと続けられる趣味だ。

 

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フィールドノートVol.04

2008年09月10日

チラゴーなどよりももっと内陸の小さな街、ジョージタウン郊外へ行って来た。

車中泊を含め二泊三日。

 

真夜中二時にケアンズを発ち500km以上を朝まで走り続け、日陰で40℃、日なたは50℃に迫る中を徹夜明けのまま鳥を探して行動。

 

ろくに食事もせずテントで一泊。

翌日も夜明けから鳥を探し、ケアンズへ戻って来た。

 

 

そういえば先月はケープヨークの方へも行った。

食料/ガソリンはおろか、水すら満足には補給できないので持参、撮影や照明機材の充電のため、大型のソーラーパネルなどの大荷物を持ってオフロードを片道1000km以上。

 

8日間テント生活をしながら毎日夜明けから夜中まで野生動物を求めて動き続けた。

 
 

ほとんど狂気の世界のようにも見えるが、別に私に限った事ではない。

 

世界中の多くのバードウォッチャーだってそう変わらない。

 

日本で一番人気のあるバードウォッチングツアーの一つは、茨城からフェリーで北海道へ移動しながら船上から鳥を探し続け(服装は毛糸の帽子に手袋、ダウンジャケットだ)、北海道滞在は一時間ですぐ乗船して帰路も寒さに震えながら甲板から鳥を探し続けるというカルト的な内容だ。

 

 

もちろん、ここオーストラリアの人も負けてはいない。

「オーストラリアバードウォッチング一周三十日間」とか、「シンプソン砂漠12日間」はたまたアフリカのウガンダ国、ギアナ高地、旧ザイール、マダガスカル、中国、モンゴル、アリューシャン列島、世界各地へツアーが出ている(日本ヘ行くツアーも結構ある)。

 

これを読んでいる皆が想像している以上にバードウォッチング人口は多く、イギリスでは国民の4人に一人が野鳥の会の会員である。
 
 
一体何が面白いのか、という問いに対する明確な回答は難しい。

まぁ、どんな趣味でもそんなものかもしれない。

 

ただ、言える事はケアンズ周辺はバードウォッチング適した場所であり、この途方も無く広い大陸で確認されている鳥類種の半数が見られてしまうほど恵まれていると言う事だ。

 

珊瑚礁、干潟、マングローブ、淡水湿地、湖、サバンナ、低層/中層/高層熱帯雨林、汽水…。

多様な環境を一日で回る事が出来る。

 
 

グレートバリアリーフがあるから、ダイビングをやってみよう。

それと同じで、ケアンズにいるうちに野鳥へ目や耳を向けてみるのも悪くないと思うがどうだろうか。

 

 

野鳥に数多く出会う為には、彼らの食べ物になるもの、住処となる環境、季節の変化、標高、降水量、開発問題、開花時期、太陽、潮の満ち引きなど自然全般に嫌でも敏感になる。

 

現時点で、自然と関わりのある日常を送っている人はきっとバードウォッチングにはまる素地が十分にあるはずだ。

 

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フィールドノートVol.03

2008年09月07日

九月、バードウォッチングハイシーズン開始だ。

 
もともと相当な数で存在する留鳥

北半球や東南アジアからの渡り鳥がぞくぞく渡来し、より一層に数、種類ともに増加する。

それを求めてオーストラリア各地の愛好家がケアンズに集まってくる上、ヨーロッパやアメリカ、シンガポールや台湾といった地域のバーダー も一気に増える。

 

有名な宿は1年前から予約で埋まっているのがこれからの時期だ。

 
日本の野鳥の会や愛好家は少し遅れて12月頃にやってくる人が多いのは、「世界で最も美しいカワセミ」と言われるシラオラケットカワセミがその頃にならないと飛来しない為であって、それはそれでいいがマリーバよりも西や北の乾燥帯では気が遠くなるほどの暑さに見舞われる為(しかも一日中炎天下の中、屋外を歩き続ける上に、三脚や望遠鏡、図鑑、双眼鏡、大型カメラなど装備が重い)野鳥観察には9月、10月の方がいい面も幾つかある。さぁ今年もがんばろう。

 

 

そして楽しもう。

 

 
渡り鳥を簡単に見るには、まずは双眼鏡をもってエスプラネードの干潟ヘ行ってみるといい。

 

ケアンズエスプラネードでは一日中多くの人が散策しているため野鳥も人間に対しての警戒心が薄れ距離が近い事と、アクセスが抜群に良い、というよりはエスプラネードは街の中心部そのもの。こういう場所はなかなかない。

 

野鳥観察はいつでもいいわけではなく、潮位が 160センチ程度から始まって200センチ程度へかけての上げ潮の時。

更にそれが午後遅めであれば順光※3となりベストタイムだ。

 

そういったタイミングであれば、地元のバーダーも散歩がてら来ている事が多いので話を聞く事も出来る。

もちろん、私も時間があればうろうろしているから声をかけて欲しい。

 

仲間が増えるのは歓迎するし、何ならビールでもおごられてもいいぞ。そのビール、じゃなくて干潟にやってくる渡り鳥は人間では考えられない距離を乗り物にも乗らず自力で移動してくる。

 

一般的な人間は50キロメートル自力で移動するだけでも一世一代の大騒ぎだが、渡り鳥は50キロどころか1万2000キロメートルを飛んでくる種類だっている。

 

天敵をかいくぐり、食料を現地調達しながら地図もナビもなしに。

例えばスズメと同じくらいの大きさの鳥、トウネン。体重20グラム。

 

20グラム、10センチ強の体で地球縦断飛行って!
人間はトウネンの2500倍の体重がある。

 

トウネンがシベリアからケアンズまで羽ばたいて飛んで来て、また戻っていくという事は、体重比で考えた場合に人間に同じスケールの運動をしてもらうとすると、走って赤道を1500周しないといけない。

 

それを、毎年やる。脚に識別用の目印を付けられた同一のトウネンが17年連続毎年同じ場所で確認されたりもしている。

わずか20グラムというトウネンの小さな体にどこにそれだけの体力が隠されているのか不思議でならないが、ちょっと考えてみよう。

 

 
バッタは数メートルジャンプするものも珍しくないが、もし彼らが人間並みの大きさがあった場合、どれだけジャンプできると思う?

恐らく、ちょっとしたビルを飛び越えるだろう。

 

ハエは 1秒間に200回以上の羽ばたきという超高速運動を、アリは自分の体重の400倍のものまで口でくわえて持ち上げる事が出来き、体重50キログラムの人間が2万キログラムのものを持ち上げる事に相当する。

 
こうして見ると、トウネンや渡り鳥に限らず身近な生物でも皆とんでもない運動能力を持っているわけで、言い換えれば人間ほど体の大きさの割に貧弱きわまりない生き物もいないのではないかとも思う。

 

疲れた、疲れたばかり言っていると生き物達に笑われるぞ。

いや、笑ってくれているうちはいいが。

 

 
さぁ、はるばるシベリアから地球を縦断してやってくる渡り鳥達を出迎えに行こう。彼らはすぐそこだ。

 

 

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フィールドノートVol.02

2008年07月10日

冬が来ている。

 

沢山いた渡り鳥も一部を除いて姿を消し、フィールドも水辺は少しだけ寂しくなっている。
 

昨年は9月上旬から渡り鳥がケアンズ周辺に到着しだした。

 

体重20gという小ささでシベリアからケアンズまで飛んでくるとんでもない種類もいる。

20gという体重の生き物が、地球を縦断して羽ばたいて飛んでくる。

 

同時に、それらを追いかけるようにアメリカ、ヨーロッパ、シンガポールや台湾、日本から数多くの野鳥ファンがやってくる時期だ。

 
ただ実は、ケアンズで見られる野鳥の多くは留鳥といい、全体に対して年間を通じて移動を行なわない鳥の割合がかなり高い。

一方で日本では冬の間日本に滞在する冬鳥、夏の間の夏鳥、通過して行く旅鳥が入り交じり、時期や場所にもよるけど1日でフィールドにいる野鳥の種類がそっくり入れ替わったりする事もある。

 

 
カモ類のように、飛来したての時としばらくしてからとでは体色を思いっきり変化させるものも多く、バードウォッチングを始めたばかりの人に取ってはせっかく覚えた鳥の種類がみるみる入れ替わり、同じ種類でも色が変わったり、年齢や季節で模様や色が変化したり、変化の途中で妙な外見になっていたりで、「きーっ!!」となるかもしれない。

 

それが面白いんだけどな。

だんだん分かるようになってくると。

 
で、1年が過ぎその鳥の事を忘れた頃にまた彼らが戻ってきて「え?これなに」となるかも。

 
実話かどうかはよくわからないが、有名な話を引用する。
「あそこにいるのは白いクロサギですか?」とお客さん。
「そうですね、あれはクロサギの白い奴です。

シロサギではありません」と野鳥ガイド。

 
白いのか?黒いのか!?あなた達は何を言ってるんだ?

 
(※クロサギ、という日本にもオーストラリアにも見られるサギの仲間は名前の通り黒いが、全身白いクロサギも多数存在する。また、中間で灰色のや部分的に黒い奴もいる。タイトル上の大きい写真はクロサギ。)

 

 
ということで、年間通じてそれほど顔ぶれが大きく変化しないケアンズではバードウォッチングに取っ付きやすいと言う事が出来る(強引!)
バードウォッチングを始めるには免許はいらない。

 

スポーツではないので、多少不健康だったり弱ってても全然問題なく、相当高齢になっても続けられる。

必要になるものはコンパクトな図鑑と双眼鏡だけ。

 

まぁ他にもあるけど、私のようにそれを仕事にしない限りとりあえずそれだけあれば成り立つ。

 
極端に言えば、街に買い物へ出かける時に意識を少し鳥へ向けていればそれだってバードウォッチングになると思うし、気が向いたら始めて見てほしい。

 
旅先でも、庭でも、散歩ついででも、船の上でも、山でも海でも河でもどこでもできる。

 

一切の電力を消費せず何も使い捨てるものも出さないとてもクリーンで、かつ地球上どこでも無料で出来る凄い趣味になる。

 

国によって、場所によって、季節によって鳥の種類は変わるから始めたら最後、もうエンドレスだ。

 

 
更に、バードウォッチング菌に感染した男性のかなりの割合の人はもっと厄介なカメラ病も併発するので覚悟しておくように。

 

傷ついた野鳥や弱ったヒナを見つけたらすぐに拾わずにまずジェイさんツアーにご連絡を。07・4033・2583

 

 

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フィールドノートVol.01

2008年05月10日

リビングインケアンズをご覧の皆さん、初めまして。

先月号で紹介された太田です。

 

私は野鳥の会や個人野鳥ファンの方々のオーストラリア各地へのバードウォッチングツアーの講師をしていて、動物探検ツアーを始めとする“ジェイさんの楽しい日本語ツアー”の各ツアーにも稀に出没します。

 

 
リビングインケアンズでは、ダイビングインストラクターの方々が魚類等についていつも素晴らしい記事を書いているのに、陸上の生き物に関する紹介ってなかなかないですよね。

 

これはホームページやブログにも言える事で、あったとしてもカンガルーとかコアラとか…。

「残念な事だね」とつねづね言っていたら自分が書く事になってしまいました。

 

ケアンズの魅力とは、自然そのものな事は言うまでもありません。

それらが、ゆったりとした雰囲気や気質を育むものと考えています。

 

ケアンズから自然を取ったら何も残らないのですが、あまり興味関心が無い人や気づいていない人も多いようなので、専門的な話は置いておいて、なんとかその面白さやこの土地のポテンシャルのようなものを今後伝えていけたらいいかなと思ってます。

 

 
ケアンズ周辺は言うまでもなく生き物の宝庫です。

しかも、それほど危険や特別な準備を伴わず気軽に観察が出来るのが良い所。

 

生き物好きやバードウォッチャーはアラスカやシベリア、パプアニューギニアとかマダガスカルとかアフリカとかに憧れるけどちょっとやそっとでいける所ではありません。

 

金額的にもそうですが、予防接種とか、言葉の問題とか、たどり着くまでに4日とか、軍隊の護衛が必要とか(笑)
例えば、ケアンズからは動物探検ツアーが毎日出発していますが、ああいったツアーもケアンズ以外ではあまり存在しないのではないでしょうか?

 

午後から出かけていって、普段着で、気軽にいろいろな動物を観察してその日のうちに戻ってくるツアーは。

ケアンズ周辺がそれだけ条件がいい事の現れです。

 

私の本職のバードウォッチングに関しては、ケアンズは世界的に知られている所です。

 

もちろんオーストラリアの人にも。

 

この号が出る頃はまだシーズンではありませんが9月から年末にかけてのベストシーズンには空港や、海岸や、郊外あちこちで巨大なカメラや三脚を携えた人々、双眼鏡を持って歩いている人々を見かけると思います。

 

ただ鳥を見るだけの為に2週間とか、時には一ヶ月とかの旅程で世界中から人が集まります。

 

ケアンズから車で2時間以内の範囲で、オーストラリア大陸全体の野鳥の数のうちなんと半数以上400種を観察できると言われ、それだけでもこの土地の豊かさを感じられますね。

 

当たり前ですが、オーストラリア大陸というのはものすごく広いです!

 

でも、ケアンズから車で2時間以内の範囲で半分はもう観察できてしまうと言う密度の凄さ。

 

そういえば、ケアンズと日本とを結ぶカンタスやジェットスターに備えられている現行の機内誌では、ボスの強力なプッシュもあって(というか飛び蹴りでしたね、あれは)私が見開き2ページでケアンズの野鳥特集を掲載させてもらっていますが、ああいった内容はケアンズ以外の航空機機内誌の紙面としては大変異色なものではないでしょうか。

 

 

でも、(ケアンズ=野鳥)はそれ位の存在なのですよ。

もちろん、鳥がいればそれに食べられる生き物も食べる生き物も当然豊富にいるわけでケアンズ周辺の動物相の豊かさはかなりのものです。

 

せっかくですから、ちょっと興味を持ってみませんか?

 

多くの人が散歩しているエスプラネードやボタニックガーデンはオーストラリア大陸有数の探鳥地(バードウォッチングスポット)とも言われ、そこへ立つ為に何十万円という旅費と100万円以上のカメラをもって世界中からやってくる人が沢山いる事を一度考えてみて下さい。

 

 

今、これを読んでいただいている皆さんが、どれほど素晴らしい自然のすぐ近くにいるかを。

 

 

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