心医術はレーサーがレーシングカーを自在に操るように、「自分」という意志の力、魂ないしクオリアによる、心身自在を目指しています。
前回、成功は幸せな状態のときに起こりやすいという、幸せの大切さを述べたので、今回は幸せを引き起こす方法を説明します。
人には「一瞬で幸せになる方法」があるということに気づいたのは、次のようなことが出来るようになったためです。
心医術p.295。
「夜に目を閉じて、あらゆる刺激を遮断しても、幸福であると思うだけで幸福を感じることが出来るからです。そして、このことは、一切の外界からの刺激を必要とせず、私自身という一つの独立した有機体の中で起こりうるものであることを示しています。」
つまり、幸せの状態を、意志の力で簡単に再現し、その気分でココロを満たすことができるのです。
理論上一つだけ条件があり、幸せを知っていることが必須ですが、幸せは人にとっての原体験であり、全ての人が、いかなるものかを知っていると考えられているので、誰でも出来ると思います。
では、早速その方法です。
それは、前述した「幸福であると思う」ことです。一度できるようになると簡単なのですが、できるようななるまではなかなか難しいようです。
そのため、ヨガのテクニックをかります。
「幸せになりたい」、「絶対に幸せになる」ということばは逆効果になることがあります。
今の時点で幸せでないことが、強く再確認され、かえってみじめになってくるからです。
ではどうすればよいのか。
「私は幸せになった」というマントラをつかいます。
これを、何度もココロに刻み込み、同時に、幸せの情動記憶(幸せの状態)を呼び起こすことです。最も幸せだった過去の経験を思い出すと、情動記憶を呼び起こしやすいです。
もう一点重要なのは、相対論にはまり、不幸があるからこそ幸せを感じることが出来るという、不幸がなくてはならないものだと思い込んでいると、なかなか不幸を止めることが出来ません。
間違ってはいませんが、不幸がなくても幸せを感じることが出来ます。
なぜなら、認識は、差から生まれます。
たとえば、現在と過去を認識できるのは、過去は現在と比べると記憶の鮮明さが劣るという差から生じるという、哲学上の仮説があります。つまり、過去を同じ強さで再現できれば、過去は認識上存在しなくなり、永遠の今が生じます。
これも個人的な考え方ですが、心医術p.301。
「最終的な目標は、毎日幸福でありながら、翌日はより幸福になり、最後に息を引き取るときには最も幸福になっていることです」
つまり、不幸を必要とせず、浅く弱い幸福を基準にして、より深く強い幸福を感じることが出来るのです。
幸せには、強さ深さがあります。
風の中のローソクのように一瞬で吹き消えてしまう、弱く浅い幸せもあれば、その場に泣き崩れてしまうような強く深い幸せもあります。
どのようなときに最も強い幸せが経験されるのかも、哲学の領域である程度わかっており、それは、いまのところおそらく被造物感情だといわれています。つまり、自分を創ってくれ、生かしてくれる愛に満ちた存在に対する感謝です。(個人的にはいまのところ、神秘体験が起こり、それを捨て去り乗り越えることが大切であると考えています)
意志の力で情動を動かすことには、最初は心理的抵抗があるのですが(このタブー感がどこから来るのかも探求してみたいと思っています)、たとえば、脳がお花畑
などと思われるかもしれませんが、脳が荒地
よりもずっと素敵です。
習慣になると特に良いも悪いもなくなってくるので、ご興味のある方はお試しください。
あと、一点大切なことなのですが、最初はストレスが無く、体調が良い状態のほうが、出来やすいと考えられます。
そのため、ケアンズは最適だと考えています。
最後に、幸せにより、慢心が起こると足をすくわれますのでご注意を。
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