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ケアンズ…スローライフ日記

心の声に素直に生きるということ

2008年03月18日

空いている時間を見つけて、ボディショップの創設者
アニータ・ロディックさんの "BODY & SOUL" という本を読んでいます。

1代で、世界各国に何千というフランチャライズを持つ
大企業を作った女性…

環境保護運動など、スキンケア製品を売るという商売の枠組みを
超えた活動が有名で、マスコミへの売り込みがうまい
(広告を打ったことがないそうです)と
皮肉交じりに言われることが多かったけれど

それは、マーケティングだとか販売促進戦略だとか、
ものごとに理屈をつけたい人たちの言葉。

彼女には、「こういう活動をしたら、商品のいいPRになる」

なんて打算は全くなかったんですよね

この本から学べるのは「心の声に素直に生きる」ことの大切さです。

自分が問題意識を持った社会の様々なできごと
(環境破壊だったり、文化の消滅だったり)に果敢に取り組む。

彼女にとっては、会社はマネーゲームのためのものではなくて
社会の変革のための一勢力だったんですね。

だから、クリームを売るだけの仕事とわかっていながらも
従業員にボディショップで働いているという誇りを
持ってもらいたかったそうです。

仕事は人生に意味を持たせる経験になりえるし、

そうなるべきであり、そういう状態にするには、

企業としての理想を育むことによってだと

私たちは信じていました」

魂を持った商人!

世界中に広がる自社のお店のショーウィンドウを
意識改革のためのメッセージボードのように使う
その潔さ!アイディア!

(オゾン層破壊の危険を訴えつつ、
スプレーに使われるフロンガスを減らそうと
商品展開にもつなげる、と言ったやり方など)

見るもの聞くもの、心にわいた問題意識、正義感が
すべて仕事に映されるその様にしびれます★

何よりカッコいいのは、「狙ってない」こと。

アニータさんは、私は神様がこの世に
メッセンジャーとして送った人だと思います。

だから、この世を少しでも良くするために
企業というステージを与えられたんじゃないかと。

世間の目とか、今までの風習とか権威に惑わされず
堂々と自分の思いを形にする生き方。

去年、彼女はまだ60代の若さで突然亡くなってしまったけど

なんて、濃い人生だろう…と心底憧れてしまいました。

ついでに、ものすごい資産家になったけれども
冨は精神を蝕むものだと考えていて、
どんどん会社として無償の活動も展開。
周りにGIVE GIVE GIVEだったそうです。

この本を書かれたのは彼女が48歳の時。

彼女も移民の子で、どこか違和感を感じつつも
ものおじすることなく生をまっとうされました。

ああ、あと8年足らずでこんな風に社会のためになる
仕事をする人間になれているだろうか、自分は…

でも、自分はこういうスタイルに憧れてるんだと
気づけた一冊に巡り合えてラッキーです。

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このコメント欄の RSS フィード 3件のコメント »

P(コメント) 2008/4/3 木曜日 4:28:13

  1. けいこさん初めまして。
    ネットで『臓器と話』と入力したら、ロビンさんのところへ行かれた記事が出てきました。
    私も体でずっと調子が悪くて気になっている箇所があり、ケアンズはちょっと遠いけど…でもチャンスがあったら行ってみたいなと思いました。
    またこちらの記事の亡くなられた経営者の方の本も読んでみようと思いました。
    訳されたものが出てるといいのですが。

Keiko Murphy(コメント) 2008/4/3 木曜日 8:05:16

  1. Pさん、コメントありがとうございます。

    細胞と対話できるっていうのは、正直驚きでした。
    でも細胞も何等かの形で訴えてくれていると思うので、
    調子が悪いな、と思ったらお医者さんに診てもらうのがいいのでは?

    私のつたないブログで、ケアンズに行ってみたいと思っていただけて
    心から嬉しく思います。

    機会があったらぜひ!

    アニータさんの本は、日本語版が出ていますよ。
    タイトルは英語版と同じ Body & Soulです。

    では、また…。

P(コメント) 2008/4/3 木曜日 15:46:58

  1. けいこさん教えて下さり有り難うございます。
    本買って読んでみますね。
    私の体の調子が悪い箇所はお医者様もあちこち行ってみたのですが、いっこうによくならず、霊的なものかな?と思い、そういった不思議治療系も何度か色々試していってみたのですが、完全によくならなかったものです。
    今は以前ほど症状がひどくなることは少なくなったこともあり半分あきらめてはいるものの、ロビンさんのような方がもし日本にいらしたら、多分すぐたずねていくだろうなと思いました。
    またほんとにオーストラリアまで行けるようなことがあればロビンさんのところも伺ってみようと思います。
    有り難うございました☆

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プロフィール

Keiko MurphyKeiko Murphy
リビング・イン・ケアンズ発行人。2児の母。 横浜国立大学教育学部卒。在学中インドへ行ってしまったがために(?)バブル期の就職活動に大きな疑問を持ってしまう。卒業後、就職もせずにワーキングホリデーで渡豪。当時の目的は、アボリジニの壁画を見ること。 後、帰国してDTPの仕事に就く。結婚を機に再びケアンズに帰ってきたのが1993年。日本語でケアンズ情報が読めたらいいのに…と、深く考えずに1995年3月にリビングインケアンズを立ち上げ、2011年よりフリー 牡羊座・O型
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