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感覚的な流れの先に

波のうねりのように PART 1

2008年09月30日

 

 

 

場所は国立の15APARTMENT。

時間は夜7時ちょうど。

今夜の晩餐の席は知人、友人、ARTに興味がある皆さんで溢れかえっていて、食器の音と人々の話し声で充満している。

おかげさまでフルハウスだ。

僕の座っているテーブルには、今日の共演者LYN、今夜テコンドーの演舞で友情出演してくれるハンさん、LYNの長年の友人だ。

そしてミーガン、今日はインドのビーズの付いた色鮮やかなワンピースを着ている。

7時半をまわって8時。

予想以上の人が賑わい、30分食事が延長された。

その間にLYNが踊り出し、テンションが上がり出す。

そしてスピーチへ。

沢山の人達がキャンバスの近くに集まり、僕の気持ちは5cm床から浮かんだ。

今夜のコンセプトはUNERI

人生は波あり谷あり。まるで海の波のように。

その思いを告げた後、ハンさんが祈りに入る。

辺りは静まりかえり、みんなの目線がハンさんに集中する。

ろうそくの炎を見ているかのようだ。

そして音楽が始まり、いよいよ動きだした。

周りはすでにハンさんの世界観に変わっていた。

uneri 1

重厚なアジア音楽にあわせ動きが組み合わされ、演舞を創りだす。

さすがテコンドー八段の隙のない動き!

uneri 2


無駄をそぎ落としたシャープなムーブメントが接がり、一つの芸術を創りだしていた。

Han san

ハンさんの渾身の動きに鼓舞された。

ありがとう、ハンさん。

そしていよいよ自分の立位置につく。

そう、いよいよだ。

目を閉じ深呼吸し、波の音を聞く。

shinnkokyu

そして波の音が大きくなるにつれて自分の体を振り子のように動かし、うねりをLYNと表現する。

ナチュラルに。

uneri 3
uneri 3


自分の境地に入る。

なりふり構わず。

uneri 4

音楽が変わりキャンバスに向き、ライトブルーでえがき出す。

最初のひと筆、この瞬間。

uneri 5

ビートの詰まった音にあわせてその色を置いていく。

uneri 6

LYNも同時に自分の色で描き出す。

体を音楽に委ね描いていると、音楽がよりからだに滲みこみ、自然な動きが創りだされるような心境になる。

そして色をのせていった。

uneri 7

PART 2に続く。

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プロフィール

seiji_yamauchi
1997年オーストラリアから旅を始め、約一年半、撮影旅行をしながらオーストラリア、東南アジアを旅する。その旅行中に南オーストラリアのアデレードのメインストリートで見た世界中のストリートパフォーマー達に刺激を受け、一緒に絵を描き始めた。 それが初めてのパフォーマンスアートとなった。 一度日本に帰国し、そこから中国の北京に渡り、ロンドンまでの約15,000kmを陸海路で3ヶ月間、8ヶ国を撮影旅行しながら横断を達成する。 その後、オーストラリアの永住権を取得。ケアンズで4年留まり、写真展、絵画展、オリジナルパフォーマンスアートを展開。 ダンスパフォーマンス、ミュージカルなどにも出演し、自己表現の研鑽に努める。 2006年2月から5ヶ月かけてインド陸路10,000kmを撮影旅行する。 その後、モルディブ、パリに滞在後、中国を横断した。 日本に帰国後、“芸術の融合”を企画、プロデュース。オペラ歌手、ピアニスト、日本舞踊とのコラボレーションを行った。 現在、東京都に在住。日本の美の再認識、“芸術の融合”を意欲的に展開していく決心をする。
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