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2004年9-10月号・その42 髪の毛との闘い

 な〜んて可愛いカーリーヘア!She is ゴージャス!と何度言われたことだろう。
 私の娘の髪はシャーリーテンプルのようにクリクリなのだ。
 スーパーなどでも知らない人からよく声をかけられるのだから、オージーから見ても珍しい髪なのかもしれない。

「何万円もかけてこんなカールを出そうとしてる人がいるのにラッキーね」と続くことが多い。私は内心この子が大きくなったらストレートパーマかけるんだろうな、と思っている。人は悲しいかな自分にないものに憧れるもの。

 確かにこれだけカーリーだと一見キュートなのかもしれないけど、親的には苦労も多い。
 私も普通の日本人だから、自分のお腹からこんなくるくる頭の子が産まれたのはビックリで、(ちなみにダンナもカーリーヘアです)3才になるまでもったいなくて切れなかった。

 しかしもつれがスゴイ。とうもろこしの髭のようにフワフワですぐに絡まってしまうのだ。
 シャンプーの後、ほつれを取る。ダマをほぐすのは、正に絡まった毛糸玉をほぐしていくのと同じ作業。でも寝ている間にまたもつれるので、朝は櫛通りがよくなるスプレーをしてブラッシング。娘もジッとしているのがイヤで逃げる。

 こんなことをずっと繰り返し、いったいこの髪の毛に何時間かけてるんだ?と思うともう辛くなってきて。

 ある時、どうやってもほぐせないダマができてしまったのをきっかけに切ることを決心した。
 美容師さんに見せると、“切り取って”しまうしかないと言う。ショートも薦められたけれど、結んであげたいのでギリギリの長さにしてもらうことに。

▲従兄弟の祥奈ちゃんの1才のお誕生会にて。

 自分の髪はいつも「手入れが簡単なスタイルでお願いします」の一言オーダーの私が一生懸命希望を伝えたからか、「実は親バカだったんですね」と言われる始末。ジャキジャキと素早く切ってもらい、娘はジッとしながらもポロポロ涙を流していた。

 切った後は、超楽々!ダマをほぐさないと…というストレスからやっと解放された!本人も嬉しそう。
 …が、次の試練が私を待っていたのである。なんと、毛ジラミを保育園でもらってきたのだ!
 シラミなんて戦後のことかと思っていたら、ケアンズでは一般的なことらしい。薬局に行くと、専用のシャンプー類がズラリと並んでいる。
 泣きたい気分で闘いの開始。リネン類や帽子を全て洗ったり、専用のシャンプー、櫛でトリートメント。結局、毎日コーミングしたり薬をつけたり。

 でも自分たちがいくら頑張っても、周りに1人でも不潔な子がいると広がってしまうので、かなり空しく怒りが込み上げる!
 いろんなことを試したが、なかなか効果は出ず、最後にはダンナが防御スプレーを手作り。水とラベンダーオイルとティーツリーオイルを混ぜただけの簡単なものだけれど、見事利いた。

 まったく娘の髪には労力を取られている。
 今?今は毎朝髪型とピンの色のことでもめてます。

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