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趣味のお料理を通して、地元の人と交流し、オーストラリア家庭料理の深さに驚いた“のりさん”こと豊永典子さん。家庭の味とともにオーストラリア人のライフスタイルを紹介してもらいます。


その5 マンゴ・スムージー

 もし皆さんにオージーの友達ができて、パーティに呼ばれ、「お皿を持ってきてくれる?」と頼まれたらどうしますか?
 素直な(?)私は「パーティだからお皿の数が足りないのかな」と思って、少し大きめの手持ちのお皿を何枚も持っていくことでしょう。
「それじゃ、ダメ」と教えてくれたのはお隣のヨセ。オランダ出身の友達です。
「オーストラリアでお皿を頼まれたら、そのお皿に料理をのせて持ってきて、ということ」だそうです。オーストラリアにもホンネと建て前があるのかと驚いてしまいました。

▲ヨセの得意料理ローストポーク

▲肉を切るのは男の仕事

 ご主人のデニスは、生粋のオーストラリア人ですが、彼がワーキングホリデーでドイツに滞在していた時、ライン下りの船で働いていたヨセに一目惚れ。とうとうオーストラリアまで連れてきてしまいました。デニスは私の主人と同い年で子供達も近い年齢なので、今ではすっかり仲良しになりました。

 デニスが「あのね、Noriko! あのことだけど、ムニャムニャ」と何だか訳の分からないことを言うので、私が「What?」と言うと、夫婦でニヤニヤしています。
「ちょっとまって。ジェニーカで試してみよう」と、4年生の下の子を呼び、私と同じ質問。ジェニーカも「What?」。また夫婦で爆笑。何で?
「さて、お姉ちゃんはできるかな?」とデニス。7年生のアマンダを呼びました。今度はアマンダがニヤニヤしながら、「Pardon?」と答えました。

 彼ら夫婦はしつけに厳格で、よくこういうゲームをしているようです。当然、聞き取れなかったときには「Pardon?」が正解です。日本でも学校で習いますよね。つい「What?」と言ってしまう方もいるかもしれませんが、これは年上の人に対しては失礼な言い方だそうです。私とジェニーカは失格。アマンダはさすがお姉さん、両親の意図をちゃんと理解していました。
 子供達の教育には厳しいデニスですが、「子供達にはないしょだけど」と若い頃の武勇伝を話してくれました。

▲スムージーの出来上がり

▲子供たちにも大好評

 両親の仕事の関係でパプアニューギニアとブリスベンを何度も往復していた時、高校生のデニスはSalty Plumを密かに持って帰り、友達に売ってお小遣いを稼いでいたとか。
「でも先生に見つかると、竹やムチでおしりを叩かれたんだ」
 だからって、密輸をして良い、というわけではないと思うのですが…。今ではケアンズ有数のビジネスマンとして成功している彼ですが、このころからビジネスの才能があったのですね。

 デニスとヨセの夫婦は、英語の言い回しやオーストラリアでの生活のことなど、私の知らないことを色々教えてくれます。ヨセがオランダから来たとき苦労をしたので、外国人の私の問題や足りないところがが良くわかるそうです。最初はヨーロッパと異なるオージーの生活に随分戸惑ったようですが、今ではそのヨセも、オーストラリアの広大な大地とおおらかなオージー気質が大好きになりました。

 さて今回は、デニスに習ったマンゴ・スムージーをご紹介します。今のこの時期最高に美味しいマンゴを使ったスムージーは、暑いクイーンズランドにはなくてはならないデザート。子供達には大好評です。

■マンゴ。スムージー Mango Smoothie 材料{4人分)
マンゴ…2〜3個
バニラ・アイスクリーム…400〜500 ml
ミルク…600 ml
氷…12個

■作り方

すべての材料をミキサーにかけて出来上がり。超〜簡単です!
●マンゴの代わりにバナナを使ってもOKです。



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