"ケアンズ通信" のページのインデックスです。

ローカルニュース
GBR通信
バラマン爺
珍プレー好プレー!?
おしゃべりクッキング
ママのため息
豪州人、日本人〜
ケアンズ日記
スタッフ日記
編集部への直メールはこちら

趣味のお料理を通して、地元の人と交流し、オーストラリア家庭料理の深さに驚いた“のりさん”こと豊永典子さん。家庭の味とともにオーストラリア人のライフスタイルを紹介してもらいます。


その12 イースター お料理:マシュマロバニー

 欧米の季節行事、たとえばクリスマスやバレンタインデーは、日本の季節文化に彩りを添えるなくてはならないものとなりました。
 バレンタインデーなど、その起源である欧米の人たちより、日本人のカップル(男性?)のほうが、よほど心待ちにしているのではないでしょうか。

▲スーパーに並べられたイースターエッグやうさぎ

▲ローカルマーケットでもイースターの作品が並ぶ

 イースター(復活祭)も、クリスマスと同様キリスト教にとっては、とても大事な教会行事のひとつです。
 復活祭というようにキリストの復活をお祝いする日で「春分後の満月から数えて最初の日曜日」がそれにあたります。クリスマスの12月25日やバレンタインデーの2月14日と違って、毎年日付けが変わるので、日本人にはいまひとつ馴染みがないのかもしれません。
 ちなみに今年は4月11日がEaster Sundayとなります。

 イースターのシンボルは、「卵」と「ウサギ」。
 たまたまこの時期に日本から旅行に来たり、こちらで生活を始めてイースターを迎えると、デパートやスーパーの店先に所狭しと並んだ卵やウサギをモチーフにした品々に驚くことでしょう。
 もともと"復活"をお祝いする日なので、「卵」はなんとなく意味がわかりますが、どうして「ウサギ」が使われているのでしょう?
 実は、ウサギが多産なことから、子孫繁栄の意味でお祝いのシンボルとなったようです。おせち料理の「数の子」と同じような発想ですね。

 日本ではあまり知られていないイースターですが、オーストラリアは当然キリスト教文化圏なので、盛大にお祝いをします。
 学校や職場では"Happy Easter!"と挨拶して、卵形をしたチョコレート製のイースターエッグ(もともとはゆで卵。殻にカラフルな絵を描いたもの)を交換します。

 子供たちには、エッグハント(Egg Hunt) も楽しみな行事のひとつです。これは庭に隠してあるイースターエッグを探し出す、という遊びで、隠してあるのは卵だけではなく小さなおもちゃやお菓子など。
 イースターにはウサギ(イースターバニー)がイースターエッグを運んでくる(まるでサンタクロース?)、という言い伝えから行われるようになったとのこと。
 ウサギが来たことを信じさせるため、庭ににんじんを置いたり、小麦粉を使って窓辺に足跡を描いたりしたこともある、と友人のひとりが教えてくれました。

 もちろんエッグは予め親が隠しておくのですが、それなりに苦労もあるとか。
 私の友人は、イースターの朝、庭に出た子供たちの叫び声にショックを受けました。せっかく子供たちが起きる前にと早起きして隠してあったチョコレートを愛犬が探し当て食べ散らかしてしまったので、あちこちにその残骸(殻?)が散乱していたと。
 今では笑い話ですが、その当時はひどくがっかりしたそうです。

▲手作りのホットクロスバン

▲エドナおばさんのお手製マシュマロバニー

▲色鮮やかなBig Daddyの完成!

 ある意味では、クリスマス以上に大事な教会行事のイースターですが、今では宗教上の意味もだいぶ失せてきました。
 Easter Sundayをはさんで、その前々日の金曜日(イエスが十字架で亡くなったとされる日 - Good Friday)と、復活した日とされるそれから3日後の月曜日(Easter Monday)は祝日となるので、土曜日とあわせて4連休となり、皆がこのホリデーを心待ちにしてキャンプや旅行の計画を立てています。
 ちょうど日本のゴールデンウィークのようで、飛行機やホテルの予約も大変です。
 欧米では、長い冬を越し春の訪れを感じさせる季節の行事ですが、南半球のオーストラリアでは秋ということになるので、各地で収穫祭が行われます。

 イースターエッグの他にも、Hot cross bun (レーズンやスパイスを焼き込んで白い十字架のマークがほどこされたパン)もお店でよく見かけます。
 マザーグースの歌にも登場しますが、キリストが十字架に架けられたことを思い出すため、復活祭前にいただく習慣があるそうです。
 この白い十字架が魔除けとなるので、これを食べると1年間病気から守ってくれる、とか。

 スーパーでも手に入りますが、イースターにはこのパンを手作りしていただく、という方も多いようです。
 我が家にも、家庭教師のエイミーがおばあちゃんお手製のこのバンをイースターエッグと一緒に持ってきてくれました。その味はやはり格別で、あっという間になくなってしまいました。これで、この一年は無病息災かな?


 さて、今回は、ご近所のエドナおばさんから教えてもらったマシュマロバニーの作り方を紹介します。
 最初にお店で見たときは、そのカラフルさに驚きました。しかもマシュマロで出来ているとは。マシュマロは日本ではお店で買うものですが、これは手作りです。
 うさぎの型(mould)は、この時期であればキッチン用具のお店で大中小の可愛いものが簡単に手に入ります。
 ぜひお好みの色であなただけのマシュマロバニーを作ってみてください。

マシュマロバニーの 材料
・砂糖…2カップ
・沸騰したお湯…1カップ
・ゼラチン…大さじ2
・バニラエッセンス…少々
・食紅…(赤、緑、好みの色)
・ココナッツ

■作り方

1.

ボールに、砂糖、お湯、ゼラチンを入れる。ゼラチンが溶けるまで混ぜる

2.

泡だて器で10分くらい、角が立つまでしっかり混ぜる。途中にバニラエッセンスを加える

3.

食紅で好みの色をつける

4.

オイルを塗っておいた、容器にマシュマロの生地を入れる

5.

冷蔵庫で冷やす.生地がしっかり固まったら、ナイフを使って取り出す

6.

綿棒に赤の食紅で目や口を描き、全体にココナッツをまぶす
ココナッツに緑の色をつけて、ウサギの下の部分にまぶして、草をイメージしても楽しい



 Copyright (C) 2002 LIVING IN CAIRNS All rights reserved.