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オーストラリア政府は、日本と同様アメリカ追従が顕著だが、国民は?というと実はそうでもない。多くの人はアメリカの影響が多大になることを懸念している。これは日本と違う所だ。
子供達が「trick or treat !」とはやしながら家々を回るハロウィーンは、最近よく見られるようになったが、オージー達の反応は余り好意的ではない。人によっては、折角子供達が訪ねてきても、「Go away. That's an American tradition.(あっちへ、行って。それは、アメリカの風習よ)」と言って追い返すこともあるくらいだ。
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▲ハロウィーンはアメリカ文化
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言葉の問題でも、子供がアメリカン・アクセントの発音をすると、こだわるオージーはすぐに直す。逆に子供が「お父さんの"castle"の発音はおかしいよ」と指摘する場合もある。「z」の発音もしかり。アメリカ英語だと”ヅィー”と発音するかオージー(イギリス)英語だと”ゼット”と発音する。
若い世代は「アメリカン・アクセントの方が格好いい」と感じる子が多く、親は渋い顔。昔ながらのオーストラリア版子供番組「Play school」を見せるか、アメリカ産の「セサミストリート」を見せるかでも、若い世代と年輩の世代では意見が分かれる。
また、同じ若い世代でも意見が異なることもあるようだ。我が家の家庭教師は大学2年生だが、中学生の妹とよくもめるという。
「妹はアメリカ英語を使いたがるので、このままでは、オーストラリア英語がどんどん消えていってしまう」と英語学を専攻している彼女は真顔で心配していた。
日本でもカタカナ言葉が増え、その使い方に関して新聞紙面を賑わすこともあるが、言語が同じだとその影響は想像以上に大きいのだろう。
つい最近も、オージー特有のあいさつ「G'day Mate !(グッダイ・マイト)」が若者の間で使われなくなってきた、という記事が新聞に載っていた。オージーらしい表現がなくなるのは、日本人の私でも寂しいなあ。
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