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2002年5月編 特別寄稿「南海のさすらい釣り師 バスボン萩原」

 今回は、南海のさすらい釣り師「バスボン萩原」さんからの特別紀行です。
この方、ケアンズにいらっしゃるということで、メールにて、いくつかご質問を受けたのですが、その後、釣行紀を送ってくれました。
 結果はともあれ、かなり楽しそうな釣行紀でしたので掲載させて頂きました。写真のコメントは私が添えました。


5月9日 夜10時10分 ケアンズ港桟橋

使用ルアー:ラパラCD7(HW改)CTギーコ、ビクセンF90(ショウギンアユ)  ベビーバイブレーション50(アユカラー)
その時の状況:初めて、ケアンズで釣りをしました。


▲これはピア(ラディソンホテルのある建物)の裏手にある桟橋です。海に向かって右側に最も大きな桟橋がありますが、その突端部分です。通称マーリンジェティー。

 9時頃から桟橋のポイントと思われるところ(橋脚周り、照明の下、桟橋と船の間)を探って行くが、魚信はない。
 オージーはサビキ釣りでサッパの様な小魚を釣っているが、タックルがゴツイ。ボートロッド?かなにかでMH位の調子、ラインも8号位?とワイルドだ。糸巻からラインを出し、手釣りをしている人もいる。ルアー釣りは私一人だ。

 桟橋を一周りし目を付けたポイントを責めてみる、船と船の間でライトが強く当たりいい感じだ、一投目、明暗の境目をクロスする様に引く、流れが強い。

 3〜4投目ルアーが船の下を掠める様にリトリーブすると「ガツン」とショックが来た、凄い引きパワフルだ、暴れまわりジャンプでフックが外れ逃げられた。
 呆然自失?、バラか?、バラより細長い様だが判らない。タ−ポン?。目撃者は自分一人。

▲ここで、当たりが頻繁にあったらしい。私が判断するに魚種はたぶんタチウオに似たウルフヘアリングという魚かと思います。

 もう一度同じラインをリトリーブすると、ガツンと来た。どうやら群れているらしい。激しい引きだが合わせを強めにしやりとりするがまたもやジャンプでバラシてしまう。同じ魚種だ!。フックが伸ばされている。悔しい。そんなにデカクない(40位)のに、何故だ!、そんなに強いのか……!?
 さすがに狭いポイントで2尾もバラシたので反応が少し悪くなってきた。
 ルアーをベビーバイブに変え再度引くと、ガツンとヒット。暴れる暴れる。今度は良いかなと思った時、激しいジャンプでラインが切れた。
 オーマイ、ゴッド!神は我を見放したか。その後は当たらずノーフィッシュに終わった。

 如何でしょうか、私の夢物語は。知っているのは自分だけ!。一生良い夢であって欲しい。ケアンズ万歳!。


5月10日 朝9時40分  ケアンズ港、石積浅場

仕様ルアー:ケイテン、ブルーオーシャンS90

 昨夜の夢(ショック)からまだ覚めず、今日はシャローを探ろうと、石積堤防へ来たがそこは既にオージーが一人陣取っていて入れない。
 そばに行って話し掛けると、気さくに話してくれる。若い、20代前半か?。前歯が無い。
 彼の言う事には、この堤防の前はいい釣り場だ。大物が来るらしい。エサを見せてもらうとバグと言っていたが、エビ(冷凍)だった。デカイ針にワイルドに刺し、仕掛けをグルグル回して投げ込む。
「ウーン!オージースピリット!」
 糸巻きごと投げ込んでも気にしない。泳いで取ってくれば良いのだ!。
「何とノー天気。良いね−!。」
 この場所は諦め、浅場に向かう。結構魚が跳ねている。何か期待が高まる。先端で投げてみる。
「浅い、50cmくらいか?。」 
 左右に探って4〜5投目。またしても記憶に残る感触が伝わってきた。「来た、来た、ヒットした!。」が、またしてもジャンプで逃げられた。
「辛い辛い〜!」 

 その後もキャストするが、反応は無くなった。夢の途中か!。かなり広く探ったが、浅くて釣りにならない。

石積堤防に行くと先客のオージーは帰ったらしく、誰も居ない。先端から左右に投げて探る。潮が上がってくると、GTの群れ(小型)などが泳いで行くのが見える。「これは期待できる」と思いキャストする。

左手に投げて数投目に当たったが、巻き上げるとフックに鱗が着いていた。

「惜しい!」
 が、期待出来ると思いまた投げ続けると、ガツンと当たった。やりとりを慎重にし、浮いてきた魚を見ると、「エソ」。「え、そーう。」、でした。

 なんか気が抜けたが、唯一キャッチできた魚なので大切に扱い写真を撮り、リリースした。その後は当たりが無く、又別のオージーが釣りに来たので、場所を空ける事にした。3人来て白人がルアー釣り、後の2人がベイト(イカ、エビ)だった。ルアーの白人に話しかけたが、無口で愛想が無い。
 ルアーを見せてもらうと、大きなルアーが多かった。名前が判るのはロングA(ボーマー)位だった。この場所には、たまに来るらしい。
 彼のキャスト、リトリーブを観察したが、あまり経験が有るとは思えないが、それでもオーストラリアの魚は釣れると言うことだ。
 人間も素朴だが、魚も素朴だぞ〜!。

「オーストラリア万歳!、ケアンズ万歳!」


See you next month !

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