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2002年6月編
健吾のフィッシングレポート第2弾
「ヒンチンブルック島バラマンディー編」
今回もアシスタントの健吾の釣行記です。
私の独白(青字の部分)
を勝手に入れさせてもらいました。
今回の健吾ケアンズ釣行記は、ケアンズから車で南に2時間半ほどの、ヒンチンブルック島でのフィッシングサファリです。ヒンチンブルック島は、ケアンズからも少々離れているため、いまだに豊かな自然の残るエリア。ジュゴンや川イルカにも遭遇するこのエリアに今回挑戦したのは、バラマン爺こと永原さんと、僕・健吾。
ケアンズに来てまもなく1年。釣ったバラは、わずかに2匹(それもマメ!)。そんな釣果に恵まれない男が、バラを釣りに行こうと誘われて、断るわけが無い!。
ケアンズを出発したのは朝5時。まだ暗い中を南へ約2時間半。バナナの栽培で有名なタリーを過ぎたらもうすぐ。オーストラリアではバナナを釣りに持ってくるのはタブーとされているだけに、ちょっと嫌〜な感じ。
朝8時。フィッシングガイドと港で会う。今回のガイドは、デイブ。ヒンチンブルック島のガイドとしてはかなりの有名な男で、ケアンズエリアの多くのガイドたちも、彼を推薦しているという。喋ったところ、けっこう真面目そうな男で期待が高まる。ボートはバウにエレクトリックモーターをつけたタイプで、延長コードを利用し、最後尾でデイブがコントロールする。工夫がきいていて、とても快適な釣りが出来そうだそうだ。
「そうか。これが、バス雑誌によくでているフットコントロールのエレキモーターか。こんなマシンを操れるフィッシングガイドがケアンズに居たなんて驚きだ。後でやらせてもらお」
ポイントに着くと、すぐにキャスティング開始。
永原さんから前もって、今日の宣戦布告が告げられているだけに、「負けられない!。」と、心を美しい景色からキャスティングに集中させる。今日は釣ったバラの全長の合計を競う。
「おまえになんか負けるわけないだろ。年季が違う」
潮は引いていてかなり浅め。そして底が見えるほどのクリアウォーター。濁りを好むバラには、どう影響するのか、少々の不安が頭をよぎる。
「うわッ、水、きれい過ぎ。おまけに水温低そう。今日は目標5匹などど豪語してしまって1匹も釣れなかったらどうしよう。ま、いいか。適当に笑ってごまかそ」
永原さんはミノーをチョイスしたようだ。さすがにうまい。かなり遠くの岸際の倒木も丁寧に流している。頻繁にベイトフィッシュがザワー!とボイルするので、私はDOG−Xにチェンジ。すぐにゴボッ!とバイトがあるが乗らず…。どうやら小さいようだ。
「いいなァ、ドッグエックス。あれってどういうわけかよく釣れるんだよね。今回、強気の勝負をして、頂いちゃおうかナ」
岬周りで、永原さんにブリーム(黒鯛)が釣れ、僕のスピナーベイトにはバラクーダが釣れる。あまり潮の動きが芳しくないようだ。
「とりあえずファーストフィッシュ、ゲットだかんねー」
移動を繰り返し島側の岩場で、キャスティング。一見見たところ、まったく変化の無いストレッチに見えるのだが、ある一定の場所だけにボートをステイさせている。デイブは何か知っているらしい。なかなか面白いガイドだ。エンジンで小移動しまたステイ。
けっこう風があるのだがボートの位置をキープしている。フットコントロールタイプのエレクトリックモーターを完璧に使いこなすガイドは珍しい。まもなく私の投げていたマイティーペッパー90Fにフラットヘッド(コチ)がバイト!。
「やっべー、ファーストバラを持っていかれたかと思った」
デイブに「食べるか?。」と聞かれ、持ってかえって刺身にしたいところだが、対象が違うと思い、 渋々逃がす事に…。「コチの刺身ってうまいんだけどな〜!。」
小移動して今度は、ヒンチンブルック島とオーストラリア本土のちょうど中間ほどにあるサンドバーで気分転換にGT、クィーンフィッシュを狙う。ときおりボイルもあるのだが、バイトはない。すぐに移動する。雰囲気はいいのに残念…!。
昼食のため休憩を取り、出発すると潮が動き始めたようだ。自分としては、はもう少し水深が欲しかっただけに、この満ち潮は最高に嬉しい!。わくわくする。
午前中に、潮が満ちてきたらよさそうだな、と思っていたエリアのうちの一つに移動。種類の違うマングローブがシャローフラットに点在する岬で、潮の動きが強くあたっている。さらに集中してキャスティングを続けるが、ここで永原さんのルアーに連続バイト!。明らかにバラ!。さすがバラマン爺〜。負けらんね〜!、と強引にルアーを引くが根がかり連発…。「ソ〜リ〜…。」。いいポイントを潰してしまったようで、その後バイトなし…。無念!。
「クソーッ、ファーストバラを逃がしちゃったョ。ファーストバラを持っていかれたら面目まるつぶれだ。どうしよう」
ここで大移動と思いきや、その岬の反対側に回り込んでいくらしい。回り込むと、幅 10mほどのクリークが!。同じく潮もよく動いている!!。どうやらデイブの自信があるポイントらしい。潮流でマングローブの根本が深く掘れているという。ここで、永原さんのミノーにバラが!「よし!。」。しっかり寄せてくると、美しい魚体が!。「ひさしぶり〜!。」と永原さん記念撮影。「やべ〜、先制されたよ!バラ君、ちゃんとえら洗いしてルアーはずさないと駄目じゃん!。」。
「ほら、どうだ。これでキャリアの違いを思い知らせてやったかんね。一歩リードだぞ」
もう少し流し、クリークを上がっていく。僕も丁寧かつ大胆に、マイティーペッパーをマングローブの奥にピッチしていく。そして僕もキャッチ!。サイズは変わらない。50cmぐらいだろうか。その後交互に1匹ずつ追加し2対2。ここで移動。
「ウーッ、一進一退だ。健吾のやつ、相変わらずいいテクしてるな。海にでも落ちないかな」
次のポイントもマングローブの根本に十分な水深がありそうだ。ここでも丁寧に、根と根の間にミノーをピッチしていく。僕はここではマリアのエンジェルキスをチョイス。着水後、5回ほど小さなトゥイッチを入れてすばやくピックアップ。後から追いかけてくる場合も多いのだが、それよりもたくさんのスポットにルアーを落とす事を重要視した。そして今までよりも一回り大きなバラをキャッチ!。着水後の1回目のトゥイッチで「ガブン!。」とでた。トルクフルなファイトを楽しんだ。
「なッ、なんでだ!。さっき俺がキャスティングした所じゃん。おまけに結構いいサイズ。やッ、やば。オレもエンジェルキスに変えちゃおうかな」
その後もバイトはあるが、根に巻かれたり、ミスバイトだったりして、キャッチできず。悔しい!キャストを繰り返すも、バイトが遠のいてきたので4時ごろ帰港。でもどうやら、どこか他の場所に連れて行ってくれるらしい。デイブは急いでボートをトレーラーに乗せ、数十分北上。
「どッ、どうしよう。3対2で負けてる。おまけに一番でかいサイズも持っていかれた。なッ、なんとかしないと。まじ、ヤバ」
着いたのは、周りをサトウキビ畑に囲まれたサッカー場程度の広さのビラボン。ビラボン(Billabong)とは、雨季に水かさの増えた川が、乾季になり、溜池のように残った場所の事。つまり巨大な水溜りだが、雰囲気は最高!。リリーパッドが湖面を適度に覆い、水草も豊富に生えているようだ。ここでは、リリーパッドの上をフロッグ、その隙間をポッパー、ミノーで攻める。すぐにミノーでいいサイズのスーティーグランタをキャッチ!。
「こッ、今度はファーストフィッシュを持っていかれた!。もー、ここで「納竿!」って叫んじゃおうかな」
スーティグランタはトップによく反応するらしく、永原さんもポッパーで連続キャッチを続ける。
「ふーッ、これで少しは経験者としての貫禄を見せつけたかんね。どう、健吾?」
相当数のスーティーグランタがいるようだ。僕もバドワイザーでキャッチ!。デイブはかなりびっくりしたようだ。「日本人アングラーの自慢はリアルなルアーだけじゃないぞ〜!。」
「あッ、あのバドワイザールアー、五反田のフィッシュマンで売ってた。今度買ってこョ」
結局、何匹釣ったか忘れるほど釣れて、だいぶ暗くなった6時に納竿。今回の釣行でケアンズ近郊にもまだまだ釣れる場所があることを知り、新たな好奇心が沸きました。
ヒンチンブルック島フィシングサファリは本当にお勧め!、1年中釣れるようですよ!。1泊2日以上の日程が現地で取れる方はぜひチャレンジしてみてください!。
「今日は、かなり辛かったな。おれの実力、こんなものじゃないんだけどな。勝負のこと切り出されたらどうしよう。帰りは寝たふりして、健吾にケアンズまで運転させよ」
See you next month !
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