井上梨紗(いのうえりさ)東京都出身。'70年後半にスタートしたモデルの仕事を皮切りに、ラジオ、テレビ、イベントなどのナレーションやレポーターとして、メディア業界で活躍。'80年中頃からはライター&カメラマンとして、OZマガジンやSPA!、その他旅行関係やダイビング関連誌などに執筆。著書に「リサの海外旅行術/フットワーク出版」「ジェットスキーハウツー本」「F-1グランプリSUZUKA公式認定本/共書・扶桑社」がある。

最近人気のロングステイ(長期滞在)。ここ、ケアンズにも様々な目的で長期滞在している日本人の方がたくさんいらっしゃいます。
梨紗(りさ)さんと大也(だいや)くんは、2003年4月より親子でケアンズ生活をスタートさせました。スポーツなら何でも来い!の、何ともバイタリティ溢れるリサさんと、まさに現代っ子(!?)なダイヤくん。そんな2人の「ぴかぴかケアンズ生活」をお楽しみください。


第129回 「ヒンチンブルック島探訪 その3」

▲「一応、道って作られてるんだけど、どっちが正解だ?みたいな不安な分かれ道もあったぞ。でっかい岩も転がってきそうで怖い…」大也

ピカピカ生活

▲「小さな砂の玉をゴロゴロたくさん丸めて作るカニがビーチにいっぱい…。そのすなのたま、いったいいくつだぁ?カニを踏まずに歩くのって大変なんだよ」大也

 
 早寝でたっぷり寝たのか、夜中におこされて寝不足なのか…、よく分からない(第128回参照)翌日”島の中をのんびり歩けるコースがあるよ”と勧められ、行ってみた。

 Beach Cabinの裏手の山道をスタートし、熱帯雨林の生い茂る小高い山を上り下り。景観は遠足で行く高尾山や御岳山(東京近郊の人にしか分からないよね…)とは全く違う。ケアンズ市内のRed & Blue Arrowのウォーキングトラックをワイルドにしたって感じ(分かるかなぁ…)。

 大きな岩がごろごろむき出しで散らばり、木々が乱雑に生い茂っている。そんな緑の中で驚かされたのがCauliferyと呼ばれる『幹生花』の姿。私がケアンズに住んで初めてその存在を知った『幹生花』とは、幹に直接花が咲き、実がなる木のこと。熱帯地域では比較的良く見られるらしいが、見慣れていない私にはなんとも不思議と言うか、ぞくっ…としてしまう姿なのだ。このとき見たのは、白い花の塊を太い幹に背の高いてっぺんの方まで、ぎっし〜〜りつけたFig tree(イチジク)だった。花は綺麗だけれど、なんか私は背中がムズムズしてしまう。日本の実家の裏庭に生えていたイチジクとはかなり格好も違うし…、奇妙なのだ。





ピカピカ生活

▲こんな感じにFig Treeの白い花が幹にびっしりくっついて咲いています。見上げるとてっぺんまで…。実がつくところを見たいなぁ〜

  山道を、汗をかきながら進んで出た先は、誰一人人間の姿のない広?いビーチ。そこに群がるのは小さなカニカニカニ!わんさかわんさか、ひたすら忙しそうに動き回っていた。

 ウォーキングトラックはこのビーチを横切って進むようになっていた。カニたちを踏まずに歩こうとしたら足がなかなか前に出ない。

 仕方なく、彼らがすばしっこく逃げることを信じて進んだ。このビーチ、終点は見えるもののなかなか着かず、気持ちよい風に吹かれつつも、蟻地獄に陥った気分で進んだ。

 ビーチ終点に見つけた順路らしき看板にほっとし、再び山に入り、島の反対側に出る道を進む。トカゲやゴアナがゴソゴソ道に飛び出してくるが、そのたびに驚いていては疲れるし(?)、だいぶ慣れた。
反対側のビーチに無事出たものの目立つ看板はなく“ウォーキングトラック終点にボートで迎えに行くからそこで待っていて”とは言われていたものの、“ココが終点?!”と尋ねる人影もない。ボートの姿も見えない海を眺め、まぁなんとかなるでしょう…、と予定時間を過ぎる時計を横目で見つつ数十分。
遅れてごめん〜!もなく迎えに来てくれたボートを発見したときはかなり嬉しかったです、ハイ。
そんな驚きの多いヒンチンブルック島、ホント面白かったです☆





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