第50回 放課後の過ごし方

▲テニスコートの向うは、海。なんとも気持ちの良いテニスコートです。朝8時から10時までたっぷり2時間教えてもらい、1回$4。習い事にかかる費用は日本と比べたらかなり安いです。

▲「これはサッカーではないぞ、テニスだぁ〜。でもなんかオレの格好はサッカーぽいかな?練習って言ってもゲーム形式が多いからすっごく楽しいよ」大也

 大也は日本で言えば小学校4年生で今は夏休み真っ最中だ。2年生まで通っていた公立小学校の友だちと電話でよく話をするが、友達の話によるとすでに4年生で受験体制がスタートしているらしい。
 確かに通っていたエリアは私立や国立中学への受験率が高いエリアで、4年生で2~3箇所の塾に通っている子は珍しい話ではない。よってこの夏休みも塾通いの子が多いそうだ。

「宿題をたくさん出す学校の先生は父母から嫌われるのよ」と言う話も聞いた。受験用の勉強がいっぱいあるので学校の宿題に時間を取られるのは困ると言うのだ。日本は凄い状況だなぁ?とつくづく思う。

 さて、ここはと言えば日本のような受験体制がないためか、公文以外の塾は見かけず(しかし公文は世界各国にあるよね?)、受験対策!と言うような空気は全くない。放課後に何をするの?と言えばもっぱらスポーツ関係が中心となる。
 ラグビー、サッカー、バスケ、テニス、卓球、空手や柔道、バレエやダンス、水泳、体操etc...様々なクラブがある。よって大也ものびのびスポーツを楽しんでいるわけだ。

 水曜はサッカーの練習、金曜がボーリングの練習、土曜は朝2時間テニスの練習で、その後サッカーの試合。これに親子で続けているジョギングが加わる。サッカーのシーズンが9月で終わればインドアのフットサルをする予定でいる。かなり忙しいのだ。

 で、毎日の宿題はと言えば意外にもここの方が多い。MathとEnglish、Readingは毎日ある。その他に大也の場合はESL(English Second Language)の宿題もどっさりある。かなり時間を上手く使わないとこなしきれない。

 でもこの宿題をきっちりやってくる子が少ないようで、学校側も『終了後に親のサインを貰う事』というルールが今年からできた。3回サインがないと親が呼び出しとなる。しかし『呼び出されても来ない親が多いのよ』と先生は嘆いておられるが…。

▲「ボーリングもおもしろい〜〜〜。でもさぁ、オレは子供用に溝のトコにガードをつけるのは嫌いなんだよね。あれじゃぁ、ちゃんとした点数にならないじゃないかぁ」なんて、偉そうな事を言う大也です。

 受験がない分、勉強に対しての競争心が少なく暢気な雰囲気だけれど、Year3, 5 and 7の子供たちに対して、Queensland州全体で行われるテストが毎年この時期にある。内容はLiteracy (読み書きの能力)とNumeracy(基本的な計算能力)だ。この結果を踏まえて来年度の進級を判断するそうだ。
 学校別の成績順位も出るそうで先生は『ドキドキなのよ』と言っておられたが、子供たちは『テストはあるけど気にしてないよ。落ちる子もいるけど平気だよ』とやはり暢気なモンだ。初めて受ける大也も『おもしろそう~』とやはり暢気に構えている。
 こんな状況だから日本の小学校に戻りたいとは決して言わない。


次の記事へ

Home