第53回 授業のHELP

 最近、大也の学校で授業やイベントのHelpをする事が多い。日本の小学校の様に「父母が1人1役何かの係りに必ず付く」と言ったルールがないので随時、手伝える人が手伝う。
 現実は働いている父母が多くてほとんどHelpに来る人はいない。よって語学力が十分ではない私のHelpでも必要らしいのだ。
 私はと言えば『英語の勉強になるかなぁ』と思い、今は水泳とPCの授業をHelpしている。

 水泳はlesson内容が書かれた紙に従って進めていく。クラスを4つに分け6〜7人を受け持つ。読めばlessonの内容は把握できる。
 しかし、読めるのと指示を即座に子供たちにポンポン飛ばせるのとは全然違うのだ。いやぁ、そんな簡単には言えたものではない。

▲ケアンズの北、1時間のドライブで行けるポートダグラス。約6Km続く美しい砂浜・フォーマイルビーチ。のんび〜りしたリゾート地ですよ。ここには海外からだけではなく、豪州内のお客さんもたくさん訪れます。

「Chin more up!」
「Legs straight!」
「More inside!」
 と単語を並べながら、ジェスチャー交じりで言うのが精一杯…。正しい言い方なんて考えている時間なんてない。自分の英語力のなさを痛感しつつも、通じればいいか!と大声を出す事に慣れてきた自分が恐ろしい。

 しかし子供たちは騒ぎだしたら動きは早い。こっちを見ていればあっちは遊んでいる。Fightが始まってしまったらもうお手上げで先生を呼ぶしかない。
 それでも「リサ、そんな感じ。Good!」と先生に声を掛けられたら素直に嬉しいモンです。

 PCの方はと言えば、PCの数がクラス人数の半数しかないのでクラスを半分に分け、一方のグループがPCを扱っている間、もう一方のグループは隣の教室でScienceを学んでいる。ScienceにHome teacherが付き、私はPCの教室の方を見ている。

 日本の小学校でも大也が入学をした年からPCが学校の授業に取り入れられていたけれど、その授業時間数は年間数時間足らずだった。ここでは毎週1〜2回はある。
 今私が見ている子供たちも指使いは全く適当だが(私も!)基本的な操作は習得済みで、今はワードで文章を打ち、挿絵を入れたり背景に模様を入れたりしている。

▲「着生植物のエルクフォーン。鳥が実を食べて、その種が消化されないでうんちに入ってこの木にくっつく。そこから芽が出たんだよ。凄いよね。こんな面白い植物がいっぱいココには生きてるよ」大也

 PCに特別詳しい訳ではない私は『質問はあんまりしないでね〜』と願うのだが、そんな気持ちは知らずに子供たちは『分からない?教えて!』の手をドンドン上げる。
 私の頭は日本語表示の画面に慣れていて操作方法を見つけるのに時間がかかる。大人の頭ってどうしてこう融通が利かないのだろう!?と悲しいショックを受けつつ必死に操作と格闘。
 背後で大也に「Too〜 easy!」なんて言われながらもHelpに駆け回る私です。


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