第57回 いやぁ〜出たぞ!

▲ほら、アサリだよ。オレはみじん切りのにんにくをバターで炒めて香りを出して、オニオンとマッシュルームと一緒にアサリを炒めたのが好きだなぁ〜」夏になったトリニティビーチにて・大也

▲水温が上がって来るとジェリーフィッシュの季節。かなり強力なパワーで危険!海の一部を網で囲った場所でしか泳げません。しかも、クロコダイルもいるかもしれないからね!

 去年は確か9月中旬に獲れたピッピ(アサリ)が8月に『もう出たよ!』と聞き、大慌てでバケツや熊手を持って出かけたが、貝殻のかけらも見つけられなかった。
 その後、何度かビーチに行ったが全くいない。もう全部獲られた?いや、ありえない!うじゃうじゃいるはずだしローカルの人たちはあまり獲らないからね。じゃあ今シーズンはもう終わったの?と貴重な新鮮旬食材の入手を諦めていた。

 しかし10月中旬、探す事すらしていなかった私の足元に昨年同様の小ぶりのピッピを発見したのだ。
 波がさぁ〜と引いた後、表面に出されたピッピが大騒ぎで砂に潜り込もうとしている。獲り放題状態だ。次の波が寄せる間に、こっけいな姿で逃げるピッピを拾い上げると言う愉快な潮干狩りだ。

 ここのアサリは味が少し薄い。日本で料理する時より味付けを少々濃くしないと物足りなく、味噌汁もアサリの風味は出ない。でも嬉しい旬の食材なのだ。

 さてなぜ味が薄いのか?友人曰く、
『昆布がいない海だからじゃない!』
『ホラ、日本の海って潮の香りが必ずするでしょ。でもここのビーチは潮の香りってしないじゃない。だから塩味が薄いのよ』と言うのだ。そうなの???

 さて、次に出たのはクロコダイル。なんとエスプラネードのビーチにクロコダイルが出たのだ。なんと町のど真ん中だ。
 これはローカルニュースだけでなく、ナショナルニュースでも報道された。映像には水深わずかの海に、クロコダイルが目とゴツゴツとした背中を出して映っていて、すぐ横には逃げもしない水鳥たちの姿もあった。

▲ここには日本では見かけない標識がいっぱいある。気候も住んでいる生き物も全然違うからね。虫刺されにしても、免疫力の少ない日本人は症状が酷く出ると言うから注意しないとね。

 遠巻きにカメラを持つ観光客やローカルの人たちがたくさん見学していて恐ろしいのやら長閑なのやら良く分からないシーンだった。
 砂浜には『クロコダイル注意、遊泳禁止』の立て札が立てられていた。

 大也の学校では、
『あのクロコダイルはペリカンを3羽食べたんだぞ!』
『大人しくて背中にカモメを乗っけていた』
『サメとクロコダイルの戦いはどっちが勝つと思う?』
 などなど話題は広がったようだ。

 さらには『ジェリーフィッシュが出てきたので、海で泳ぐ際には囲った安全な網の中で泳いで下さい』の情報も出た。
 『いろいろ出る海だなぁ〜』と思いつつ暑くなってきたケアンズの夏を面白く過ごしております。

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