第80回 ことば…

▲これは大也のクラスの子達の一部。なんと、全員国籍(出身国?)が違います〜!ラオス、イングランド、韓国、フィリピン、アイランダー、オージー、日本…、共通語が英語。学校には20カ国位の子供たちが通っているんですよ。

 多民族国家の豪州、英語が母国語ではないSecond Languageの人たちが沢山いる。考えさせられる出来事が続いた。

 ある日本人の女性に『息子と話す時になるべく日本語で喋って欲しいって大也君に頼んでくれるかな?』と言われた事が以前あった。彼女は離婚しているが、オージー男性との間に男の子がいる。

“日本語での会話が母親とだけのため、その男の子の日本語が女性っぽく、男性同士での日本語の会話が必要”と言うのが理由らしい。私は軽く了解した。

 最近、その彼女の別れたオージー男性は新しい女性と結婚した。相手は日本人ではない。ある日、今度はその男性の方から言われた。

『お願いがあるんだけど、息子と話す時に日本語で話すのは止めてくれないかな?』と。一瞬『なんで?』と思ったが聞くのを止めた。なんとなく分かる気もしたからだ。今度の奥様が、その息子が日本語を話す事が気になるのだろう、きっと。

 私は、現在その息子が誰とどのように暮らしているのかなんて全く知らない。でもSchool Holidayには母親と日本に帰っているようだし、母親は日本語をしっかり身につけさせたいのだろう。

▲「発売になったばっかりのハリーポッターの第6弾”HARRY POTTER and the Half-Blood Prince”。原書で読めるようになったから、日本語訳の発売を待たなくてよくなったぞ〜。もう読み終わったけど、内容は秘密だ!」大也

 私の立場としては、母親と息子が一緒の時には日本語で話し、父親と新しい奥様と一緒の時には英語で話す。大也にはどう言おうか…、少々難しい。

 もう1つ。大也のサッカーチームの監督はイスラエル人だ。英語の発音には少しクセがある。大也は『監督が話している事は全部分かるよ』と言うので、聞き取り難いのは私の耳に原因があるようで、子供たちの理解には問題はないみたいだ。監督は一生懸命にチームに取り組んでくれているし感謝している。

 しかし、一部の子供たちはその監督の話をよく聞かず、喋り方をマネしていた子もいた。以前にある子供ともめた事があったが、その際には“親が注意をする”と言う事で収まった。

 しかし態度はその後も変わらず、練習に来ても真面目にやらない。さすがに穏やかな監督が先週切れた!『もうオレはこの子供たちの面倒は見られない!』と。

 個人的な見解として、私はここの子供たちは全般的に甘やかされている気がしている。私も小学校に毎週授業のHelpに行っているが、大人の言う事を素直に聞かない子供が日本以に比べて多い。“なめてかかっている”というような態度の子供が多いいのだ。親が甘い=怒らないせいだろうか…

▲サッカーは今シーズンも後半です。みんなで一致団結して頑張らないとっ!結局、話し合いで監督は復帰してくれたのでホッ、としています。

“サッカーが上手くなりたい!試合に勝ちたい!”のであれば監督の話を聞き、意見を取り入れ頑張れば良いだけだ。

 しかし『頑張る/努力する/耐える/粘る/一生懸命』と言うような言葉が、ここにはどうも存在しないような気がして(すみません…でもそう思うのです)、試合にのみ興奮し、練習には励まない子供が多いような…。

『まだ子供だし、サッカー選手になる訳でもないから仕方ないよ』とあるお父さんに言われたが、スポーツを“楽しむ”事は良いのだが、少なくとも目上の人に対する接し方や礼儀は親が教えるべき事のように思うのだが…。これって私が日本的過ぎるのかなぁ?


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