第85回 引き続き先住民について考えました
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▲「オレはディジュリジュに興味があるんだ。これは世界最古の木管楽器で、シロアリが巣食ったユーカリの木で作られているんだよ。音を出すのにはコツがあるんだ、オレは少し出来るよ〜!」大也
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前号で、多民族国家に住んでみて感じていることを少し書いた後に、日本のネット新聞でアボリジニの人たちの記事を読んだ。
『そうだ、先住民との関係もここには存在しているんだ!』と改めて思った。彼らの歴史的な部分は多少は学んで知ったが、私は表面的なことしか知らない。でもこの問題もこの国が抱える重要な点のはずだ。
新聞によると、
『オーストラリアの先住民アボリジニ
(トレス海峡島しょ民を含む)の平均寿命が
国民の平均より17年余り短いことが、
オーストラリア統計局が発表した
先住民の健康・福祉に関する報告で分かった。
住宅などの生活環境が悪いためで、
失業率も非先住民より8ポイント高い。
先住民の人口は2005年半ばの段階で推定49万2700人で、
全人口の2.4%。
豪州国民の平均寿命は男性76.6歳、女性82.0歳と
世界的にも長寿国の上位にあるが、
先住民は男性59.4歳、女性64.8歳である』
と書かれてあった。
また、
『15歳以上の先住民の36%は
身体的な障害や長期的な病気を持ち、
日常生活で支援が必要な人は非先住民の少なくとも2倍。
先住民の住宅所有世帯は02年に30%まで改善されたが
9%は過密状態で生活していて
感染症拡大につながりかねない』(ネット産経新聞)
とも書かれていた。
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▲カカドゥで見たアボリジニによって書かれた壁画。”X線画”と呼ばれ、動物や人間の骨や内臓が、レントゲンで撮ったように透けて描かれる独特な絵だ。
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▲先住民アボリジニの人たちは、大地からの恵みを享受して暮らしてきました。ブッシュタッカーとは森に生る食べ物のこと。ケアンズのレストランではそれらをソースやスパイスとして使っているところもあります。
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この住居の点でも、私は『住居を彼らに供給しても、そこに住むのは嫌だと焼いてしまう事があるからね』と聞いた事がある。それが本当なら、住居を強制することは間違っているのかもしれない。
失業率にしても“仕事”自体の捉え方が違っていれば、“仕事を与える”事もどうなのか…。無理矢理、彼らより後から入ってきた人たちの社会の中に、彼らを引きずり込むなんていうのは可笑しい気もする。
日々急速に変化していく社会で、どう考えたら良いのだろう…?『私は絶対に政治家にはなれないなぁ』なんて思いながらも、地域に住む住民としてどう捉え、考え、理解したら良いのだろうか?とフト考えてしまった。
ここに住んで、私自身が“白人主義”を感じた事はないけれど、肌の色の差別問題も世界には存在している。ハワイに住む日本人の友人は『こんな世界的な観光地でも、生活レベルの環境域には根強く残っているよ』と言う。
お互いの立場から意見を主張していたら接点は絶対に見つからない。でも主張しないと相手に理解はしてもらえないし難しい…。
それでも、ここに住み多民族国家の生活環境、先住民の存在を知っただけでも大事な事で、生きて行く上で役に立てたいのだけれど、とつくづく思う。