第89回 さぁ、習字体験です
さて前回に続き“習字”だ。当日は日本らしく涼しげにと浴衣を着て出かけた。優雅さや風情、侘び、寂びなんてモノを醸し出そうと思っては見たものの、この季節の浴衣はかなり暑く、更に久しぶりの帯は息苦しい。そんな汗、ダラダラの私からは“品”なんてモノは伝わらなかっただろう。
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▲見よう見まねで筆を持つ。日本人だって初めてやる習字は思うようには行かないし、経験しただけでも良かったんじゃないかな!?
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▲出来上がった作品を教室に貼って、ホッとする私。始めは道具すらなく、いったいどうなる事か!?と思いましたが。外国に住んでいいると『私は日本を知らないなぁ!』と痛感する事がよくありますよ…
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日本人に対してオージは『Polite〜!』とよく言う(※編集部注:Politeは、礼儀正しい、などという意味です)。Home Teacherもその『Polite』を学びたいと言う。
まぁ、一夜にして学べるってものじゃないけれど、日本の良い部分“礼儀作法”をまずは説明。
『習字をする時には椅子に座って背中をまっすぐにし、背に寄りかからない事。机と体の間には握りこぶし1つ程度の間隔を取り、足を揃えて…』と基本姿勢を教える。当然、彼らには初めて聞く事で興味津々の表情だ。なんせここでは低学年では教室の床に寝転びながら字を書くなんて光景も見られるからね。
習字を教えるといっても『体験する』と言うのが今回の目的。子供たちは正しい姿勢を取り、筆を持つ。いつもはだら〜っとした表情が緊張し、妙に神妙な顔つきになる。面白い。
筆順を教えたところで覚えられるわけもなく、筆順が適当なら「はらい」や「はね」「とめ」なんて出来ない。でも見本に似たように書こうと真剣だ。そうそう、そういう引き締まった顔っていいものよ。
子供たちには自分の書きたい単語を選ばせた。「空」「桜」「日本」「船」「花」「犬」。自分の名前を書きたいとの要望にはカタカナで対応した。一番人気は「侍」だった。「意味を知っている?」と子供に聞くと「Fat wrestler!」との答え。力士 !?
似ていなくても、正しい姿勢が途中で崩れても、黒い線が半紙に書けただけで彼らは満足げな表情。書きあがった作品には、その意味を英語で書き、発音をローマ字で書き添え壁に貼った。私も30年ぶりの(?)書道、まさか外国で子供相手にやるなんて想像もしていなかたよ。
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▲次回の授業は”折り紙”です。千代紙で”力士”を作り、刀を持たせ、帯を締めたら”侍”みたいになりました!みんなで遊べるように、新聞紙で紙鉄砲や兜も作ってみようかなと思っています。
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さて、大喜びのHome Teacherは「次はTea Ceremonyを見たいわ。リサが出来る範囲でいいからやってみて」と言う。いやぁ〜、それは厳しい。書道のようには行かない。
「じゃあ日本舞踊は?」なんて言ってくる。盆踊りならともかく日本舞踊なんてやった事もないし、盆踊りだって輪になってみんなで踊らないとヘンだしねぇ。
考えた末に「折り紙〜!」となった。これならインターネットで調べればなんとかなる。と言う事で習字を終えて今は折り紙に取り組んでいます。