※前回からの続きです。

B. を選択したあなたは...

まず、入居時のコントラクトが終わって、
その後長期のコントラクトを結ばずに、
その貸家に住みたい場合、そのことを
リアルエステイトに伝えるだけでオーケーです。

このコントラクトはよく皆が勘違いして、
「この前のコントラクトが終わってから、
 新しいコントラクトは結んでいない」
なんて言っている状態ですね。
この状態は、実際には
「ぺリオディック」というコントラクトにあります。

新しく長期(フィクスド・コントラクト)の契約はせずに、
今までの契約状況で、契約の終了日が決まっていない、
というものです。
ですので、その借家を引越したい場合には、
2週間前の通知をリアルエステイトやオーナーに提出するだけで、
いつでも自分の好きなときに出て行けるということです。

このぺリオディック・コントラクトでも
あなたの住人としての権利は、何ら変わりなく守られます。
そして、その貸家についての契約条件は、
最初のフィクスド・ターム・コントラクトに従います。

ただし、オーナー側も契約終了日の制約がないので、
もしも彼らがなんらかの事情
(例えばその貸家を売りに出すのに、住人に立ち退いてもらいたい)
で住人に立ち退いてもらいたい場合、2ヶ月の猶予の元に、
その住人に立ち退きを要求することができます。
家賃の値上げもこれと同様で、
2ヶ月前の通達で上がる可能性があります。


C. を選択し、今から引っ越す場という場合...

もうすぐ契約も切れるし、
今住んでいるところから引っ越したい。
そんなときはどうすればいいのでしょうか?

Step 1.
リアルエステイトやオーナーに
出て行こうと思っている日にちの2週間前までに
"Notice of intention to leave: Form 13"
(=退出通知)というフォームを提出します。

これは、契約終了日以前の日付を、
退出を予定している日付として書き入れることはできません。
例えば、契約終了日が5月23日であれば、
この日以降が、退出予定日として記入できます。

この通知は2週間前に提出しなければならないので、
仮に、5月23日に契約が終了するので、
その日を持って出て行きたいなら、
5月9日にはこの退出通知を
リアルエステイトやオーナーに提出しなければなりません。

ぺリオディック・コントラクトの方は、
この契約の終了日がないので、
2週間前に通知を提出することだけを忘れないでください。

例えば、5月23日にフィクスド・タームの契約が終わった、
その後ぺリオディックの契約でその家にいたが、
新たに良い場所が見つかったので、引越しをしたい。

今日は、5月28日。
(5月23日から、日にちは浅いが、
 5月23日の時点で、フィクスド・タームの契約を終え
 ぺリオディックの契約に以降になったので、問題ありません。)
2週間前の通知と言うことなので、
この5月28日から2週間後の日にちを書き込み提出します。

Step 2.
自分の荷物をすべて新居に移した後、その部屋の掃除をします。
この時、プロを使わずに自分で掃除をしても問題ありません。
自分で掃除する時間がない人は、
電話帳見るかリアルエステイトに聞き、
掃除サービスの電話番号を調べて連絡を取ります。
(掃除の料金はそれぞれ別々なので、
 多くの会社に電話をして、いろいろと料金を調べたほうがよいでしょう)

カーペットのある家を借りた人は、
プロのカーペットクリーナーを雇わなければなりません。
これは大抵、賃貸契約書に書かれています。

例えば、
「1ベットルームユニットに住んでいた。
 リビングとバスルームはタイルだが、
 ベットルームはカーペット。
 この場合、このベットルームのカーペットを
 プロのクリーナーに頼み、後は自分で掃除をする」
というやり方も可能です。

ですが、私のように不精で
しかも時間に追われた生活をしていると、
つい全部プロに頼んでしまえ、と思ってしまいます。
お金はかかりますが、楽です。

その時に必ず忘れてはいけないのが、
掃除のプロの人達から必ずレシート(領収書)をもらうこと。
そしてそれをリアルエステイトに持っていくこと。
必ずこの領収書のコピーを自分で取り、保管しておきましょう。

Step 3.
Exit Condition Report: Form 14a(=退出時の借家の状態報告書)
入居の際に、書いたコンディション・リポートと同じで、
これは退出の時に記入するもの。
退出時の借家の状態を書き込みます。
または、写真に状態を取っておいてもよいでしょう。

Step 4.
ここまでの作業を
退出通知に記入した日にちまでに行わなければなりません。
退出通知に記入した日にちには完全に立ち退き、
借家の鍵をリアルエステイトやオーナーに返します。

もしその日にちを過ぎてしまった場合はこれもまた問題で、
状況によっては追加のレント代、
また、もうすでに次に住む住人が予定に入っている場合は
それらの損害を賠償しなければならない場合もあるので、
立ち退きの日にちは余裕を持って設定することと、
鍵を返す日にちは必ず、記入した日にちまでに返すことが重要です。

Step 5.
この後リアルエステイトが最後のインスペクションを行います。
このとき、プロパティマネージャーと日時の設定を取り決めして、
借主も必ずこのインスペクションに参加しましょう。
その時点でその借家に問題があった場合
その場でどうするかプロパティーマネージャーと
取り決めをすることができます。

例えば、掃除の点で問題があるのなら
どこがどのように問題があるのかわかるし、
また電球が切れているというのなら、
すぐに近くのスーパーで安く手に入れて、交換することができます。

この点を怠けてしまうと、後でリアルエステイトから、
電球が切れていてそれを直すのに、
100ドルかかった、などと言われてしまう事もあります。

もしも何かが壊れているなら、
その時におおよその修理の値段を聞きだすことや、
またどこがどのように壊れているかが自分でわかるので、
何軒かの業者に電話をして見積もりの料金を出してもらい、
その料金とリアルエステイトが行ってくる料金とが
同じようなものかどうかの確認もできます。

Step 6.
このインスペクションで問題がなければ、ボンドの返却となります。
本来なら、インスペクションに同行した際、
双方の同意のもと、ボンド・リファウンドの用紙に
リアルエステイトやオーナーのサインと借主のサインがされ、
その用紙を借主自信が最寄のポストオフィスに持って行き
RTA にファックスを送ってもらいます。



1.

リアルエステイトはリファウンドの用紙にサインをしているか?

2.

あなたのサインはされているか?

3.

返却されるボンドの金額はあっているか?


30分から1時間ぐらい後にポストオフィスに行けば
現金で支払い戻しをしてもらえます。



― 次回は「契約終了時の落とし穴」をお送りします。

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