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ケアンズ療法のすすめ       

ケアンズ療法実践編・ケアンズは富を引き寄せる?②

2011年01月05日

前回の「引き寄せの法則」。もう少し詳しく説明したいと思います。

 

このような自己啓発はある種の危険を伴います。

 

少しうまくいくと、妙な優越感を感じたり、うまくいかなければ、信じることができないことに対するストレスを感じるようになるかもしれません。 

 

また、「信じる者は救われる」的な要素があるため、錯乱した自己啓発指導者が暴走するようなこともしばしばあります。

 

例えば、証明できないことをいいことに、多額の布施を要求したり、信者に対して願いが実現しないのは信心が足りないからだというふうに。

 

ヨガや禅ではこういう領域のことを魔境と呼んでいます。

 

我々は、様々な常識や固定観念にとらわれているため、信じるということはとても難しいことなのです。

 

逆に考えれば、だからこそ、健康に良いとされる、肯定的感情を意識的に高く保つことは大切なようにも感じます。

 

「引き寄せの法則」は、哲学的に考えれば、唯心論や意味論でいかようにも理論づけできます。 当たり前といえば当たり前なのです。

 

しかし、何かが実現すること信じて、心待ちにする「希望」は、とてもパワフルな肯定的感情です。

 

ですから、「引き寄せの法則」とは完全ではなく、にもかかわらず、ザ・シークレットはその効果を最大にするために、それを神と表現し、完全なものとしています。 

 

ただ、これを理解してしまうと、信じる力が弱くなるという、効果減弱につながりますので、信じたい方はここで読むのをやめてください。

 

西洋世界で、この世のすべてが神であるという一元論を最初に説明したのは、スピノザですが、私はこれが、すごく罰当たりのような気がしています。

 

というのは、キリスト教的な絶対神は、われわれの世界とは異なった次元に存在し、見ることも、聞くことも、感じることも出来ない存在で、イエス・キリストが生きた間だけ、その繋がりができたという考え方だからです。 (これから宗教の話題も増えてゆくと思いますが、こころの探求範囲が比較宗教学にも広がったためでして、特定の信仰を勧めるものではないのでご容赦ください)

 

先日、講演のために信じる力を証明する題材がないかを探して、何気なく勤務先の病院の図書室を見ていたら、「聖書における愛の実践」という本が偶然目につきました。

ページをめくると、私が勤務している聖隷事業団は、創始者長谷川保が「日本民族のために働け」という聖なる声を聞いた神秘体験によってはじまり、生涯を無一文、無報酬で過ごし、主の奴隷となって人々に奉仕するという信念で、身寄りのない結核患者を助ける目的で事業を開始し、迫害を受けたり、資金不足に陥り、しばしば危機を迎えながらも、祈りによる奇跡(献金・天皇陛下からの御下賜金など)により事業継続が可能となるという、「引き寄せの法則」にも見える、奇跡のような主の恩寵が重なり、日本最大の社会福祉法人になったということを知りました。(8年間も勤務していながらはじめて知りました)

 

クリスチャンの祈る力、信じる力はパワフルです。

 

「引き寄せの法則」では、このように知りたいことが本になって引き寄せられることもあるとのことです。

 

私自身は、本当のところ世迷いごとは大嫌いなのですが、スピノザのように、それらを信じている人を理解するために探求をはじめました。

  

しかし、心医術を実践したり、ヨガをやったり、他にいろいろな行法をすると、どうもこういう都合のよいものが引き寄せられてしまうように感じてしまいます。

 

混乱のもとになるので困ったものです。

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プロフィール

ymitsuiymitsui
三井 康利。 1972年静岡県生まれ。 1997年北里大学医学部卒。 内科医。 現代西洋医学と補完代替医療、思想・哲学の良い点を取り入れ、ホリスティック(全人間的)な視点から医療を考察・提案。 臨床医として日常診療に役立てている。 資格:日本内科学会認定医、日本補完代替医療学会学識医、日本温泉気候物理医学会温泉療法医、日本旅行医学会認定医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医。
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