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ケアンズ療法のすすめ       

実証実験開始

2012年03月13日

先日40歳になりました。よい区切りなので、ここら辺で、今後の10年は今までの技術を統合、総括して、すべてが最適化されたシステムを具現化して、そのノウハウを提供してゆきたいと思います。

現代の人々の不安の根を探ってゆくと、自分で食料を調達できない不安からも来ていると思う。

目標食糧自給率150%。農業技術を最適化すれば、普段仕事をしながらでも10アールくらいの土地でできると思う。

知らない人が多いのですが、現在の農業技術の向上によって、世界の食料生産量の増加は、人口増加を上回っています。だから、飢餓は分配の問題。自然はいつでも人間に十分な富を与えてくれているのです。

話がそれましたが、ユンボを一度だけ使えば荒地の開墾は数日でできてしまうし、その後はガソリン動力の管理機を使えば、耕運や畝たても仕事帰りで可能。仕事が終わって月明かりの下で畑仕事なんていうのもいいですね。野菜工場みたいな水耕と人工照明の栽培は、味は最初おいしく感じても、変わりばえせず飽きてくると思うので、有機農法か有機肥料と化成肥料のハイブリッドで。農薬は口に入れても大丈夫なもの、ハチやテントウムシをはじめ、ツバメ、こうもり、トンボといった生物農薬(呼び名が悪いですね)を使う。

家は寝るだけで、あとは畑や木陰、パーゴラなどで食事をしたり、勉強したりして過ごす。4人家族で50平米くらいあれば大丈夫でしょう。

電気、ガス、水道のうち、絶対になくてはならないのは水道。しかし、井戸で代用可能。

ガスはプロパンでどうにでもなるし、プロパンも難しければ、火力だけならチェンソーがあれば、何かに利用した木屑を燃料にできる。炭も作れます。このようなライフスタイルに電気は実はあまり必要ない。電気が引けなければ発電機やもう少し待てば技術の進歩で太陽光発電で何とかなりそう。インフラへの依存から自由になれます。

こちらは、昨年のガーデニンワールドカップでのお庭です。

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畑も単なる食糧生産装置という機能ではなく美しく。野菜の花や色もきれいです。

私が考えるに、人間にとって一番適している食べ物は果物。唾液のような消化液がたくさん出てくるし、糖分などの比率は人乳に近いし、乳汁IgAという免疫グロブリンの代わりに、ビタミンが豊富。果物を切らさないようにして、のどが渇いたらそこらへんの果物を取って食べる。

そうなると果樹の配置も大切。ラズベリーのような柔らかい実にはスズメバチが寄ってくるので、子供が危険。その代わり、スズメバチは芋虫を除いてくれる。だから動線から離して、芋虫の食害が多い葉物の野菜の近くにラズベリーやブルーベリーを植えて呼び寄せ、スズメバチがいなくなった時期に葉物の野菜を収穫する。ラズベリーはスズメバチが巣に戻り、実にエネルギーが満ちて、辺りも明るい、満月の夜にでも収穫。こんな小さな工夫を積み重ねていこうと思います。

自己意識の転換も大切。高級車だの、財産だの、名誉だの、勝った負けた、取った取られたなんぞのゲームに現を抜かして大切なエネルギーと時間を浪費するのはやめ。ヒッピーのような、現代社会に受け入れられない不満を持った単なる反動形成からの反体制、自然回帰ではなくて、自然と人間の対立から融和に。

このようなライフスタイルはおそらく病気を減らします。最終目標は病気の発生ゼロ。

教育も大切。家の中だとおもちゃの取りあいだなんだで、姉弟の間で摩擦も起きますが、自然の中ではリソースが豊富で摩擦もあまり起きません。ストレスも少なく、自然環境は脳を発達させますから、それに加えて最適化された学習ストラテジー、学習システムによって、子供(だけでなく自己も)の可能性を最大限に引き出す。

10年後くらいに、このあたりを、必要な物資、手順、方法をマニュアル化して、お伝えできればと考えています。

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プロフィール

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三井 康利。 1972年静岡県生まれ。 1997年北里大学医学部卒。 内科医。 現代西洋医学と補完代替医療、思想・哲学の良い点を取り入れ、ホリスティック(全人間的)な視点から医療を考察・提案。 臨床医として日常診療に役立てている。 資格:日本内科学会認定医、日本補完代替医療学会学識医、日本温泉気候物理医学会温泉療法医、日本旅行医学会認定医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医。
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