日本から自由にお買い物!


ケアンズの注目キーワード

売ります・買いますなどケアンズの掲示板

ケアンズ療法のすすめ       

生まれる前と本当の自分

2013年12月13日

3歳の息子と二人で山小屋に向かう車中は本当に幸せな時間ですが、以前に息子が楽しかったときの事をバックミラー越しに話していたら、かなり前のことまで本当に良く覚えていました。

どこまで遡ることができるのか、退行催眠をやってみました。

・・・・・・・

「ところで、ママのお腹の中のことは覚えてる?」

「うん、えいくん一人で寂しかった・・・」

「他には誰もいないの?」

「うん一人」

「お腹の中はどうだった?」

「暗かった」

「声は聞こえた?」

「ママの声は聞こえたよ」

「パパの声は?」

「聞こえなかった」

「ママの声だけ?」

「うん」

「そうか、ママのお腹の中に入ったときのことを覚えてる?」

「うん、明るかったので入ってみたの」

「お腹の中は暗いのに、何で明るいの?」

「・・・・・・わかんない」

「どうして入ろうと思ったの?」

「・・・・・・・」(特に理由はないらしい)

「お腹の中は苦しかった?それともいい気持ちだった?」

「いい気持ち(^^)」

「生まれてくるときはどうだった?」(←安産だった)

「痛かった」

「すごく痛かった?我慢できないほど?」

「ちょっと痛かった」

「どこが痛かったの?」

「頭と肩と、あと足が痛かった」

「生まれたときは苦しかった?」

「気持ちよかった。でもえいくんえーんって泣いたの」(本当に覚えているのか?)

「生まれたらどうなった」

「明るくなった」

「そうそう、お腹の中に入ったときのことはどうだった?」(再現性があるかもう一度聞いてみた)

「さっき言ったじゃん」

「もう一回教えて」

「明るかったから入ったの」

・・・・・・・

息子はまだ嘘をつくことをあまり覚えていないので、誕生のイメージを表現するとこうなるのでしょうか。

息子と話していると本当に色々なことに気づきます。

最近は、おもちゃの線路をうまく接続できず四苦八苦していると、「線路がえいくんの言うことを聞いてくれないの」と助けを求めてきます。

思い通りにならないのではなく、言うことを聞いてくれないなのですね。線路にも意思があるような言い方です。主客の区別がまだはっきりしていないのでしょうか。

他には、「くっせーーーー(~o~)」とかよろしくない言葉を使い始めたので、「どこでそういうことを覚えたの?」とたずねると、「神様がえいくんにCDを入れたの」と答えます。

善悪の判断がないので、神様というよりも、隠れ身様とか、霊のほうがより感覚に近いのでしょうか。

本当の自分と、外部からの影響の区別もまだよくついているようです。

心医術を開発したときに、情動とは生まれたときから(ある意味では先祖から)の総決算であることから、成長過程において魂を大切することの大切さを理解しました。

そして、アボリジニはこういう魂を大切にする子育てをしているんですね。
だから、いろいろなものと結びつくことができるのだろうと考えています。

 

日本でも江戸時代にはそういう子育てをしているのですね。アボリジニと昔の日本の子育ては少し似ています。

 

ツュンベリーの『江戸参府随行記』よると、

「注目すべきことに、この国ではどこでも子供をむち打つことはほとんどない。子供に対する禁止や不平の言葉は滅多に聞かれないし、家庭でも船でも子供を打つ、叩く、殴るといったことはほとんどなかった。まったく嘆かわしいことに、もっと教養があって洗練されているはずの民族に、そうした行為がよく見られる。」

 

子供にかけるべき言葉は「ダメ」ではなく「いいよ」。

 

子供たちには、ずっと本当の自分を見失うことなく成長してほしいものです。

関連記事

このコメント欄の RSS フィード コメントはまだありません »

コメントはまだありません。

コメントをどうぞ

トラックバックURI:

http://www.livingincairns.com.au/%e5%8f%a3%e3%82%b3%e3%83%9f%e3%83%bb%e3%83%96%e3%83%ad%e3%82%b0/%e7%94%9f%e3%81%be%e3%82%8c%e3%82%8b%e5%89%8d%e3%81%a8%e6%9c%ac%e5%bd%93%e3%81%ae%e8%87%aa%e5%88%86/trackback/

プロフィール

ymitsuiymitsui
三井 康利。 1972年静岡県生まれ。 1997年北里大学医学部卒。 内科医。 現代西洋医学と補完代替医療、思想・哲学の良い点を取り入れ、ホリスティック(全人間的)な視点から医療を考察・提案。 臨床医として日常診療に役立てている。 資格:日本内科学会認定医、日本補完代替医療学会学識医、日本温泉気候物理医学会温泉療法医、日本旅行医学会認定医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医。
2016年6月
« 5月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930  

カテゴリ

すべて表示
  • カテゴリーなし
  • 新着エントリー

    新着コメント

    RSSフィード

    このブログのRSS
    この記事/コメントのRSS