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シュノーケリング事故の防止策について

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シュノーケリング事故の防止策について

プロの話 領事館

 シュノーケリングの危険性については過去にも本コラム上にて掲載させていただきましたが、今回、あらためてシュノーケリングを行う際の注意点を旅行者の方を中心にお伝えします。

 ケアンズにお越しになった方の多くが世界遺産に登録されるグレートバリアリーフでの海水浴やスキューバダイビングなど様々なマリンスポーツを楽しみますが、その中で最も死亡事故の多いのがシュノーケリングで、その事故にはいくつかの傾向があります。

 まずはシュノーケルでの事故というと、波が高いまたは流れが速いなどの危険水域で溺れる、もしくはそもそも泳げないために溺れてしまうといったケースを想像されると思いますが、ケアンズでの実態は、むしろ穏やかな海面での浅瀬付近で泳げる方の事故が多く、その要因としては、いわゆる「心臓麻痺」などの身体の不調によって溺れる、慣れないシュノーケルによって呼吸が速く浅くなるなど乱れて意識が遠のき溺れる、水を飲み込むことで三半規管の機能が低下し平衡感覚が失われて溺れる、といったことなどが挙げられます。
 例えば、寝不足などで体内に疲労が蓄積しているときは、血圧のリズムを保つことが難しくなり、そのような状態で冷たい海に入ることによって、急激な血圧の変動で心臓や血管に大きな負担がかかり、狭心症や心筋伷塞などを引き起こしやすくなります。また、炎天下での水分不足やお酒を飲んだ状態でのシュノーケリングもリスクが非常に高まります。
 そして、シュノーケリング事故の最大の特徴ですが、単独で行えて且つ常に水面に顔をつけて浮かんでいる状態のため、周りが異変に気付きにくいことから事故発生の発見が遅れがちとなっています。

 上述を踏まえて、深刻な事故となる確率を下げる対策として、

 ①滞在日程に余裕を持たせて体調管理に十分留意する。高齢者や心臓に持病がある方は特に気をつける。疲れているときは無理をしない(他の安全なアクティビティに切り替える)。

 ②単独では行わない。更には同伴者に対してこまめに “手を上げる、顔を上げる”といったサインを送り、お互いが無事であることを常に確認する。

 ③呼吸は深呼吸のように”ゆっくりと深く息を吸い込んでゆっくりと吐く”ことを意識して、仮にシュノーケルから水が入ったとしても慌てずに強く息を吐いて水を吐き出す“シュノーケルクリア(水抜き)”を行う。

 ④万が一に備えて、パニックになることをできるだけ避けるためにライフジャケットの着用が望ましい。

以上に心掛けて、ケアンズでの安全なマリンライフをお楽しみください。

2019年2月21日 木曜日
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1997年に開設され、クィーンズランド州北部における在留邦人及び日本人旅行者への保護・支援等の他、オーストラリア人等の査証発給等を行っています。
http://www.brisbane.au.emb-japan.go.jp/jp/about/cairns.html

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