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一年経つと・・・

2011年06月08日

今年もクレマチスが咲き始めました。

昨年、クレマチスとミミズコンポストの記事を書いたのを思い出します。

ミミズコンポストの代わりに、米ぬか堆肥を作ってみたのですが、あまりの臭いに(冬場だったので異臭騒ぎには至らなかった)ガーデニングにいいものは万人受けしないというパラドックスをどう解決するか次なる手を考えています。

この米ぬか堆肥を使ったゼラニウムは、たった3か月で3年物以上に成長しました。

 

一年経ちヨガ事業も形になってきました。この日は、定員12名に対して、レッスンを1クラス追加し、16名の皆様が参加してくださいました。

ホームページも出来上がりました。

http://sunsmile.sunnyday.jp/

 

一年前より始めた、本のプロジェクト。

予想された通り、無限の罠にはまってしまっているのですが、SEIJIさんの「いつまでも待ちますよ」というあたたかいお言葉に甘えているところです。

私は、ある程度の根拠に基づいて、人生を適切な方法で楽しめば健康になると信じていますので、楽しむというのはどういうことだろうのを深く考察したいと思っています。

これも万人受けしなさそうなので、出版しても多分売れないだろうなぁと思います。

  

一年経ち娘も成長しました。

科学的根拠に基づき、あまり余計なストレスを与えないようにしながら、生後8か月くらいから英語をはじめて、1歳半から英語教室に通い始めました。英語の発音もよく、同じように過ごされてきた、週末遊びに来てくださったお友達は、ほとんどネイティヴです。

この、ほさか英語教室の保坂校長も遊びに来てくださいました。 

保坂先生の教室のお庭はイングリッシュガーデンでいつも花が咲いています。

そこにある年代物のゼラニウムの話になりました。

15年前に英会話の幼児教育を始めたころに植えられたらしく、その頃はまだ、だれも子供に英語を教えることを理解してくれなかったそうです。

そして、私の行っている事業も、今はたぶん理解できる人は少ないけれども、必ず3,40年くらいすれば、わかる人が増えてくると励ましてくださいました。

健康をより良くするからといって、人格や自尊心や良心といったこころの部分、スピリチュアルという、人間の最も大切な部分に触れることが許されるのかということはずっと問い続けていますが、最近はむしろ、しっかりと向き合わなければならないのではないかと思っています。

 

人間は脳を2,3%しか使っていないといわれています。

英会話もそうですが、潜在能力を引き出す環境や教育方法がわかるようになれば、まだまだ人間は成長できるでしょう。

  

植物には成長と衰退がありますが、人間の一生はいまのところ短く、生涯のあいだ成長し続けることができるような気がしています。

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ケアンズの星空

2011年05月27日

ケアンズから車で少し郊外へ走ると、人工照明が全くない星空が広がります。

視界いっぱいに星の粒が広がり、本当に壮大で綺麗です。

 

ケアンズの星空を見上げていると、色々な思いが湧いてきます。

 

自分はどこから来たのかなぁとか、これからどこにいくのかなぁと思ったりします。

自分の体の元は、宇宙のはじまりにできた塵から来ているからです。

 

星には色々な種類があります。

  

ひとつは巨大な重い星。自分の重さのために短命で、爆発すると粉々になります。それでまた、新しい星の原料になる。輪廻のようです。もしくは、永遠にあらゆるものを吸い込み続けるブラックホール。

 

次は、少し軽い星。少し寿命が延びて爆発した後、規則的に煌めくパルサーという星に生まれ変わります。(余談ですが、輝ら星の如くという銘柄の日本酒はとても美味です)

 

そして、太陽程度のさらに軽い星。そこそこの寿命があり、爆発した後、薄暗い星になります

 

最後に、もっと軽い小さい星。ずっとそのまま変わらないままで仙人のようです。

 

摩訶不思議なのは、星にも生死があるように見える、私の観念です。

しかも、生前や死後にも、個性によってそれぞれの運命があるようにも見えます。

 

人間も似ているのかなぁと何となく思います。

 

周りとの摩擦も気にせず、欲張って、何でもかんでも自分のものにしていきながら、ついには心身が欲を支えきれずに寿命を終えてしまうようなパターンは、一からやり直し。

運が悪いと、手に入れても手に入れても満足できない無間地獄のようなところへ。

 

欲張るわけではないけれども、無欲なわけでもなく、大切なことを成し遂げたいという気持ちを持ち続けた一生は、その後もずっと煌めき続ける。

 

無気力や惰性で終えた一生は、その後しばらくお休み。

 

無私無欲になったら、もはや生死がなくなる。

 

宇宙のような大きな視点に立った時、星にはどれも正しいや間違いがないように、どのような生き方にも正しいや間違いはありませんが、たまには、ケアンズの星空を見ながら思いにふけるのもいいかもしれません。

 

 

 

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病気を防ぐためには

2011年05月24日

一度生じてしまうと、なかなか元の健康に戻るのが難しい病気がたくさんあります。

 

医学も進歩していますから、治すことができる病気もまた、たくさんあります。

しかし、いままで10年以上医師の仕事をしてきましたが、治しても治しても後から後から患者さんが押し寄せきりがありません。

 

そうである以上、病気になってはやはりいけない。

 

今では、病気を治すこと以上に病気になることをいかに防ぐかが大切だと考えています。

 

どうすれば病気を防ぐことができるかもだいぶわかってきています。

 

ひとことで何がもっとも大切かと言えば、感性豊かで、こころを落ち着け、規則正しい生活をすることにつきます。

 

私の性格は、理想に向かって、一直線に最短距離で向かうこと。(真正面にうすーく写っているのは富士山です。最近、撮る写真にも性格があらわれるんだなぁと思います)

 

  

そのコンセプトで開発したのが心医術です。

  

一度読んで、理解しておくと(難しいようなのですがこれがポイントなのです)、読んだことも忘れたころに、ある時突然、美しいものに意識が向くようになったり、運動をしようと思い立ったり、気が付いたら体調がよくなっていたり、数か月から数年かけてじわっと効いてきます。

 

そして、ケアンズは実行する環境として最高

 

リビングインケアンズとKOALANDに置いてくれてありますので、どうかお試しください。

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運命は決まっているのか?

2011年05月18日

不幸な出来事が起こった時にはこのような問いかけが生まれます。

 

「運命は決まっているのか、それとも自分で変えることができるのか?

 

ものごとは必然か偶然かということです。

 

あるものは偶然で、あるものは必然なんていう折衷案に逃げる人もいます。

 

実はこの問いかけも、きちんと考えないと、言葉の罠にはまります。

 

必然と偶然は、違う次元にあります。

必然は時間を含み、偶然は時間を含みません。

というのは、全てが偶然だと考えた場合、物事の因果がないということです。

つまり、因果という前後関係を考える必要がない。

前後関係は時間軸に乗っている。

だから、全てが偶然と考えた場合、時間の次元を含んでいない。ということになります。

  

同じ次元に無いものは、単純比較ができませんので、偶然か必然かという問いかけ自体が、どちらかを肯定して、他方を否定するという解答を出すことができないのです。

 

では、時間が経つとどうでしょうか?

 

究極的には、ヘーゲルが言ったように、いつか人間は、全て必然に到達できるのかもしれません。

一方、ゲーテが言うように、人間には到達できないところもあるという考えもあります。(私はゲーテ派です)

 

やはり次元が異なるので答えが出ません。

 

そのため、どちらにしても、今のところは、どれかを選択しなければなりません。

  

必然という因果の法則(カルマの法則)は、物事の原因をたどっていくと、必ず生まれる前や、究極的には、絶対的な創造主にまでたどり着きます。

  

科学は今のところ因果を証明するもっとも優れた法則ですから、科学が進歩してゆくと、必然の領域がどんどん広がってゆきます。

しかし、その根っこ(絶対的真理)にまではまだ到達していません。

そのため、ここで、ふたたび、気まぐれな創造主による偶然に逆戻りします。

  

ですから、結局のところ、時間にとらわれている人間は、必然か偶然かを選択しなければなりません。

  

色々な方々と話をすると、全ては必然であるという考え方の方々はやはり強い。

そして、人生を楽しまれているように見えます。

会社を経営されていたり、リーダーシップをとっている方が多いように感じます。

たとえば、私の友人のビジョンサプライを経営する中村さん。会社のホームページで

「全ては偶然ではなく、必然

と言い切っています。

http://www.vision-supply.com/html/representative_director.html

 

  

ただし、現在の出来事が過去生の生き様によるものからだ、というふうに、あまりにも、全ての出来事を自分の責任に押し付けると、時にこころが折れます。

 

  

強いものは脆いのです。

 

  

そういう時には、やはりケアンズ。

 

  

ケアンズのエネルギーは時空を超えているような気がします。

 

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不安と引き寄せの法則

2011年04月24日

最近の状況ですと、不安から引き起こされる健康被害が予想されるので、今回は不安の話を。

  

脳には引き寄せの法則としかいえないメカニズムがあります。

  

たとえば、不安なときには不安なことが思い出され、不安が強くなってゆくメカニズムです。

不安の増強作用と呼ばれています。

  

これを止めるには、脳の前頭前野に働いてもらう必要があります。

  

前頭前野を働かせるためには、リラックスすればよいのです。

  

最近の私のリラックス方法はこちら。

 

今の時期はベランダのゼラニウムが満開。

こちらで、朝の時間を過ごすと至福になります。

こんな論文もありました。

ゼラニウムの花はα波(リラックスしているときの脳波)を増やすとのこと。

http://157.1.40.181/naid/110004701430

ゼラニウムを見てリラックスするのは私だけではないようです。

  

ゼラニウムは挿し木で簡単に増やせます。

  

なお、こちらはデイリリーとクリスマスローズ。

震災で仕入れが難しくなってしまい、観念して自分で育てることにしました。

 

順調に育っているかと、わが子のように不安になるので、ガーデニングもほどほどに。

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魂の存在

2011年04月14日

今号の日本補完代替医療学会誌に「哲学でスピリチュアルを考える」というタイトルの論文が掲載されました。

http://www.jstage.jst.go.jp/article/jcam/8/1/43/_pdf/-char/ja/

というわけで、人間にはどうも魂があります。

多分、脳のホルモンやら電気信号やらなんやらが大きく関係はしていますが、それだけでは還元できせん。

脳が広く深く、関係しているようにも思えますが、もしかしたら、そんなものは砂粒みたいなもので、それを超える膨大な領域が広がっているのかもしれません。

自分全体と他者や自然とのかかわりなど、環境などの全領域と相互に関係する存在であることは間違いがないと考えています。

魂なんぞ存在しないという人もいますが(過去の私のように)、人間の最重要のものとして在るものをないと信じ込むと、著しく調和を欠き、相当なストレスになります。

問題は、連続性を保ちながら、魂が肉体を一度離れることができる存在なのかどうかということです。

不完全な教えを無理やり信じ込むことや、デウス・エクス・マキナ(困ったときの神頼み)や、エネルギーに自己を投射する方法では、私の性格上いまひとつ納得できません。

客体に存在するかどうかわからないものを、どう繋がりとして証明するかです。

これは、魂というよりも霊の証明に近いように思います。

おそらく、ヨガやカバラや密教、最近の方法ですと、シュタイナーの霊智学などによって、実際に体験してみることがステップとして必要だろうとも考えています。

ただし、この方法の欠点は、体験できない人はまったくできないということです。

このような、あくまで主観の中だけの繋がりを、客体の存在ということができるほどに、なにか法則性を持って簡単な計算式などで矛盾なく表すことができるのか、今後の私の探求の課題です。

また、面白いことを発見したら報告します。

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癒しのためのヨガ・シークエンス

2011年03月31日

私がお世話になっておりますヨガ・コーディネータの松波さまが、ジェイソン・クランデルさまからのヨガのシークエンスを送ってくださいました。

 

大震災の直後から、ジェイソンさまは心配して何度も連絡をくださり、できることがあれば何でもしたいと言ってくださっていたとのこと。そして、日本の皆さんの痛みが癒されて、安定感を取り戻せるように祈りをこめて、シークエンスを作ってくれました。

 

神経をしずめて調整し、心と身体に安定感を戻し、心をクリアにして集中力を高めてくれる、30分のシークエンスです。

(こちらのURLからご覧いただけます。)http://sachiwaves.blogspot.com/2011/03/message-for-japanese-yogis-from-jason.html

ジェイソン・クランデル (Jason Crandell)

www.jasonyoga.com

Facebook Fan Page:

http://www.facebook.com/pages/Jason-Crandell-Yoga/306517597590

私も早速試してみようと思っています。ジェイソンさまと松波さまに感謝です。

 

以下英語

Dear all,

We hope that this email finds you well.

Firstly we would like to express our heartfelt sympathy to the victims and their families of the recent quake.

Jason has worried about all of you in Japan. And he designed a special sequence to nurture your bodies and minds in this difficult time.

(If you cannot open the attached file, you can see the same sequence at

http://sachiwaves.blogspot.com/2011/03/message-for-japanese-yogis-from-jason.html

 

)

We look forward to seeing you again.

With best wishes,

  

Jason Crandell

www.jasonyoga.com

  

Facebook Fan Page:

http://www.facebook.com/pages/Jason-Crandell-Yoga/306517597590

 

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福島のクリスマスローズ

2011年03月28日

クリスマスローズ畑からクリスマスローズを移植しました。

 

このクリスマスローズは3年前は10cmくらいの小さな苗でした。

 

良心的な価格でとても元気なこの苗を注文しようと思いましたが、震災の影響でお店を閉じているとのこと。

住所を調べると、原発のすぐ近くで避難区域に入っています。

 

どのようになさっているのか心配になります。

 

義援金を送ることと祈ることしかできないけれども、想いや祈りはある種のエネルギーを持ちます。

 

良い方向に向かうことを信じて祈ることも大切と感じます。

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地震

2011年03月17日

 地震から一週間たち、職場でも停電の対策などなどが一服してやっと少し落ち着いてきました。

 

日本国内やオーストラリアだけでなく、スイス、ウルグアイ、イスラエルなどなどに住む友人から「私のこころは日本の人たちとともにある」とか「とにかくできることは何でもする」など、安否を気遣うメールをたくさんいただきました。

多分、日本の問題とかそういう境界の意識はあまりなくて、どの国の人もみんな仏様のような悲しみを慈しむこころを持っているのだと感じました。

いままで関係が良くない国の、心無いコメントが報道されたりもするけれど、日本や友好国の中にもそういう人はいるわけで、どんな国の人も、根は変わらないのだとも思います。

そして、そういうコメントをする人たちも、まだ自分のこころの中に、慈しみがあることに気づいていないだけだと思います。

 

緊急事態の時は精神が緊張するので一時的には元気になるけれど、そのような元気は長く続きません。

昨日も会った方には気をつかいすぎ、だんだんと元気がなくなってきている方もいらっしゃいます。

ショッキングな映像などを何度も見ていると、どうしても気が動きやすくなります。

こういう時には情報収集は最小限にとどめて、自分ではどうにもできないことは、身を天にゆだねて、メディア断食も必要かもしれません。

 

人間の体も社会も似ていて、他の部分がきちんと働いていれば、傷ついたところは癒えてゆきます。

このようなときは浮足立たずに、自分の持ち場をしっかり守ることが、もっとも被災者の方々を助けることになるのではないかと思います。

  

元気がないと、必要なときに必要なことができません。

  

どうか、できる方は心穏やかにお過ごしください。

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地球と人間

2011年03月03日

今回も知恵遊びを。(そろそろ、たいがいにせいという声が聞こえてきそうですが…)

 

世界人口はもうすぐ70億人。

 

日本では少子化が叫ばれていますが、地球規模では多子化。

 

どちらにしても困った。

 

普通に考えればこのように考えられます。

 

しかし、このようにも考えられます。

 

ケアンズでも行くたびに人が多く、車や建築物が増えていっているような気がします。

地球にある資源や植物や動物など、人間以外のあらゆるものがどんどん人間に近づき、それから人間の一部に置き換わっていると。

 

あらゆるものが人間を体験したくてそれを実現していると。

 

では、人間はこれから何を体験してゆきたいのでしょうか?

 

脳とこころは柔軟に。

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生まれてきた意味

2011年03月01日

前回、人間には、「何でこの世に生まれてきたのかなぁ?」という、生まれてきた意味にたいする問いがあることを説明しました。

 

今回は、理詰めでこれを考えてみたいと思います。

 

これには、先人たちの様々な回答があります。

哲学の分野での例をあげると、生きる目的などはなく生きていること自体が目的だとする考え方や、人間はこの答えには到達することはできないとする考え方です。

どれも、何か引っかかりを感じます。

楽しくないからです。

 

どうも、理性だけを使って追い求めると、逃げていくようです。

 

では、どうすれば生まれてきた目的を見つけることができるのか。

 

固定観念を捨てて発想を切り替えればとても簡単です。

 

それは、生まれてきた目的を見つけた時のことを考えればよいのです。

 

生まれてきた目的を見つけたら、あなたはどのように感じるでしょうか?

 

「私はこれに出会うために今まで生きてきたのだ」「私の○○年の人生はこれに出会うためにあった」とこころの奥から感じるでしょう。

 

それが、生まれてきた目的です。

 

これは、一つではなく、たくさんあります。

 

ケアンズでリラックスを知ると、なぜか見つけやすくなるような気がします。

 

あなたもたくさん見つけてみてください。

 

生活が楽しくなります。

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こころの奥での楽しみ

2011年02月27日

先週は医師会の先生方を対象に「生活を楽しむと長生きできる?」というテーマで講演をしてきました。

少し長くなりますが、ケアンズ療法とも関係しますので、ポイントとなるスライドを抜粋して内容をご紹介します。

 

まず、こちらのスライドは厚生労働省研究班によって行われた研究の結果です。

生活を楽しんでいないグループは、楽しんでいるグループと比べて、男性の場合、脳梗塞や脳出血による死亡率が1.75倍、心筋梗塞による死亡リスクが1.91倍という結果でした。

つまり、生活を楽しんだほうが、病気によって死亡する危険が少ないということです。

 

そのため、外来を訪れる患者さんに、なるべくストレスを減らして、生活を楽しむことをアドバイスするのですが、なかなか簡単にはいかないようです。

次のような答えが返ってきます。

楽しむということはそれほど大変なことなのでしょうか?

こころの奥を探り、楽しみを考えてみたいと思います。

 

こちらは、人間が楽しみを感じるときの行動学での動機や哲学での態度です。

行動学では、人間は「新しく珍しいもの」、「適度に複雑で少し努力すればできるようになるもの」、「成功したり失敗したりという不確実があるもの」に楽しみを感じるということがわかっています。

一方哲学では、「日々の快楽、仕事、雑事」といった外面にこれらの動機を見出す生活態度もあれば、「ほんとうの自分」を取り戻し、こころの奥にある良心に従うといった内面に動機を見出す生活態度もあります。

 

では、こころの奥では何を求めるのでしょうか? フランクルの記録を参考にしたいと思います。

フランクルはナチスの強制収容所で奴隷労働を体験したときの事柄を記録しています。

強制収容所では、今まで蓄えてきた物質的な財産は全て没収され、食事さえも、水みたいなスープしか与えられません。

また、生命すら意味なく奪われるという状況です。

このような中では、性欲や死にたいという欲求すらも起こらず、ただ、食べることしか考えることができなくなると報告しています。

やはり、世界中のすべての人々に十分な食料がいきわたることは大切だと感じます。

また、意味なく拷問を受けたときなどに自尊心が顔を出すことも報告しています。人間にとって自尊心はとても強く、適切に表現されることも大切に思われます。

人をむやみにからかったり、差別することはしてはいけないことがよくわかります。

では、これらが満たされなかった時には何が大切であったかというと、次の五つを報告しています。

「愛情」「思いやり」「自然への感受性」「希望」「神秘体験(霊性)」です。

ケアンズは、こころを開けば、これらの多くを与えてくれるような気がします。

 

こちらは古典的な成功哲学者、ナポレオンヒルからの引用です。

ナポレオンヒルは富は富を引き寄せるという法則を発見し、富を次のようにとらえています。

こころを開いて目に見えない富を得ることができるようになると、自然に多くの富が集まってくることを説明しています。

 

では、こころを開くことが難しいことなのかというと、どうもそうではないようです。

ユングによると、人間は40代で精神的価値の逆転が起こり始めます。

人生の前半は、周囲から認められるひとかどの人間になること、魅力的な異性を求めることを価値として行動し、人生の後半は、精神や魂を深めることに価値を置くようになることを説明しています。

人間が成熟してくると、自然に富を得ることができるようなってくるように思われます。

 

それでは、内面を深めてゆくとどのようなことが起こるのでしょうか? こちらが、ドミンゲスからの引用です。

つまり、日々、生きていることが楽しくて楽しくて仕方がなくなるわけです。

 

こころの内面を掘り下げはじめるとすぐにこの大命題にぶつかります。

ゴーギャンの名画で、題名は「我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか」です。

我々はどこから来たのかとは、どうして生まれてきたのかなぁ?という問いです。

最近では生まれてこなければよかったと考える方も多いですが、人間に生まれてきてよかったと多くの方が思えるような社会にならなければ、なかなか病気もなくならないように感じます。

我々は何者かということも、人間には無意識があるため、なかなかわからないわけです。

我々はどこへ行くのかというのは、死んだらどうなるのかという問いです。

死んだらそれまでなのか、輪廻や永劫回帰のように、ぐるぐる回るのか、どこかに成長してゆくワンウェイなのか(私は一番これが好きです)、ということです。

普通の人間は確実な答えを持っていないわけです。

昔は宗教がこの答えを提供してくれていましたが、歴史の中で多くのイカサマ師が出現したこともあり、現代を生きる我々にとって、理由なく何かを信じることはとても難しいのです。

 

そこで、人間は哲学やヨガなど様々な手段によってこの答えを見つけようと努力します。

心医術では、今後もこれらを深め、よりよい健康を求めてゆきたいと考えています。

 

 

 

 

 

 

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ケアンズ療法実践編・心医術①

2011年02月03日

出版から2年たち、心医術が、多くの方にご理解をいただくことができてきましたので、ポイントをすこしづつ簡単に説明してゆきたいと思います。

  

心医術は分子生物学からスピリチュアルまでの範囲をカバーしています。

  

心医術での最大の目的は何かというと、神秘体験(本文中では転換体験と記載しています)を引き出すことです。

  

河原道三氏が神秘体験をまとめています。頭の下がる、素晴らしい仕事をされていますので、ぜひご覧ください。

 

http://www.lcv.ne.jp/~kohnoshg/site1/mokuji.htm

 

  

一部の科学者は側頭葉を電極で刺激したり、薬物を使うことによって引き起こそうとするのですが、このような方法ではおそらく魔境に陥りやすいです。

 

というのは、究極の幸せという至福に引き続いて、脳ホルモンの枯渇から、究極の絶望まで引き起こされる可能性を心配するからです。

  

神秘体験がオットーのいう、ヌミノーゼと結びついているとすれば、おそらく、畏怖と畏敬の両極端の属性を持ちます。

  

心医術では、このうち、畏怖をできるだけ抑えながら、畏敬の持つ、強い癒しの力にフォーカスを当てました。

  

からだの調子を整え、脳(理性)の考える力を高めることによって、無意識(魂)にアクセスしてゆきます。

  

今回のサイクロンのような出来事から、多くの人は、神様は気まぐれで、サイコロで人間の運命を決めると考えるのかもしれません。

しかし、世界には秩序が存在するので、決してそのようなことはないと思うようになりました。

全くの気まぐれならば、全く秩序なくバラバラな世界のはずです。

  

まだ、簡単に説明するための適切な言葉が見つかりませんが、いずれ、たどり着きたいと考えています。

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ケアンズ療法実践編・幸せを思い出す

2011年01月27日

私の場合、哲学をして、自分の内面をみつめてゆくと、最も強い欲求は「幸せ」にたどりつきました。

 

アリストテレスと一緒です。

後から知りましたが、松下幸之助などオピニオンリーダーが指導を受けたヨガの行者、中村天風も同じことを言っています。

 

では、みなさんどうかというと、究極的価値(Terminal Value)を調べたオーストラリアでの心理学研究によると(Feather & Wasyluk, 1973)、成人で上位に上がるのは、創造(Imaginative)、喜び(Pleasure)、快適な生活(A comfortable life)など、どちらかと外面に求めるもの。幸せ(Happiness)36項目中34番目。

あまり、幸せは目標とされないようです。

 

経験者としてお伝えします。

 

幸せとはとても良いものです。

 

物質的な富によってもたらされる喜びをはるかに超えます。

 

そして、幸せは、難行の苦しみを和らげ(というと大げさですが、人によっては食事療法や運動療法などです)、目標達成の強いエネルギーになります。

 

ケアンズでの強力なリラクゼーション反応が、幸せというこころのスイッチを入れてくれるような気がします。

 

来月にケアンズ旅行を予定していますが、去年一年は修行三昧で多少無理をしたので、今回は、久しぶりにリラクゼーション三昧にしようかと考えています。

 

ちなみに、もう一つ興味深いのは、この研究での最下位は誠実(Honest)でした。

誠実は、ゼネラル・エレクトリック社を巨大企業に育てたジャック・ウェルチによると、成功のためにもっとも大切な徳だと説明されています。

多くの人にとって、成功するためには、意識を変えなければならないのかもしれません。

 

成功はウェルネスの要素なので、付け加えさせていただきました。

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ケアンズ療法実践編・一瞬で幸せになる方法

2011年01月17日

今回は、あなたを一瞬にして、幸せに引き上げる秘技をお伝えします。

  

あなたには、お金も、株式も、債権も、不動産も、地位も、名誉も、愛も、時間も、幸運も、健康も、知力も、体力も、努力も、苦労も、感謝も、希望も、信仰も、真理も、善も、美も、何もいりません。

  

あなたは、幸せは、苦労して、苦労して、苦労して、苦労して、苦労して、苦労して、ようやく一部の人がたどり着けるものだと、思っていませんか?

  

仏教での悟りの行と似ています。

  

滝に打たれ、座禅し、断食し、断眠し、身を捨てて、尊いものを手に入れるためには、相応の苦行が必要だと信じているからです。

  

一方で、仏教のなかの密教には、「即身成仏」があります。つまり、普通の人間を、生きている状態で、一瞬のうちに仏にしてしまう技術もあります。1)

  

まず、この、苦労しないと何事も成しえない、という固定観念を捨ててください。

  

苦労して稼いだお金は大切で、楽して稼いだお金はあぶく銭という思い込みと一緒のことです。

あなたが価値のあることに使えば、苦労して稼いだ1万円も、楽して稼いだ1万円も、同じだけの貴重な働きをします。あなた次第なのです。

  

苦労を捨てろといっているわけではありません。釈尊でさえ、苦しい修行が悟りにつながることを信じて、苦行を捨てることをなかなかできませんでした。

  

人間にとって、苦労とはそれだけ尊いのです。

  

哲学の領域でも、カントも指摘しているように、脳(理性)は自分を騙します。

  

科学によっても理解できます。苦労と成功の関係は、脳の報酬系により、絶対的な信念にまで高められることがあります。

  

ですから、苦労を捨てるわけではなく、捨てるのは、あくまで、苦労しないと何事も成しえないという固定観念です。

  

そうすると、一瞬で幸せを掴む準備ができます。

  

では、前置きが長くなりましたが、その方法です。

  

今の時点で、もしあなたが幸せだと思っていなくても、その思いを捨てて、

「私は、今、幸せになった」と、こころの奥深くまで響くように、納得するまで、何度も宣言することです。(幸せになりたい、幸せになれるかもしれないではだめです。このマントラに意味があります)

  

それだけです。

  

では、できているかどうかの確認方法です。

 

外に出てみて、ケアンズの陽差しが恵みに、風が爽やかに、いつもより美しく感じられたら、できています。(雨季に申し訳ございません)

  

他人と自分を見比べて、少しくらいハンデがあるからといって、これだけ豊かな日本やオーストラリアに住んでいて、今、幸せでなければ、何が満たされたら幸せになるのでしょう。

  

まずは幸せを手に入れてしまいましょう。

  

幸せになると、今まで、幸せにつながらなかった行動や考え方がわかるようになります。

  

幸せを手に入れたら、これらから、少しづつ離れてゆくことです。幸せは富を引き寄せます。

  

あなたがもし、この方法を受けいることできなくても心配なさらないでください。

幸せを手に入れる方法には、ほかにも幾通りもの道のりがあります。

この記事で、ブログでの、私の一年の仕事は(私の事業の目的はより多くの方のウェルネスの実現なので)終わってしまったようにも思いますが、次回からは、苦行からのアプローチを考えてゆきたいと思います。

参考文献)

1)頼富本宏 (1988) 密教-悟りとほとけへの道 講談社現代新書

 

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ケアンズ療法実践編・記憶力アップ

2011年01月12日

もうすぐ受験シーズンなので、たまには、抽象的な精神論ではなく、役に立ちそうな具体的な話題を。

  

私の父は、私が小学生の頃、国語辞典を隅から隅までノートに書き写せということを命令しました。サボれば愛のムチ、容赦のない鉄拳の制裁。

  

学習ストラテジーは全くなく、非効率な学習法を押し付けられ、結果だけは求められる、まさに苦行。しかも、まったく意味を感じられない内容に、内的動機がわくはずもなく、ただノートに書き写すだけで、全く覚えていません。いわゆる無駄な努力です。

  

しかし、これは我が家に限ったことではなく、苦行だけが良いと盲目的に思い込んだ、昔の日本の悪しき習慣のように思われます。

  

学校でも四当五落(睡眠時間四時間は合格して、五時間は落ちるという意味です)なんて言葉もありました。

  

逆境は鍛え順境は伸ばします。逆境だけでは人生だめです。

  

本当に無駄なことをしていたな、という思いが強いので、今の生徒さん学生さんには、同じ道をたどって欲しくありません。

  

勉強の前に能力開発を、という考えは昔からあります。

  

ヨガでは、マントラ・ヨガという、ある言葉を唱えて、それに意識を集中することで、記憶力を増強させる(真理にまで到達できる)方法があります。試しにこの方法で瞑想してみると、ムーラダーラとアジナチャクラに気が集まります。記憶力が増強される以前に、20回くらいで頭がクラクラしてきます。(ヨガの分野は、変に超能力をつけようという欲が大きいと、危険なのに止めらなくなるので本当に注意が必要です)

  

この行は、入試レベルでは、あまりにも大変すぎるような気がします。

  

簡単にできる瞑想法では、見たものを(目に害にならない程度に光の強いもの。や、沈む直前の夕日などがやりやすくておすすめです)を目を瞑ってそのまま再現するようなイメージ瞑想法も記憶力アップに役立つような気がしています。

  

心医術もお勧めできますバランスのとれた食事適度な運動適度な睡眠ストレスマネージメントによって、学習に使える脳のワーキングメモリーの容量は増え、長期記憶への固定もスムーズに行われます。そうすると、眉間に皺をよせてひたすら暗記するということが少なくなり、結果も出てきて、勉強が楽しくなりますから、机に向かう動機付けもついてきます。

  

ストレスマネージメントにかこつけて、快楽に流されないようにすれば、受験の追い込みはケアンズでというのも良いかもしれません。

  

他にもいろいろな勉強法や、記憶力の増強法があるでしょう。

  

人間の記憶力の可能性は大きく、古代ギリシア人は、会堂に集まる多くの人の名前を一人残らず憶えていたという記録もあります。(紙とペンと文字の発明が、この能力を退化させたといわれています)

  

とにかく、まずは、正しい学習方法を学ぶことです。何の戦略もなく机にかじりつくのではなく、急がば回れ。苦行は法が正しくてはじめて結果につながります。

  

年を取るにつれて記憶力は落ちるといわれていますが、私自身、記憶力がアップしていることを実感しています。しかも、小さい頃の記憶までが鮮明に思い出されるようになってきました。

  

長期記憶が増強することは、将来の良い出来事への期待という「希望」が増える一方、悪い出来事への「不安」も増えます。

  

諸刃の剣ですから、ヨガのヤーマ、ニヤーマを実践して、良い種をまくようにし、悪い種をまかないように注意する必要もあります。

 

お試しあれ。

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ケアンズ療法実践編・ケアンズは富を引き寄せる?②

2011年01月05日

前回の「引き寄せの法則」。もう少し詳しく説明したいと思います。

 

このような自己啓発はある種の危険を伴います。

 

少しうまくいくと、妙な優越感を感じたり、うまくいかなければ、信じることができないことに対するストレスを感じるようになるかもしれません。 

 

また、「信じる者は救われる」的な要素があるため、錯乱した自己啓発指導者が暴走するようなこともしばしばあります。

 

例えば、証明できないことをいいことに、多額の布施を要求したり、信者に対して願いが実現しないのは信心が足りないからだというふうに。

 

ヨガや禅ではこういう領域のことを魔境と呼んでいます。

 

我々は、様々な常識や固定観念にとらわれているため、信じるということはとても難しいことなのです。

 

逆に考えれば、だからこそ、健康に良いとされる、肯定的感情を意識的に高く保つことは大切なようにも感じます。

 

「引き寄せの法則」は、哲学的に考えれば、唯心論や意味論でいかようにも理論づけできます。 当たり前といえば当たり前なのです。

 

しかし、何かが実現すること信じて、心待ちにする「希望」は、とてもパワフルな肯定的感情です。

 

ですから、「引き寄せの法則」とは完全ではなく、にもかかわらず、ザ・シークレットはその効果を最大にするために、それを神と表現し、完全なものとしています。 

 

ただ、これを理解してしまうと、信じる力が弱くなるという、効果減弱につながりますので、信じたい方はここで読むのをやめてください。

 

西洋世界で、この世のすべてが神であるという一元論を最初に説明したのは、スピノザですが、私はこれが、すごく罰当たりのような気がしています。

 

というのは、キリスト教的な絶対神は、われわれの世界とは異なった次元に存在し、見ることも、聞くことも、感じることも出来ない存在で、イエス・キリストが生きた間だけ、その繋がりができたという考え方だからです。 (これから宗教の話題も増えてゆくと思いますが、こころの探求範囲が比較宗教学にも広がったためでして、特定の信仰を勧めるものではないのでご容赦ください)

 

先日、講演のために信じる力を証明する題材がないかを探して、何気なく勤務先の病院の図書室を見ていたら、「聖書における愛の実践」という本が偶然目につきました。

ページをめくると、私が勤務している聖隷事業団は、創始者長谷川保が「日本民族のために働け」という聖なる声を聞いた神秘体験によってはじまり、生涯を無一文、無報酬で過ごし、主の奴隷となって人々に奉仕するという信念で、身寄りのない結核患者を助ける目的で事業を開始し、迫害を受けたり、資金不足に陥り、しばしば危機を迎えながらも、祈りによる奇跡(献金・天皇陛下からの御下賜金など)により事業継続が可能となるという、「引き寄せの法則」にも見える、奇跡のような主の恩寵が重なり、日本最大の社会福祉法人になったということを知りました。(8年間も勤務していながらはじめて知りました)

 

クリスチャンの祈る力、信じる力はパワフルです。

 

「引き寄せの法則」では、このように知りたいことが本になって引き寄せられることもあるとのことです。

 

私自身は、本当のところ世迷いごとは大嫌いなのですが、スピノザのように、それらを信じている人を理解するために探求をはじめました。

  

しかし、心医術を実践したり、ヨガをやったり、他にいろいろな行法をすると、どうもこういう都合のよいものが引き寄せられてしまうように感じてしまいます。

 

混乱のもとになるので困ったものです。

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ケアンズ療法実践編・ケアンズは富を引き寄せる?

2011年01月01日

明けましておめでとうございます。

  

本年も、この記事を読んでくださってくれます、あなたに、ウェルネスにつながる情報を発信してゆきたいと思います。

  

2年前、わくわくする生活と健康の関係を説明した「心医術」という本を出版させていただきました。

  

自分でも実践をしてゆくと、自分から試練に飛び込もうとしない限り、健康という範囲を超えて、良いことばかりが起こるようになったことに気づいていました。

  

医学の分野でもこのようなことに気づきはじめているようで、最近も、このような論文が発表されました。

  

1995年からカナダ・ノバスコシア州で、1739人以上を対象に、10年間追跡した調査では、「喜び」「幸福感」「興奮」「熱意」「安らぎ」を感じやすい性格は、心臓病の危険率を22%減らすという結果でした。(Davidson K.W. et.al. (2010) Eur Heart J, 31)

  

無意識でも22%程度の効果が表れるということは、これを意識的に行うとどのくらい効果を高めることができるのだろうと考え、いろいろな方と考えを交換してきました。

  

そうしているうち、このような法則は「引き寄せの法則」と呼ばれて、心医術は「引き寄せの法則」と関係していることを教えてもらいました。

  

心医術は、「引き寄せの法則」を高めるガイドブックになるかもしれないと考えています。

  

年末に「ザ・シークレット」という映画を教えてもらい見ました。

http://www.thesecret-jp.tv/

  

思えば何でも実現するという内容と誤解されている方も多いようですが、そうではなく、私には信じる力と実現する度合いは比例するという内容に思えましたし、単純に同じ属性どうしが引き合うというようにも感じられました。

 

自分の考えが世界を創造するというのは、アボリジニのドリーミングを思い出します。

  

富めるものはより富むというのは聖書にもあるキリスト教の教えです。

  

現代の社会ではとかく、富を「お金」や「地位」や「名誉」だけだと錯覚しがちですが、それだけではなく、「愛情」「慈愛」「友愛」「家族愛」「情熱」「満足」「安心(恐怖や不安がないこと)」「やりがいのある仕事」「将来に希望を持てること」「自然を慈しむこと」という「わくわくする気分」も含まれるでしょう。

  

富はこれらの合計ですから、このうちのどれかを得たいと思ってどれかを犠牲にすると、「引き寄せの法則」によれば、富を失ってゆくことになるかもしれません。

  

本年からのケアンズ療法は、ウェルネスという、科学ではいまだに到達できない領域にさらに深く入っていきたいと思います。

  

不確実な部分はできるだけ正確に言葉を選んでお伝えしたいと考えていますが、「ザ・シークレット」の著者、ロンダ・バーンにならって、不確実性をこえて理解をしてくれる「あなた」にとって、何かの役に立てば幸いです。

  

最後に、お金にフォーカスが向く方が多いように感じるので、お金で引き寄せの法則を理解してみたいと思います。

  

お金は何でできているでしょうか?

 

材質は紙です。

  

しかし、その本質は金兌換制度があるころは金でした。

  

現在は金兌換制度は廃止され、「信用」です。

  

ですから、「信用」のあるところに最も多く、長い時間お金は留まるように見えます。

  

このように考えると「引き寄せの法則」とは当たり前の法則のようにも感じます。

  

さらに、お金を富と考えれば、わくわくする気分という富に対する感受性があれば、自然に引き寄せられるのかもしれません。

  

ケアンズは、そのうちで、自然を慈しむという感受性をもてば、多くの富を与えてくれます。

 

ケアンズに感謝です。

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一年を振り返って

2010年12月30日

本年の私の探求テーマはスピリチュアルでした。

  

ヨガで無限の内面を掘り下げ、科学と哲学で無限の外面に向かい、

  

自我を壊したり再構築したり、

  

濃密な宗教儀式を受けながら、一休禅師の求道中は「仏が出たら仏を突き刺せ」の教えに従い、仏らしきものが出たため仏を突き刺し、その後、ひどい気管支炎で2週間ほど寝込んだりもしました。

  

真実を知るというのは大変なことなんだなぁというのがわかりました。

  

では。

  

皆様良いお年をお迎えください。

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長男にとみてみたものが…

2010年12月27日

 

子供のころ大好きだった宇宙戦艦ヤマトの新作。

 

「宇宙戦艦ヤマト復活編」

 

長男が生まれたので、そのうちみせようかと思いみてみると、懐かしさも手伝ってはまってしまいました。

 

次元とブラックホールという量子物理学のはなしからはじまり、

 

SUSという覇権国家が(原作が石原慎太郎先生ということもあるのか)、USAとダブって見えたり、

それと関連して、覇権を超えた世界維持のシステムを目指す現在の思想の潮流を見たり、

 

聖書を歪曲して受け取り、人間を万物の霊長としてとらえようとする人間に対する非難や、レオポルドの土地倫理や、ネスのディープエコロジーのような人間と地球との深い結びつきを感じさせ、

 

高次元の存在の創造物が、人間にはブラックホールのように見えるという五感緊縛性からくる認識論のテーマが入っていたり、

 

最後には絶対神の存在を感じつつも、その絶対神が悪なのか善なのかもわからない人間の弱さが感じられたり、

 

それはまあ、壮大なスケールのものでした。

 

案外こういう子供の時に見るものが、無意識の領域に記憶されて、大人になってからの行動に影響するのかもしれません。

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人間関係でイライラしたときはこれ

2010年12月01日

人間関係でイライラしたときはこれ。

 

怒った人の写真の中から、笑顔の人の写真を選ぶという簡単なゲームMatrix。

http://www.mindhabits.com

  

WEB上でもプレイできます。

  

なお、このゲームの効果は医学的に検証されており、毎朝一週間ゲームを行わせたところ、ストレスホルモンが17%減少したという結果でした。(J Pers Soc Psychol. 2007 Oct;93(4):651-66.)

  

イライラしているときにはお試しあれ。

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ケアンズ療法実践編・マッサージ

2010年11月27日

さて。

 

やはり最初は自分は何もしないで、人にやってもらうのが一番楽。(お金を支払う必要はありますが)

というわけで、マッサージ(指圧、按摩、アロマテラピー、ボーエンテラピーなど)から入ることをおすすめします。

 

科学的な根拠を知りたい場合、医療従事者は論文を検索します。

その論文をもとに、療法がどのくらい正しいのかどうかを判断します。

 

  

論文を探すためのサイトがこちらPubmed

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed

 

ためしにaromatherapyで検索すると、たくさんの論文がヒットします。

これらをまとめると、ストレスや不安を取り除くことなど、こころへの作用によってからだの調子を整えるというアプローチをしています。

 

次にmassageで検索してみます。

すると、実に9637編もの論文がヒットします。

その範囲は、筋骨格系の不具合に留まらず、がんから喘息、不眠、不安やストレスに至るまで、こころとからだの広範に作用します。

  

ぜひ、ケアンズに行きましたら、マッサージを試してみてください。

 

マッサージはセラピストさんとの相性によって効果が左右されます。

  

よいセラピストさんと出会えますように。

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海の中の部屋

2010年11月18日

「住んだ方のこころが健康になる部屋」というコンセプトで賃貸不動産の事業を細々とやっているのですが、新しく提供することになった部屋のデザインが送られてきました。

  

ヒトの祖先は海に住んでいたため、海の中はどこか懐かしい感じがするかもしれないと考え、海の中をイメージしました。

  

場所は私が以前住んでいた横須賀。大好きな街です。

海が近いので、ぴったりです。

  

完成が楽しみです。

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ケアンズ療法実践編・豊かになる

2010年11月10日

ケアンズ療法は、ケアンズに行かなければできないわけではありません。

そして、たとえケアンズにいたとしても、ケアンズに対してこころのアンテナを立てていなければ、ケアンズにいないのと同じことです。

そのため、ケアンズに行ったときのために、準備をしておくのも大切です。

  

こころのアンテナを立てるとどのようになるのか、こちらの書籍が参考になります。

  

「何に対してでも価値を見つけることが出来るようになる。一輪のタンポポに対してでも、バラの花束に対してでも同じように。(中略)多くの物事から喜びを得ることが出来るようになる」

(Joe Dominguez & Vicki Robin. (1992). Your Money or Your Life: Transforming Your Relationship with Money and Achieving Financial Independence, Penguin)

 

ドミンゲスとロビンは、倹約という、ケチという意味ではなく、今もっているもので楽しんで生活してゆくことによって、このような感受性が生まれることを指摘しています。

  

逆説的ですが、お金の必要性からフォーカスをそらすと、逆に物質的に豊かになるという見えざる方程式も存在するようです。

「億万長者に共通する性質は、「質素」「倹約」「努力」だからです。」

(トマス・J. スタンリーほか (1997) となりの億万長者―成功を生む7つの法則 早川書房 )

  

そして、「こころが豊かになり、わくわくしている生活は健康につながるのです。」

(三井康利 (2009) 心医術-わくわくする生活と健康の理論的関係- mag2liblo

  

こころが豊かになり、それに引き続いて物質的にも健康的にも豊かになるかもしれない、ケアンズ療法はいい療法だと思いませんか?

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ケアンズ療法実践編・ガイドの力をかりる

2010年11月05日

先日はあまり忙しくない当直で、当直室にDVDが置いてありましたので、みてみました。

ひとつは「バーンアフターリーディング」もうひとつは「シェルブールの雨傘」。

生きる時代やものの考え方によって、本当にいろいろな生き方があるものだと感じます。

しかし、この対照的なDVDが置いてあるあたり、何か意図的なものがあるのではと勘繰りたくなります。

 

こころにアンテナを立てることができるようになるためには、最初はよいガイドが必要になるかもしれません。

良著などもよいガイドになりますが、見聴きによる体験の想像と、実際の体験とでは、感じ方の深さが異なるため、最初は実際に効果を体験してみるのが、もっとも早いと感じます。

 

ケアンズでは、日本ではあまり行われていない、いろいろな施術を受けることが出来ます。

リビングインケアンズに掲載されている中から例をあげると、ヨガ、メディテーション、フォーカシング、NLP、マッサージ、指圧、デトックス、ソフトティッシューテラピー、アートテラピー、チャクラ・バランシング、ホメオパチー、アロマテラピー、ヒーリングタッチ、オーラソーマテラピー、レイキ、ボーエンセラピー、心医術^^などなど

代替療法の宝庫です。

  

これらの技術は、からだのバランスによってこころをバランスしたり、逆にこころのバランスによってからだをバランスする作用を持ちます。

  

ひとえに代替医療といっても、単に症状をよくするものから、生活習慣、自我のあり方や生き方にまでアプローチしてゆくものまであり、範囲はとても広いです。

そしてその効果は受け手の感受性にも左右され、同じ療法でもまったく効果がないこともあれば、180°人生のとらえ方を変えてしまうものまで様々です。

平均的な感受性の人への効果の目安も、医学研究によって効果がある程度まで証明されているものから、長い歴史の中で経験者によって支持されたり、伝承されてきたものまで様々です。

  

代替療法はどれも、似たような利点と欠点を持つのですが、最近、日本でも問題となった、ホメオパチーを例に少し説明をしたいと思います。

  

ホメオパチー自体には効果を示したという学術論文が数多く発表されています。

一方で、今回の事件は、施術者と受け手の意識がホメオパチーの射程を超えてしまい、より確実な治療法に意識が向かなかった点に問題があるように感じます。

  

代替療法は、信じるこころがからだに作用する力も使っているため、施す側も受ける側も冷静にならないと、このようなことも起こり得るのかも知れません。

また、効果の証明が難しい療法もあり、このような分野から、しばしばイカサマ師や詐欺師的な人物、テロリストまで出現するするため、触らぬ神に祟りなし、とにかく否定しようという気持ちが働くのは無理ありません。

  

これらは、すがりたい欲求や依存したいという無意識から被害が広がるため、受ける側はこのような気持ちを持たないよう注意する必要があるように感じます。

  

幸いなことにケアンズには、とても心地よかったり、楽しかったりで(これ自体が目的ともいえますが)、効果がなくても気にならない療法や、良心的なセラピストさんが多いように感じます。

  

次回からは、これらの療法について、ひとつづつ解説をしてゆきたいと思います。

 

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プロフィール

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三井 康利。 1972年静岡県生まれ。 1997年北里大学医学部卒。 内科医。 現代西洋医学と補完代替医療、思想・哲学の良い点を取り入れ、ホリスティック(全人間的)な視点から医療を考察・提案。 臨床医として日常診療に役立てている。 資格:日本内科学会認定医、日本補完代替医療学会学識医、日本温泉気候物理医学会温泉療法医、日本旅行医学会認定医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医。
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