日本から自由にお買い物!


ケアンズの注目キーワード

売ります・買いますなどケアンズの掲示板

クジラと泳ぐ日まで

海からのメッセージはある日突然、不思議な始まりでした

2009年03月27日

 

不思議な偶然が積み重なり、ある日私の元に海からのメッセージが届いたのです。

それは何ヶ月も前から静かに静かに海の中で進行していました。

くじらからのメッセージ?

今思えばそうとしか思えません。

そのメッセージは様々な偶然がひとつひとつ重なり、私の見えないところで距離を超え、時間を超え

やがて絶妙なタイミングで私の元に届いたのです。

 

きっかけはさかのぼって3月17日の事。

選挙活動でケアンズを訪れたアンナ・ブリー、クイーンズランド州首相が次のような発表をしたのです。

 【ケアンズ17日AAP】アンナ・ブリーQLD州首相は17日、ジェットスター航空がケアンズと大阪を結ぶフライトを新設することを発表した。
西日本最大の都市、大阪とQLD州北部の観光地ケアンズを結ぶこの新路線は、週4回の予定で今年末までに就航することが見込まれている。

ケアンズは私がかつて丸5年間ツーリズムに従事した懐かしい土地です。

当時は毎朝何便も日本からお客様が到着し活気にあふれた街でした。

森の息吹にあふれた熱帯雨林。

そして生命の宝庫グレートバリアリーフ。

何度となくツアーでお客様をお連れしたものです。

けれど現在のケアンズは昨年末のフライト大幅削減で今や瀕死状態。

かつて共に汗を流した友人たちは苦境に立たされています。

けれど直行便新設はケアンズには朗報です。早速かつてお世話になった上司にメールを送りました。

 

しかし彼女からの返信は意外な内容でした。

あと数日で退社を余儀なくさせることになったというのです。

大きな会社も今や経験豊富で優秀な人材さえ放出しなくてはならないほど状況は悪化してます。

私はすぐに彼女に電話をかけました。

けれど仕事一筋で貢献してきた彼女は失意のさなかにありました。

彼女を励ましたい。心からそう思いました。再び彼女がいつもの笑顔と情熱を持って生きる姿を思い描きました。

 

・・・ そしてその6日後。彼女の元に意外な形で答えが舞い降りました。

グレートバリアリーフからの招待状が届いたのです!

 

お話はさらに数ヶ月前にさかのぼります。

リビングインケアンズの発行人であるマーフィー恵子さんが取材でひとりの環境保護活動家に出会いました。

彼の名前はジョン・ラムニー。

アメリカ人である彼はグレートバリアリーフに恋をしてやがて洋上に何年も暮らしました。

自分の一部、人生を変えてしまった圧倒的な存在。

誰よりもこの海に情熱を持つ彼はこの美しいさんご礁とそこに息づく命を守りたいと思いました。

彼の目はまるで海のように澄んでいました。

 

「くじらの群れの中で泳ぐ体験をツアーにしたらどうでしょうか?

そしてその収益金を環境の保護や研究のためにまわすことができる」

こうして海からのSOSはジョンさんを通じて伝えられたのです。

 

くじらと泳ぐ特別な4日間は沖合いで船中泊してのツアーです。

360度見渡す限り紺碧の海。ダイヤモンドをちりばめたような星空、水平線に昇る朝日。

そして、くじらと目が合う瞬間はどんな気持ちでしょう。

海に抱かれてくじらの歌を聞く瞬間はどんな体験でしょう。

 

産声を上げたばかりのこのプロジェクトを恵子さんはある女性に伝えました。

その女性とは他でもないこのケアンズの土地で長く旅行業界に貢献してきた彼女でした。

この話がやってくる数日前、彼女は電話で私に言いました。

「仕事を退職したら人間以外の生き物を助ける事がしたい」

そうした彼女の願いは天に届きこんなに早く回答が届けられたのです。

私は彼女がくじらの群れの中で嬉しそうに浮かんでいるビジョンを思い描きました。

そしてその時私は彼女が笑顔になるお手伝いをしたいと思いました。

思い出が一杯のケアンズに恩返しがしたい。

生命に満ちたすばらしいグレートバリアリーフを守るお手伝いをしたい。

心からそう思いました。

私は翌朝、早速リビングインケアンズのマーフィー恵子さんにプロポーズの電話をかけました。

「ボランティアでこのプロジェクトを成功させるお手伝いをさせて欲しい」

自分の熱い思いを伝えました。

電光石火。鉄は熱いうちに打て

「このツアーが出発するまで全ての出来事をドキュメンタリーでブログに書くのはどうでしょうか」

アイデアが泉のようにわいてきます。

その1時間後にはブログのヘッダーが恵子さんから届きました。

そして私達は4月の同じ時期にたまたま日本に帰国している事もわかりました。

それでは日本で会いましょうよ!

なぜか時を同じくしてケアンズに縁のある共通の友人が東京に滞在している事もわかりました。

それではいっそうのことみんな出会いましょうよ!

こうして瞬く間にくじらからのメッセージは人の輪をつなぎ、

点が線になるように何か大きなエネルギーをはらんで広がっていきました。

人生に退屈はなし。情熱を注いで生きる事に私は生きがいを感じます。

新たな冒険の始まりです。

Kiyomi Mackay

 

くじらと泳ぐスピリチュアルで特別な体験:詳細はこちら

http://www.livingincairns.com.au/%e3%82%a8%e3%83%83%e3%82%bb%e3%83%bc/john-rumney/

ツアーの詳細はこちら

関連記事

プロフィール

kiyomikiyomi
マッカイ清美 東京都調布市出身 日本でナレーターを経てテレビレポーターに転進。 民放各局クイズ番組レポーター、スポーツキャスター、ダイビングレポーター、 ワイドショーリポーター、コンベンション・婚礼司会業、話し方教室等を主宰。 2000年にオーストラリアに本格的に移住。 2001年から2006年までの5年間ケアンズJTB及び TPOCEANIAにてツアーガイドを経験。 現在、英国人の夫とオーストラリア生まれの娘と3人でゴールドコーストに在住。 2008年、ライフコーチ、自己啓発関連のビジネスを起業し 人々が幸せで自由で豊かになるための智恵を広めるための 事業を展開中。 またかねてからスピリチュアルなヒーリングに関するテーマにも 興味が深く、人の心のブレークスルーや気づきをライフワークにしています。 オーストラリアを軸に世界中を旅をしながら自己啓発に関する執筆活動を進めています。
2016年6月
« 5月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930  

カテゴリ

すべて表示
  • カテゴリーなし
  • 新着エントリー

    新着コメント

    RSSフィード

    このブログのRSS
    この記事/コメントのRSS