オーストラリアにおける雇用時の不正：人種差別

　オーストラリアのFair Work Ombudsmanは労使問題・職場関係問題における警察・検察組織のようなもので雇用に関する不正に対して非常に厳しい措置を取ることで有名ですが、つい先日、オーストラリアでは初めてとなる給料体系における人種差別で立件した事案の判決が下さ... 続きを読む

【誌面コラム】法律ーオーストラリアの刑事裁判における前科

　オーストラリアで刑事裁判を受けることになったのですが、これって前科が付きますか？　日本では有 罪 判 決を受けると必ず前科がつくことになり、その人が生きている限り、一生前科の記録が保管され続けます。他方、オーストラリアではシステムが異なり、裁判で有罪判決が下される際に... 続きを読む

インターネットへの書き込みについての注意点

　最近、「サービスを受けた会社についてインターネットでネガティブなコメントをしても問題ないですか？」といった質問を受けました。　法律上、サービスを受けた会社の評価をインターネットのような不特定多数の方が目にするメディアへの掲載についての注意しなければならないのは、それが... 続きを読む

ケアンズ・プロのお話【法律】

スマートフォンの普及により、事件や事故など野次馬が集まる現場では撮影を始める人達を多く見かけるようになりました。 今回のコラムでは、事故の被害を食い止めたり被害者を救済しないで撮影を続けていた場合、これが何らかの罪に問われるのか質問がありましたので解説したいと思 います... 続きを読む

新生児のオーストラリアパスポート申請について

　オーストラリア国籍の方、オーストラリア永住権所持者の方が子供を オーストラリアで出産された場合、お 子様には自動的にオーストラリア国 籍が付与されますので、海外渡航を 行う際にはオーストラリアでパスポー トの申請を行う必要があります。　急に 渡航が必要になっても、パス... 続きを読む

揉めない遺言書の作り方

｢相続手続きで揉めてしまった。　遺言があれば……｣。　よく聞く言葉ですが、本当に遺言書があれば、全く問題は起きないものでしょうか。　遺言書があっても、揉めたり、わだかまりが残ったりすることはあります。やはり揉めやすいのは、平等でない遺言の場合です。ですが、私が弁護士とし... 続きを読む

生前贈与と財産分与で気を付ける点

日本は長いこと低金利が続いており、昨年1月には日本銀行による日本初のマイナス金利の導入が決定されました。その一方でオーストラリアは政策金利を高く保っていますので、オーストラリアで子供がローンを組んで高い利子を支払っていくよりも、日本に置いてある貯金を資金に充ててほしいと... 続きを読む