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ケアンズで家を借りるガイド

6ヶ月以上の滞在なら賃貸を!!
通常6ヶ月以上から契約。家具つき、家具なしの部屋があり、売買物件よりも変動が早いです。いまのケアンズは「借りたい」人が多いのでお気に入りが見つかったら即決を!!

STEP 1 情報を集める

どの地域に住む?家賃は?大きさは?

●まず自分のライフスタイルに合わせて、住む地域や予算に合わせた家賃、部屋数・ガレージの有無など、求めているお部屋の条件をまとめましょう。

●住みたいお部屋の条件が決まったら情報集め。インターネットや新聞、実際に不動産会社を訪ねるなどの方法があります。


-オーストラリアの賃貸物件には’Furnished’と呼ばれる家具つき物件があります。スーツケース1つで入居可能で、とっても便利!!
-記載されている家賃は基本的に1週間のお値段。/wやpwと書かれている場合が多いです。
-Bondとは日本で言う敷金。退去する際に清掃料や備品修理代
などが引かれ残りが戻ってくる場合が多いです。目安としては家賃の4~8週間分。

STEP 2 下見をする

実際にお部屋を見てみよう!!

●気に入ったお部屋を見つけたら、早速そのお部屋を管理している不動産会社に連絡し下見の予約をしましょう。指定された日時に指定された場所に行けばOK。

●鍵を渡されて自分で下見する場合、指定された場所に担当者がいて案内してくれる場合があります。また、他の下見希望者も参加している場合もあります。


お部屋の下見(収納スペース、セキュリティー、床・カーペットの状態etc)の他にも、物件の周囲の状況、例えば最寄のバス停やスーパー、治安や近所の住人の様子なども合わせてチェックしておきましょう。

STEP 3 申し込みをする

お気に入りのお部屋が見つかったら申し込みをしよう!!

●ココに住みたい!!というお部屋が見つかったら不動産会社から申込用紙をもらいましょう。必要事項の記入をします。

●申し込みの際には、申込用紙のほかにパスポートや免許証などIDのコピー、手付金として1週間分の家賃が必要になりますので準備しておきましょう。


一つの物件に複数の申し込みがあった場合など、オーストラリアでは、その物件のオーナーの審査により入居者の選出が行われます。より選出されやすくするためには、家賃の支払い能力があることを証明できる銀行の残高証明や給料明細、保証人などを申込用紙とともに提出すると良いでしょう。

注意!!

日本の場合とは違い、申込書を提出してもオーナーからの返答が出るまでは賃貸成約は成立していません。
申込書提出後、どのくらいで結果が出るのかを予め確認し、それでも連絡がない場合はこちらから連絡しましょう。審査に通らなかった場合は、手付金として支払っていた1週間分の家賃は返金されます。また。審査に通った後、入居を辞退すると違約金が発生します。

STEP 4 契約成立

いよいよ賃貸契約成立&手続き

●オーナーの審査に通ると連絡が来ます。そこで晴れて契約を結ぶことが出来ます。契約書(Residential Tenancy Agreement)にサインして、賃貸契約が開始となります。その際、Bond(日本でいう敷金):通常家賃の4週間分と家賃:通常1か月分の支払いが必要です。


契約の際に入居時の家の状態をチェックする項目がありますので、入居前に床や壁に傷があったり、何か破損部分などがある場合はここに記入しておきましょう。退去時の敷金の返金をなるべく多くするためにも、またトラブルを避けるためにもとても重要です。

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Cairns One

 

充実の設備とセキュリティ完備!
24時間管理された大型リゾートユニットが誕生!

 

 

高級リゾートホテルで暮らすような、優雅でスタイリッシュなスローライフを実現

 
街の中心から車で約5分。

街の喧噪を少し離れた場所にあるセキュリティゲートを超えると、その敷地の広さにびっくり!

 

敷地の端から端まで連なる巨大なプールは、まるで遊園地かと思うほど。

 

 

夜にはライトアップされ、

美しく幻想的な雰囲気になるのだとか。 

 

  
全9つにも及ぶリゾートプール以外にも、24時間使用可能のジム、無料テニスコート、BBQエリア、コンビニなどもあるという、まるでリゾートホテル住宅。
 
 

 
敷地内は、常に巡回しているスタッフによって徹底的に管理され、深夜にはセキュリティスタッフの見回りも。特にセキュリティーが充実しているのがうれしい。
 
 

 都会のスタイリッシュなデザインで設計された、間取りやキッチン、収納、バスルームは機能的で使いやすいのが最大の魅力。

 

また、1ベッドルームから2,3ベッドルーム、ビラタイプ(2階建てビラ)など、様々なタイプの間取りを自分のライフスタイルに合わせてチョイスすることも可能。
 
 

夢が膨らむ空間に仕上がったケアンズワンは、ケアンズの不動産をチェックするなら一度は見ておきたい物件です。

 

 

Data

<延床面積>

各タイプによる

 

住所     12 Gregory Street, Parramatta Park

 

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The Keys

ふたつの世界遺産を望む極上ゴルフリゾートライフ

 

 

雄大な大自然がもたらす静寂と安心感に包まれ、最高のリゾート気分

ゴルファーなら一度は憧れる"ゴルフリゾートに住む"という最高の夢をかたちに実現した、パラダイスパームズ・カントリークラブに佇む「The Keys」。

 

空港から15分、ケアンズ市内からも20分という恵まれた立地環境に加え、GBRと熱帯雨林ふたつの世界遺産に挟まれた贅沢なリゾートです。

 

外観は誰もが羨む洗練された瀟酒なデザイン。

それでいて周りの自然と見事に融合しており、景観を一切損なわない工夫がされていて、しばらくのあいだ瞳を奪われてしまいました。

 

さすが建築各賞に輝いただけあります!

 

 

 

部屋からは美しいチャンピオンシップコースが望め、バギーでそのまま移動できるという贅沢さ!

 

大型のゴルフバッグを多数しまってもまだ余る収納スペースはこの物件ならでは。

 

 

また、ゴルフ場のクラブハウスにはレストラン・カフェをはじめとする多彩な設備が。

陽が沈みかけてコースから戻ると昼間とは一変、幻想的なライトアップに身を包んだ「The Keys」が姿を現します。

 

ゴルフリゾートに暮らすという最高の贅沢を、ケアンズで叶えてみたいと思わされる最高の物件でした。

 

 

 

Data

<延床面積>

129㎡~360㎡

 

住所   78-76 Moore Street, Trinity Beach

 

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Vision

街の中心にして目の前は海!
豊かな都会生活とリゾートライフが同居する最新型ユニット

 

 

贅沢の粋を集めた、ケアンズならではの贅沢な暮らしを実現する夢の空間

 
海に向かうゆったりしたテラス、広く大きく取った窓、清潔感のある白で統一された広々としたリビングなど、ケアンズでのリゾートライフに欠かせない「優雅さ」を実現した夢とあこがれの空間を実現!
 
部屋のどの位置からでも見える海の眺めは、まるですべてが計算された絵を見るよう。

 

 

 

さわやかな海風、そしてサンサンと降り注ぐ太陽の光を感じることができる間取りに加え、多様化しつつある家族それぞれのライフスタイルにも合うように部屋同士や書斎がうまく距離をとって同居する間取りはデザイナーズマンションのよう。
 
 
充実した隠し収納が至るところにあるため、生活感のあるようなものが外に出ることもありません。

 
 
 

 

また、街の中心にしてオーシャンフロント。
お洒落なレストランやカフェ、バーまでも徒歩圏内。

 
美術館を覗いたり映画やウィーンドーショッピングを楽しんだり、都会の暮らしを楽しみながら、部屋からは海の眺めを楽しみ都会の喧騒を忘れることも出来るのです。
 
スタイリッシュとコンパクトさが同居している上に、街中心部という最高の立地、エスプラネードの海をみて暮らす優雅さは、ある意味「パーフェクトな物件」と呼べるのではないでしょうか?

 

 

Data

<延床面積>

各タイプによる

 

住所     125-129 Esplanade & 114 – 118 Abbott St, Cairns, QLD 4870

 

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Vue

極上ビーチフロントリゾートにて味わう悠久のながれに包まれて

 

 

絶景という贅沢をあなたの日常に添える空間

 

注目リゾート、Trinity Beachを代表するマンション「VUE」。

 

この物件最大の特徴は何と言ってもその絶景の素晴らしさとロケーション。

 

玄関に入るとすぐ眼に飛び込んでくる一面のオーシャンビューは圧巻!

GBRまですぐに手が届いてしまいそうな錯覚に誰もが酔いしれることでしょう。

 

まるで海に浮かんだ孤島からの眺望という、この先も変わる事のない、絶対的な価値が約束されているのです。

 

 

 

モダンなキッチン、開放感溢れる高い天井とゆとりある室内の空間デザインは最新建築技術の賜物。

各空間とも窓が大きく取られているため、ガラスの存在を忘れてしまう程。

 

 

寝室から浴室への移動や使い勝手も巧みに計算されていて、デザインのみでない洗練を感じました。

 
窓から降り注ぐ眩いばかりの陽光と潮風に包まれて朝を迎えたら、のんびりとビーチを散策、その後は歩いてすぐのレストランで食事やショッピングと、至極のリゾートライフを提供してくれる「VUE」。
 

 

ここには、人生の新たな喜びを見出せる本当の価値が存在している!とさえ感じました。

 

 

Data

<延床面積>

95.86㎡~243.10㎡

 

住所   パラダイスパームズ・カントリークラブ6番フェアウェイ沿い

 

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ケアンズおすすめ物件リスト

Il Centro

ケアンズ市内にある清潔な1ベッドルームアパートメントです。即入居可で、全家具つき。裁判所の真ん前にあり、セキュリティもしっかりした安全な物件。職住接近の居住用として最適な立地です。

● 16/26 Sheridan St.
● $190,000
● 1ベッドルーム / 50㎡

Trilogy

ケアンズ市内中心地のトリロジー8階にある高級アパートメントで、眺望も良く、海と山がご覧いただけます。ベランダは3つあり、共有の大型プールやジムもあります。好立地、眺望、安全、清潔、高品質と5拍子揃ったお勧め物件です。

● 801/99 Esplanade
●  $333,000
● 1ベッドルーム / 112㎡

Cairns One

投資物用としてもマイホームとしても大変魅力的な物件です。各部屋にはバルコニー、地下駐車場、地下収納庫も。その他テニスコート、ジム、バーべキュー施設が充実しています。

● 12 Gregory St. Parramatta Park
● High $200,000
● 1LDK+書斎 / 74㎡

Paradise Discover

ゴルフコース付近の物件の需要が非常に高くなっていることから、今後資産価値も大きく上がる可能性があります。高級住宅地で、セキュリティゲートで囲まれています。

● Lot 26 Parkinson Avenue, Kewarra Beach
● $205,000
●  土地面積 850㎡(更地)

Rainforest Grove

閑静な住宅地に位置するこちらの物件はキッチンとバスが改装されたばかりのモダンな造り。$35,000相当ものスタイリッシュな全家具と40インチのテレビや電化製品の数々が含まれていますので即新生活OK!

● 1/40 Moody St. Manoora
● $225,000
● 2ベッドルーム、1バス、1カーパーク

Rainforest Estate

緑豊かな土地に佇む大きな一戸建てです。木造のパティオは大木による日陰が眩しい日差しを遮ってくれます。窓からは心地よい風が吹き込み快適な生活が送れます。

● 1Cyathea Close Kamerunga
● $350,000
● 3ベッドルーム、1バス
    2カーパーク 584㎡

Cairns Pavilions

不動産を購入する前に、実際に住めれたら安心度が増しますよね。アールビルに新しく建てられたここケアンズ・パビリオンズは、大型ショッピングセンターのすぐ横。借りてから購入できる、嬉しい新制度を導入した画期的な物件です!

2ベッドルーム→家賃:週$320~/購入価格:$293,000~
3ベッドルーム→家賃:週$$360~/購入価格:$330,000~

購入を決めた場合、物件価格から、3ヶ月分の家賃を引いてくれます。

Smithfield Village

ビーチに近い人気のエリアに位置するお勧め物件。買い物も学校も近所なので便利です。ディッシュウォッシャー、エアコン、高速インターネット完備のきれいでモダンな造りです。

● Kingsborou Way
● $385,000
● 3ベッドルーム、2バス
   

Sugarworld Estate

話題の新興住宅地に位置するきれいな一戸建て。広く快適な室内が自慢の造りです。ステンレス製ガスレンジ、ディッシュウォッシャー、エアコン、セキュリティフェンス、完備。

● Banville St.  ● $350,000
● 4ベッドルーム、2バス、2カーパーク
 

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今が買い時!不動産特集

海外に家を持つ…少し前までは大それた夢だったかもしれないけれど、
円高、外国人が購入できる物件の制度変更など、
好条件が揃った今はズバリ「買い」!

オーストラリアの不動産購入は、
大切な資産を貸し金庫に移すようなもの

資産分散を考慮する、在日本の買主が増加

日本人が買える物件

 最近、特に2009年の年が明けてから、日本に在住の方がオーストラリアの不動産のご購入について、具体的なアクションを起こすケースが増加してきました。

これには色々な理由が考えられるのですが、その背景の大きな部分に「資産分散」という考え方が有るようです。  

世界も、そして日本も非常に厳しい経済環境の中、なぜ今オーストラリアの不動産なのか。

単なる問い合わせのみならず、具体的な購入に向けてのアクションを起こされる方とのやり取りの状況を振り返ると以下の2点については、ほぼどの方にも共通しているようです。

 

■2008年の1年間を通じ「これから益々厳しくなる」等の経済悲観論が蔓延していた状況下で、当初は様子見であった方も、2009年になり「それでは何かをしなければならない!」という発想に変わってきたこと。 つまり「不透明感→様子見」という状況から「危機感→回避のための具体的行動」という状況への変化。

 

■ 国の財政、資源、環境、治安、地政学的観点など、幅広い方向から世界の先進国を見渡したとき、オーストラリアは多くの分野でトップクラスの実力を持っていると判断できるという考え。 確かに、オーストラリアもリセッションに入ったとは言われていますが、他の国との比較論では非常に優位なポテンシャルを持っているという判断。  

 

これもお客様に言われたことなのですが、「もし自分にかけがえの無い財産、例えば“モナリザの絵画”が有ったとしたら、きっと安全な保管方法を探すはず。たとえ保管に多少のコストが必要であっても、きちんと空調まで管理された貸し金庫のようなところを利用するはず」。

 

オーストラリアの住宅不動産価格は、地域により、物件により若干のずれは有るものの、07年末くらいがピークであったと言われており、現在の市況としてはオファーのやり方によっては20%から30%くらい安く取得できる物件も出てきています。  

 

 

また、日本円から考えれば為替もピークよりは約30%前後の豪ドル安。つまり、物件価格で3割引、為替で3割引の、トータルでピークの半額で自分の資産を「安全な貸し金庫」に入れることになるのです。  

 

巷で良く言われる「ピンチをチャンスに変える」という言葉がありますが、やはりそれを実践するにはどこかでそのアクションを起こす必用が有るのではないでしょうか。

 

荒木祥久
QLD州不動産フルライセンス所持。日本宅地建物取引主任者。スターツ・インターナショナル・オーストラリアPty Ltd代表取締役。

ビリー・ガートナー
プロフェッショナルズ・エッジヒル社代表取締役。20年以上に渡り、ケアンズで不動産売買に従事。

 

 ケアンズ新築物件をチェック ケアンズ注目物件をチェック

 

 

円高・低金利で不動産購入に追い風

長期的な円高傾向で、円での不動産価格に変化

 

オーストラリアに移住して21年目、不動産、為替や金融市場の変貌を見聞してきましたが、最近は『不動産を購入しやすくなった。』と実感します。  

 

 

初めてシドニーを訪れた1984年の豪ドル為替レートは250円でした。ワーキングホリデービザの若者の中には、アルバイト代を貯め、諸外国を旅行しながら帰国した人達もいたぐらいの『円安/ドル高』でした。  

 

 

1988年には、豪ドル為替レートは100円前後で安定し、その後一時的に60円台に突入しましたが、長期的には平均80円台で推移したと記憶しています。ところが、07年頃には90円台そして100円台を突破し、円安傾向が続きました。  

 

 

09年に入ってからは50円台から70円台で長期的な円高が続いています。2008年に4,000万円で購入した不動産を、今は2,800万円程度で購入できる計算になります。  

 

 

更に、新築物件も中古物件も値引きが当たり前と考える時代に入りました。特に新築物件に関しては、在庫処分のため、値引き価格を発表するディベロッパーも出現しています。買い手にとっては大変ありがたい話です。

過去45年で最低の利子で、ローン返済に救い

 

 

統計によれば、戦後のオーストラリアの不動産価値は、7年周期で上昇しており、過去100年間のケアンズの不動産の年間当たりの平均上昇率は9%ということです。  

 

 

1988年に、株が大暴落し不動産価格が高騰しました。
売主が3年前に$80,000で購入した2LDKのシドニーのマンションを、$175,000で購入した年でした。当時は一時的な高騰と思っていましたが、一旦下落したものの現在$450,000まで上昇しています。  

 

 

1990年頃、ケワラビーチの200坪の更地が3万ドルで販売されていましたが、現在は類似物件が20万ドルで販売されています。1995年頃、ケワラビーチの戸建て4LDKは16万ドル程度でしたが、現在は40万ドル台に値上がりしています。  

 

 

このように長期的な投資はキャピタルゲインの可能性を高めると言えます。  

 

 

オーストラリア政府は、公定歩合を引き下げ、初回不動産購入者に援助金を払うなどの政策をとり、不動産市場の活性化に力を入れています。長年継続しているネガティブギアリング制度などで投資家に節税メリットを与えているのも、不動産市場の保護政策であると考えられます。

 

 

1990年頃の利息は17%台で、住宅ローンは18%台まで上昇しましたが、現在の利息は過去45年間で最も低い3%台で、住宅ローンは5〜6%です。  

 

 

50%以上のオーストラリア人が、住宅や投資物件を所有していますので、不動産市場の低迷はオーストラリア経済に深刻な影響を与えます。今後も、政府は不動産市活性化/安定のための政策を継続するものと推測します。

 

まさに『今は絶好の不動産購入チャンス』であると考えられます。

 

河本誠二
山口県出身。89年よりオーストラリアの不動産業に携わり、2005年河本リアルエステートを設立。お客様を一環して完全サポートする体制で信頼が高い。趣味はゴルフ、釣り、卓球、テニス。
メール:kawamoto@tpg.com.au

 

 

 

 

初めて不動産を購入する豪国民・永住権所持者
への政府援助金アップは今年の6月まで

ファーストホームバイヤーに、期限付きの特権

 

ファーストホームバイヤー制度とは、オーストラリア政府がオーストラリア国民・永住権所持者対象にオーストラリア国内に居住用住宅の初めての購入者に援助金を出している制度のこと。

 

 

その援助金の額が一時的に大幅アップとなっている。通常の補助金は7000ドルだが、今年6月末までであれば、中古住宅で2倍の14,000ドル、新築で3倍の21,000ドルだ。  

 

 

表面上のお得な点は援助金アップだが、実は更にお得なことがある。それは50万ドル以下の物件で、印紙税が無税となっている点。  

 

 

2009年4月24日、ラッド首相は、今年6月末でファーストホームバイヤーの一時的な援助金アップの延長をしないことを明言した。該当する人にとっては、今から6月末は、またとないチャンスとなりそうだ。

 

 

購入に更なる好条件

これだけでもすごいことだが、更にお得な状況となっている。

 

 

■ 世界的な不況などにより、ケアンズの不動産の価格も下がっている。ここ1年半で約15%下落と言われており、40万ドルだった物件→34万ドルに。

 

 

■ ホームローンの利子の下落。1年ほど前は10%近かったが、今は約半分

 

 

■ 政府の援助金大幅アップに乗じ、ファーストホームバイヤーを狙った各デベロッパーの値引き競争

 

 

■ 円高。友人は日本の親せきから1ドル70円計算で2000万円=約28万5千ドル借金して家を購入した。1ドル100円になった時に10%の利子をつけて返せば、22万ドル=2200万円となり、為替により6万5千ドル得したことになる。貸した親せきも日本ではありえない10%の利子を得る。

 

 

■ 資源価格の下落により、新築の場合、1年ほど前に比べ建築費が約3%安くなった。25万ドルの家の場合、7500ドル割安になる計算だ。  

 

 

今後の長期的な展望では、ケアンズの不動産は上がると言われている。資源国であること、人口増、安定した政情、山と海に囲まれ意外と狭い宅地など、好材料が目白押しなのである。

 

南盛隆
ケアンズ在住19年目。AMI Realty 代表取締役。オーストラリア、ケアンズの不動産売買スペシャリスト。地元に根ざしたサービスで住宅、商業、投資物件のほか、ビジネスの売買も手掛ける。
メール:admin@qldre.com

 

 

 

 

FIRB(外資審議会)政策改訂に関して
〜居住用不動産〜

法の改定で、外国人による不動産購入が身近に

永住権を保持していない外国人が居住用不動産を購入する場合、FIRB(外資審議会)という政府機関より購入認可を取得する事が義務づけられていますが、2008年12月18日付けで、外国投資政策が一部改訂されました。

 

 

ここでは、居住用不動産の購入に関する変更点の一部をご紹介します。

 

 

■ 中古物件の購入に関して 12ヶ月以上のテンポラリービザ保持者であれば、中古の不動産物件においても購入が可能となりました。

また、学生ビザ保持者による中古物件の購入に関して、それまで30万ドルの限度額が設けられていましたが、今回の改訂により購入限度額は無制限となりました。

 

■ 宅地用の空き地購入に関して 外国法人・非居住の外国人が宅地用の空き地を購入した場合、物件の建築工事開始までの期間が土地購入から24ヶ月以内と延長されました。

加えて建築費用に関する制限も無くなりました(それまでは土地購入から12ヶ月以内に土地購入費用の50%をつぎ込んで物件建築を開始する必要がありました)。

 

 

■ 新築物件の購入に関して これまでは、物件総戸数の50%までしか外国人に売却することができませんでしたが、開発業者が地元および海外にて販売促進活動を行うことを条件にこの制限が撤廃されました。

 

これまで新築物件の定義は、誰も住んだ事の無い、または売却された事がない物件とされていました。これからは、今まで売却された事が無く、12ヶ月以上賃貸されていない物件という定義に変わります。

 

 

■ 一時滞在者*に対する免責事項 一時滞在者は以下の場合、FIRBへの申請義務が必要ないとされています。

 

 

▼投資目的ではなく自らが住むという目的で既存(中古)の物件を購入する場合 

 

▼新築物件を購入する場合 ▼宅地用の空き地を1区画購入する場合

 

 

■ 簡素化された行政手続き

 

新築物件・宅地用の空き地を購入する際、FIRBへの申請手続きが簡素化され、非居住外国人が物件を購入する際に必要な、FIRBへの承認申請手続きに関しても一時滞在者は免除されています。

規制緩和により、不動産購入に対するハードルがグッと低くなりました。 この機会に是非、夢のマイホームを実現してみてはいかがでしょうか。

 

イボンヌ・ローランド
Cairns Key Real Estate代表取締役。20年以上に渡る経験豊富な販売実績でお客様にぴったりな夢を実現してくれると地元で評判。皆のおかあさん的存在で、大の親日家でもあり、日本に沢山の友人・知人を持つ。好物は漬物。

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ケアンズ物件購入ガイド

STEP 1 「いくらで」「どんな家を」買いたいか決める

購入前の資金計画は必須!

どの会社に頼む?

ローンは、各ローン会社、銀行など様々な機関が行っており、商品も様々。資料を集めて検討しましょう。

自分に合った住宅ローンを選ぶために、利息率だけでなく、申請手数料、物件価値査定手数料、ローン口座管理費、ローン早期/追加支払い手数料などの設定、固定利息か変動利息、オフセット設定、パッケージの有無についても調べて。

返済できる月々の金額、年数はどのくらい?借りられる金額は?

いくら借りられるかは、収入と購入物件により異なります。条件によっては、購入金額のほぼ全額借りられる場合も。(投資目的の場合は担保も必要)。

利息が低ければ良いというわけでもなく、返済の柔軟性、利息の変動のない固定レートなど、様々な方向から検討しましょう。

条件を整理しよう

家族構成、場所など 条件を絞り込もう

仕事で多忙だから庭の手入れは最小限、子どもがいるから庭とプールがある家、シティに近い近代的なユニットなど、自分の望むライフスタイルを明確にすると、条件が絞り込みやすくなります。

 

 

 

STEP 2 不動産業者・物件を選ぶ

物件だけでなく、不動産業者選びも
物件購入の成功につながるカギ!

日本とクイーンズランド州の住宅不動産取引の違い

1) 買主は不動産業者に手数料を払わなくてもよい。

2)オーストラリアには“仲介”という概念が無く、不動産の法律として、物件の売り  出し広告をしている不動産業者は全て“売主の味方”でなくてはならない。

3)売主がアポイントした不動産業者とは別の不動産業者を通じても物件を買える。  
(別の不動産業者を通して物件を買っても物件価格に差は無い。業者同士で交渉)

4)最初に物件を紹介された業者からしか、その物件を買う事ができない。

不動産業者が売主側からアポイントされているかどうかを冷静に考えて、どの程度自分(買主)の味方の動きをしてくれるかどうかを見極めましょう。物件案内を受ける前に、まずは不動産業者と会って話を聞いてみるのが重要な場合も。

 

 

 

STEP 3 買いたい物件を絞り込み、契約へ

日本と違って、こちらでは契約時に第三者である弁護士が、売主、買主双方に立ちます。弁護士は、契約内容の確認のほか、売り主との連絡も取ってくれます。(弁護士は自分で決めるか、不動産業者より紹介してもらいます)

※下記は一般的な流れを示しています。期間や手続きは、物件や業者により異なる場合もあります。

1. 家を探す

★ 物件探しの前に ローン仮承認をもらう
STEP1にもあるが、物件を決めるまでに住宅ローンの仮承認をもらう(Finance pre-approval)ことが重要!
時間がかかる場合があるので、契約を交わす前に進めよう。認可されて3ヶ月は有効。

新聞広告、インターネット、不動産会社に相談し、見学などをして気に入った家を見つける。
申込書に基づき売主(Seller)が契約書を作成。買主(Buyer)に届けられる。

 

 

 

2. 契約書の内容確認

★ イニシャル・デポジットの支払い
物件を押さえるための「申込証拠金」。正式な契約を行わない時は全額ドルベースで返金される。※イニシャルデポジットは義務ではないが、支払っておくと今後の手続きがよりスムーズに。

状況に応じて、弁護士が内容を確認
(日本にいる方は、原本を送付して行う)

 

 

 

 

 

3. 契約書に署名・頭金の支払い

頭金の支払い
物件価格の約10%の頭金を支払う。(イニシャルデポジットを払った場合は、それを差し引いた額)
頭金は、決済時まで売主側弁護士の信託口座で保管される。

 

 

 

 

 

 

 

4. 売り側主が承認サインして契約成立

クーリングオフ制度
契約日(売り主・買い主双方の署名が入ったことを弁護士など代表者が確認できた日)から5営業日は、クーリングオフ期間。理由を述べなくても考えを変えることができる。 この期間に弁護士の助言を求めたり、物件に関する必要調査やローン手続きの調整などを行える。ただし、購入意志を取り下げる場合は、物件価格の0.25%を買い主が支払う。

売り主は、金額、条件を確認して契約書にサイン。

“UNDER CONTRACT”の看板が物件に掲げられる。

 

 

 

 

 

5. ローンの承認書類取得・建物/害虫検査を行う

建物/害虫検査費用の支払い
家屋保険の申込費用の支払い
住宅ローン設定に関わる諸費用の支払い

銀行による物件の査定
ローンの最終的な承認を得る際は、銀行が物件の価値を査定して、借りられる額が決定される。仮承認の結果と変わる場合もあるが、査定額は機関によって異なる場合もあるので、1度ダメになっても諦めないで違うローン提供者にあたってみよう。

契約日から14日間が目安
契約書に売主・買主双方のサインが入ってから通常は14日以内に、ローン提供者から承認を得る(Finance)。
同時に、建物/害虫検査を依頼。(ローンの承認が下りなかったり、建物の欠陥など問題がある場合、契約を破棄、あるいは値段を交渉)
問題がなかった場合、“SOLD”の看板が物件に掲げられる。

 

 

 

6. 決済金の送金準備

印紙税の支払い
ファーストホームバイヤーは50万ドル以下の物件は免除(09年4月現在)
最新情報:www.osr.qld.gov.au

中古や完成物件の場合、契約日から30日が目安
通知が売主側の弁護士より買主側の弁護士に届けられ、決済日時が決定される。

 

 

 

7. 決済(Settlement)・登記移転

売買残金/登記費用の支払い
弁護士費用、検査レポート(弁護士が行う)、市民税の支払いの他、ボディコーポレート(共益組合)などの調整金が必要な場合も。

売買残金や諸費用の支払いを済ませると、電子権利書(Title)が発行され、政府が管理する。決済日に鍵が売主の不動産業者から渡される。光熱サービス関係の名義変更は当事者同士で行い、地方自治体などへの家主変更通知は通常弁護士かローン提供者が行う。

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日本との二重暮しをしながらケアンズを謳歌

ケアンズロングステイ体験談

「大好きなケアンズに家を持ちたい」の夢を叶えた杉山ご夫妻

絶対に将来ここに家を建てたい!と直観的に直感的に思ったんです。

杉山ご夫妻
名古屋にて建築関係の会社を経営されている杉山雅彦さん・智子さんご夫妻基本的な住居は日本に置き、日本とケアンズを行き来する生活。将来はケアンズにもっと長く住めるよう計画中。

はじめてケアンズに訪れたのが約25年前。

 

手つかずの大自然に感動し、楽園を思わせるのんびりした空気にひかれて、一目でファンに。

 

以降、年に1度は観光で訪れていたという杉山さん。

奥様は「絶対に将来ここに家を建てたい!と直感的に思ったんです」と言います。

統一感のあるインテリアと、開放感のある広い空間を実現!

インテリアコーディネーターにすべてをお任せしたリビング&ダイニングは広くて開放感たっぷり

テラスとプールの仕切りには強化ガラスを使って一体感を出し、広く開放感あふれるテラスを実現しました。

長年の夢が叶い、2007年8月に新居が完成。

 

海外に家を持つことに関しては、さしてトラブルはなかったとのこと。
「すっきり都会的でモダンなリゾートを希望し、イメージ以上のものに完成したので満足しています。

業者の方の英語を河本さんが日本語に翻訳して下さったおかげでしょうね。

細かい部分の見積もりも頂けたので、予算も仕上がりも大満足。

河本さんにお願いしなかったらこの家は完成しなかったと思います。

  

インテリアは、自分たちのイメージを伝えただけ。

プロの方にトータルコーディネイトしてもらい、最高のくつろげる空間になりました」
この家には、現場の人が夢を忠実に再現してくれ、熱い想いが一つになって出来上がったという付加価値も。

 

「私は日本で建築の仕事をしていますので、その点で河本さんも大変だったと思います(笑)が、わざわざ日本まで来ていただいたこともあり、その誠意に感動しました。」

 

「皆さんに感謝の気持ちがいっぱいで、この家作りを通じてますますケアンズが大好きになりました」

と奥様が続けます。 今まで特に趣味はなかったけれど、パームコーブにたくさんの素敵なボートがあるのを見て興味を持ち、日本で船舶免許を取得し、12人乗りの船を購入されたという行動派のお2人。

 

いつかケアンズに運んでたくさんの人たちと一緒に楽しみたい、と大きな夢をお持ちです。
「ハードの部分(家)が完成したので、今後はソフトの部分として、様々な人との交友関係を深めてケアンズライフを更に充実したものにしていきたいですね。

 

日本滞在中の家の管理は河本さんにお任せするので安心です

 

おしゃれな外観と広々した芝生が美しく、この辺りでもひときわ目を引く

 

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ケアンズ市街よりサザンアクセスロードを利用して南へ車で約15分、センテナリーハイツという近年人気の住宅地に、3LDKの一軒家をかまえるご夫妻。

 

ロングステイ体験談

最初に手を加えた家の側面。現在はオクラなども育てている。

「とにかくケアンズで暮らしたかった」というNさんご夫妻が出会ったのは今から5年前のケアンズ。

 

当時はワーキングホリデーでの来豪だったが、2人ともビザ終了後もケアンズで暮らしたいという思いが強く、「とりあえず何とかなるかもしれないと思って、帰国1週間前に履歴書を持っていったんです」という均さん。

 

その後、同店のオーナーが日本へ来た際に面接を受け、2000年7月にビジネスビザを取得、2人の思い出の地ケアンズヘ帰ってきた。

手始めに芝刈りから、念願のプールをオーダー
自分達の理想の家に近づいていった

ロングステイ体験談

 

ロングステイ体験談

奥様の趣味であるゼブラ柄を基調とした色使いのリビング

 

ご夫妻の住む家は、ケアンズ市街よりサザンアクセスロードを利用して南へ車で約15分、センテナリーハイツという近年人気の住宅地にある。

「最初はユニットを探していたんですが、私の親の薦めもあって一戸建てを考えるようになったんです」と奥様。それからは休みの度に新聞や不動産の情報をチェックし、色々な家を見てまわった。「外観だけのものも含めると50〜60軒は見たと思います」。

 

 

現在の家に決めた理由は、「まず外観が気に入りました。室内もオンスイート(寝室とバストイレが繋がっている造り。ゲスト用と分けられるので人気のスタイル)やセキュリティースクリーン、ティンバーフェンスなどが気に入ったので。もちろん価格もですが」。
220坪と、とにかく広い敷地が印象的なお宅だ。

 

「入居した当時は、庭があまりにも広く殺風景で、一体何から手をつけていいんだか分からずナーバスになった(笑)」。

 

 

最初ガーデナーに見積りをとったが、ウン千ドルかかると言われ、「それなら自分達でやろう」ということに。ガーデニングなど何も知らない状態だったが、まず手始めに芝の刈りづらい家の側面にあたる部分の芝を全部剥がし木を植えてみた。裏庭も作りはじめた。そして念願のプールをオーダー。水道管の位置の都合で思い通りの配置が出来なかったり、この土地の地盤が固すぎてショベルカーが壊れた、なんていうハプニングもありながらも無事完成。徐々に自分達の理想の家に近づいていった。

今は外に遊びに行くより、家のことをやったり、
このソファーで一杯やりながらくつろいでいるのが
何よりの幸せ

ロングステイ体験談

採光もバッチリのオープンスタイルのキッチンは使いやすそう。

 

もともとゼロから物を作るのが好きだったご主人は「何でも自分で考えてやるのが好きなので、思ったようにやってみています」。

 

室内にも均さんが造ったという和風のオブジェや、奥様作のインテリアなどがあり、楽しみながら自分達の生活空間を創造しているのを感じる。 最近の休みはもっぱらDIYショップに行ったりガーデニングをしたりと、家のことに費やす時間がほとんどだと言う。 まだ手を着けていない前庭など、「使命感に燃えている」というガーデニングも完成までまだしばらくかかりそうだ。

 

「今は外に遊びに行くより、家のことをやったり、このソファーで一杯やりながらくつろいでいるのが何よりの幸せですね」。自分達の手でゼロから作り上げた住まいの空間だから、最高に落ち着くと言う。 ケアンズでの“暮らし”を満喫しているお2人だった。

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「定年後を海外で」の夢を叶えた佐藤ご夫妻

都会暮らしでつかれた定年後は、
田舎でゆっくりと暮らしたい

ロングステイ体験談

庭のプールサイドにて。ご夫妻の脇にあるのが、文中の銅像(女の子)。

昨年の6月からは、取得した退職者ビザを使い、本格的にケアンズでの生活を始めた。佐藤さんは日本で大手印刷業界の管理職として長年務めるうち、定年後は培った技術を伝承したいという思いに駆られ、東南アジアへの移住を考えた。韓国2回、台湾4〜5回、香港3回、シンガポール6回、タイ3回、インドネシア1回、フィリピン1回と訪問して回るが、移住するには自分たちの暮らしが掛かっている。結局、安心して暮らせる所が見つからず、東南アジアへの技術移住は断念。

しかし、長年の“定年後を海外で暮らす”夢は捨てきれず「いつかはどこかにチャンスがある」と思っていた矢先のオーストラリア訪問。
「都会暮らしでつかれた定年後は、田舎でゆっくりと暮らしたい」そんな夢がここケアンズで実現する運びとなった。
お二人の趣味は、ゴルフ。ゴルフ場の近くに土地を買い、家を建てるに至ったのもゴルファーの宿命か? 「ケアンズなら2,500万円くらいで日本の1億円程度の家が買えるんですよ!」と自らの経験を熱く語られる。

上品でさりげなく日本的な雰囲気をインテリアに

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タイル張りのリビングは、ケアンズらしく涼しげ

ロングステイ体験談

多趣味な婦人の趣味のひとつ「マンドリン」

佐藤ご夫妻のお宅は閑静な住宅地にあり、まだ近所の家の数もまばら…。目の前が公園になっている他、突き当たりから二番目の家のため、プライバシーが保たれる。

約136坪のお宅はベッドルームが3つ。車二台が入るガレージがあり、裏庭にはプールと芝生がある。庭にはおおきなパラボラ・アンテナがあり、日本からの衛星放送が見られる。お宅は国道裏に面しながらも車の音は気にならない。これも、ケアンズの交通状態が少ないからだろう。

玄関のステンドグラスには、小さなプレートでアルファベットで"SATOH"とあり、お二人のセンスがうかがえる。玄関を入ると、右側の壁には日本の暖簾。いかにも上品でさりげなく日本的な雰囲気を打ち出している。黙ってならんでいる2組の来客用のスリッパがかわいらしい。

奥に進むと、そこは日々の生活の場 — キッチン、ダイニング、ラウンジと続く。壁の色は上品な度合いに薄く色を感じさせる白が基調。カーテンやカーテン・ヘッドなど、少しイタリア的なモダンなデザイン生地で、ラウンジのソファーと同じ柄と素材。そのちょっとしたトータル・コ−ディネイトが、何とも素晴らしい。

庭にはパティオとスイミング・プール。水際におかれた小さな女の子と男の子の銅像は、日本に残したお孫さんを偲んでのもの。日本から遠く離れて暮らされるお二人の、ちょっぴりセンチな気分をかいま見た。

あと10年はケアンズでリタイア生活を楽しむつもりです。
ケアンズは天国です

佐藤ご夫妻がケアンズに家を建てることになったのは、まずはこの大自然に魅了されたからだが、ゴルフが一番の趣味といわれるお二人にとって、破格の値段でゴルフができる、ということも見逃せない。天気が良ければ週に2回はラウンドをされるという。 「もしリタイヤ後を日本で生活していたら、それも出来なかったでしょう」と日本での定年後の生活を比較される。

 

ロングステイ体験談

海外生活者にとって今や必需品のインターネット。

「こちらでの生活費は夫婦で約20万円。日本の留守宅に掛かる費用が意外とかかりますが、ケアンズでの生活は年金で十分おつりがきますよ」
お二人はインターネットを駆使されて、日本との距離感を解消している。奥様の満す代さんは、“結社”という俳句会の20年にわたる会員で「雲の峰、巨船は白の贅つくす」とケアンズに入った豪華客船を歌って特選賞を受賞された歌人。今もEメールで作品を日本に送り続けている。

また、マンドリンも演奏するほか、最近は本紙で紹介した松本道場の松本夫人に習い“絵手紙”を始めた。始めたばかりとは思えぬ見事な墨と筆さばきには驚かされる。あとで聞けば、墨絵と習字は子供のころから習得されたものとのこと。どうりでセミ・プロ並の腕前なわけである。

英語という言葉の壁に時々は悩まされるお二人だが、先日、招待されたオージー宅の夕食会では「言葉のハンデを超えてのオージーの暖かい人柄に感動し、一皮剥けた思いがしました」と言う。地元に溶け込んでこそ初めてわかる異文化交流、そんな思いを今お二人はしみじみと感じているようだ。 ここ半年間に、約36名ものお客様を日本から迎えた。印刷技術の伝承は出来なかったが、ケアンズに住み始めた今は、リタイヤ後の豊かな生活を日本にいる同年代に伝承されているようだ。 そんな世話好きの佐藤さん、「あと10年はケアンズでリタイア生活を楽しむつもりです。ケアンズは天国です」。

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ケアンズに一軒家を購入!将来は永住権をとりたい

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ケアンズに一軒家を建て、将来は永住権を考える前田ご夫妻

日本の雑踏から離れて壮大な大自然をのんびりと
楽しめるライフスタイル、それがケアンズ

ロングステイ体験談1

1999年の5月に出来上がった前田夫妻の自宅は、3LDK+2バスルーム+プール+2ガレージ付きの一軒家。土地+家+家具で総費用
約30万8千ドル
(約1千848万円/99年当時)

ロングステイ体験談

「パース、ブリスベン、シドニー、ゴールドコーストと見て回りましたが、ここの年中温暖な気候と日本からの地理的な近さが気に入って、結局ケアンズに一軒家を建てることにしました。

今はまだ栃木県に住んでいますから、成田まで3時間+フライト7時間+ケアンズ空港から家まで20分というのは魅力でしたね。

現在は観光ビザですが、申請中の永住権ビザが承認されれば将来は長期で住むつもりです。

パラダイス・ガーデンズ周辺には、ショッピングセンター、医療センター、ビーチ、ゴルフ場などが揃っていて大変便利なところです。将来、子供が通える大学もすぐ側にあります。

毎日抜けるような青い空や緑の山々、庭に訪れる美しい野鳥を見ているだけで気持ちが洗われます。釣りやゴルフが気軽にできるのも魅力ですね。

でも何といっても日本の雑踏から離れて壮大な大自然をのんびりと楽しめるライフスタイルができるのが、ケアンズの醍醐味でしょうね。

いつでもケアンズに行けるという気軽さが一番

ここは、とにかく生活費が安いことも魅力です。日本とは比較になりません。不在中の管理の問題がありますが、私たちの場合は建築家夫妻が個人的に世話をしてくれているので大助かりです。

土地購入、建築、そして管理とどの工程においても押し着せをされた経験が一度もなく、私たちの意向を重視して何でも決めるので、飛行機に乗る寸前まで内装店にいた経験もあります(笑)。

一軒家だと庭の手入れやプールの費用が高くつきますが、今の所は不在中に賃貸するつもりはありません。
いつでもケアンズに行けるという気軽さが一番ですからね」。

 

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移住してリタイヤ生活を満喫

ケアンズロングステイ体験談

「リタイア生活を満喫」している熊谷さんご夫妻

働きづめだった日本での生活、今は毎日が楽しくて仕方がないです。

福岡でレストランを経営しながら公務員として約31年間勤務後、2001年から住居をケアンズに移した熊谷康雄さん・幸子さん。

熊谷さんご夫妻のお宅は、市内まで車で約20分ほどのケワラビーチ近くの分譲地。

 

旅行中にケアンズの気候の良さにひかれ、退職後はこんなことろに住みたいな、と漠然と思っていたそう。
「日本の新聞でケアンズの分譲地が購入出来るという広告を見て、軽い気持ちで4日間ほどケアンズに。

そこでピンと来てしまい、思い切って契約しました」。

 

その後、見学に1度行って建て売りを購入。

窓がたくさんあるので風通しが良く、森に囲まれた気分で生活出来るのがお気に入りです。

 

緑豊かなケアンズの自然が生かされた家

思いきった買い物でしたが、この家が私たちの人生の転機になりました。

たくさんのトロピカルな木に囲まれた庭は、まるで楽園のよう。

「カーテンの色以外は全て河本さんに手配してもらいました。全部プロの方にお任せしたのがよかったのかもしれません。

家が完成したのは53歳の時で、すこし早いけれどリタイヤメントを決意。

 

日本のレストランを人に貸し、本格的にこちらに移住しました」
まずはビザの関係上学生ビザで渡豪され、ご夫婦2人揃ってジオスに入学。

学校を通じてできた世界中の若い友達は一生の私たちの財産だと言います。

 

料理が趣 味の奥様のおふくろの味を求めて、今でも若い子達がたくさん泊まりに来るとか。

"ケアンズの母"と呼ばれ、慕われています。

 

人生で今が一番幸せ。今まで一生懸命がんばって来てよかった

旦那様の趣味はゴルフと釣り。

仕留めた魚は晩ご飯に!庭には家庭菜園があり、毎日とれたての野菜が食卓に並びます。
「日本では働きずくめだった為、こっちにきてから初めての体験ばかりでワクワクして仕方がありません」趣味を満喫し、海沿いのカフェでオージーとの会話を楽しみ、たくさんの仲間達に囲まれた暮らし。

 

つりやゴルフ、ボーリング等日本では、忙しすぎてできなかった贅沢な生活。

 

「こんなに素敵な暮らしが出来るなんて、人生で今が一番幸せ。

今まで一生懸命がんばって来てよかった…と心から思います。

これからも夫婦二人三脚でケアンズライフを思う存分満喫する予定です」

 

ケアンズの日差しがサンサンと降り注ぐリビング&ダイニング。

 

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一軒家のシェアハウスで4人生活しています

ケアンズロングステイ体験談

一軒家で、4人で共同生活する“シェアハウス”

英語を試してみたい

裏庭から見たお宅。

ロングステイ体験談

オーストラリアでは一般的な生活スタイル「シェア」。今回ご紹介するのは、ケアンズ市街地に位置する一軒家で、4人で共同生活をしているお宅です。

それぞれ違う目的を持ってケアンズに集まり、
同じ屋根の下で暮らす

ロングステイ体験談

時間が合うとおしゃべりに花が咲く。

ロングステイ体験談

普段はそれぞれが自炊するというキッチン。

それぞれ違う目的を持ってケアンズに集まり、同じ屋根の下で暮らすことになった皆さんを、を、街からほど近い一軒家に訪ねた。

淡いブルーの壁と白い扉。涼しげなテラコッタの渋いピンクの床。真ん中には皆の集まるキッチンとリビングが配され、可愛らしいブルーのソファやテレビが楽しい時間を演出する。

 

ここで暮らすのは、先週ケアンズに来たばかりというケイスケ君、ノリコさん、そして2週間前にやってきたマリエさんと、4ヶ月前から暮らしているマサコさんだ。
この家に住むことに決めた理由を、「綺麗で可愛いから」と皆、口を揃える。

入る前に色々な場所を見て回ったけれど、利便性、環境の良さでここに決めたという声も。家主のジュリーさんのインテリアのセンスが良いこと、そして週に3回くらい問題はないか点検に来てくれるところも重要ポイント。

 

「それに学校に歩いて5分で行けるし、ケアンズセントラルにも近いから便利なんですよ」とマサコさん。短期間しか住まないなら、自転車がなくても不便とは感じないそう。

 

元々、家具、電話、テレビ、ビデオ、冷蔵庫、洗濯機などの家電が備えてあったので、買い足す必要のある物がなかったのも、入居者には嬉しい。

お部屋を拝見すると、机、ベッド、鏡、クローゼットと必要な物がコンパクトにまとまっている。

 

 

家主が大工さんで、この家もご夫婦で住みやすいように改造したものだ。
シャワールームはゆったりとしていて、テラコッタの床が清潔感あふれる。共同シャワーだけれど、混むこともないとか。トイレは別スペース。
「みんな、生活のパターンが違うので起きる時間も寝る時間も食事の時間も違う。だから共同のエリアが混むってことはないですね」

普段の食事は別々が多いけど、
週末は、パーティー会場に大変身

ロングステイ体験談

テレビ、ビデオなどは最初から付いていたので買い足す必要はなかった。

学生、ワーキングホリデーと、ケアンズの滞在目的も年齢も違う住人の皆さんだが、すぐに仲良くなって。バックグラウンドがバラバラなだけに、いろいろな話が聞けて楽しいそうだ。

 

シェアハウスについては、「それぞれの生活パターンをくずす必要もなく、個人の自由があって快適」と言う。
掃除は気づいた人がする、という感じで特別のルールを設けなくても何の問題もない。

 

食事は、基本的に個人で作って食べる。簡単な和食が多いそうだ。戸棚を失礼して見てみたら、お米やお素麺がたくさん!

「普段の食事は別々が多いけど、週末は、ここでよくパーティーをするんです。お好み焼きやお鍋、バーベキューとか。それぞれが友達を連れてくるので、輪が広がって楽しいですよ」

 

料理を作らなかった人は後片づけ。こんなささいなルールが楽しくシェアを続けるコツかもしれない。
時間が合えば、バーベキューをすると言う裏庭は、大きなマンゴーの木と、真ん中にテーブルがあり、南国の夜のパーティーを楽しむにはぴったりのスペース。

 

個人の時間と一緒の時間を上手に使い分けて、シェアハウスを最大限に楽しんでいる皆さんでした。

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ワーホリでホームステイして地元の方と深く交流!

ケアンズロングステイ体験談

ホームステイで、ワーホリ生活の基礎づくり

英語を試してみたい

ロングステイ体験談

一人暮らしのブラッドリーさんはお話しをするのがとても好きで、いつも分かりやすく話してくれました

大学でせっかく英語を勉強したので、それを試したいのもあり、ワーキングホリデーでオーストラリアに行く決意をしました。

 

ホームステイの斡旋会社を通して、10万、20万円捨てる必要はないと思っていたところ、ネットでリビング・イン・ケアンズのサイトを見つけました。
ホームページがきれいで一番信頼できたので申し込みを決めました。

(注:現在このサービスは行っておりません)

 

ブラッドリーさんのお宅にして大正解でした

ロングステイ体験談

夕食後はいつも食器を洗ったり、拭いたりしてブラッドリーさんのお手伝いをしました

最初の一ヶ月だけはオーストラリア人のホストファミリーと生活を共にして色々教えてもらいたかったのでホームステイを選びました。

私はもともとおばあちゃんッ子だったので、家族のホストファミリーよりも、ブラッドリーさんを希望しました。思った通り大正解でした。
すごく面倒見が良く、なんといっても料理がバラエティ豊富で美味しい。

 

しかもブラッドリーさんはホストファミリーの経験が長いので、あまり英語が流暢に話せなくても親身に聞いてくれるし、話しかけてくるときもゆっくり話してくれるので、とても分かりやすく、英語の良い勉強になりました。

 

ブラッドリーさん宅にはお客さん用の寝室が3つあり、私の滞在中には他にスイス人が滞在していました。昼間は皆それぞれ行動しましたが、夕食時には帰宅し、食事中や食後(毎回デザートを出してくれる)に色々な話しをして時間を過ごしました。
夕食後は食器を皆で洗ったりして、ブラッドリーさんのお手伝いをしました。

英語の勉強は、語学学校ではなく、
色々な国の人たちとの会話で

ロングステイ体験談

夕食の後片付けが終わると、リビングやバルコニーで色々なお話しをしました。

英語学校は日本人が結構多く、あまり英語の勉強にならないと聞いたので、それには行かず、2日に1度は遠出をし、フィッツロイ島(船で30分くらい)やポートダグラスに行って、(ケアンズから車で1時間位のところにある街。アメリカの元大統領クリントン氏も訪れたことのある、小さいながらも有名なリゾート地)色んな国から来た人たちと、片言の英語ながら努力して話をしました。

 

各国から来ている観光客の人が皆一様に「オーストラリア人はフレンドリー」だと言っていました。

ケアンズの生活に慣れたころは4日間のダイビングトリップに行ったり、1週間違う街に飛行機で旅行に行ったりして楽しみました。

 

ホストファミリー宅からケアンズまでは
20〜30分かけて自転車で

普段の交通手段は自転車でした。
街まで20〜30分くらいのサイクリングでしたが道路は広いし、特にエスプラネード沿いは海風がとても気持ち良かったです。

家の目の前にバス停もあったのですが、自分で街まで自転車で行くことで、多分バスに乗っていては気付かなかったことがいっぱい見れたと思います。

 

これからまだ後11ヶ月オーストラリアに滞在する予定です。
ブラッドリーさんのお陰でオーストラリア生活のコツをたくさん得た気がします。

とても良いホストファミリーを紹介してもらったリビングインケアンズのスタッフの方々に感謝しています。良い思いで作りができました。
(*注:現在はホームステイのサービスは行っておりません)

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ホームステイしてオージーライフを満喫!

ケアンズロングステイ体験談

ホームステイしながら自由な1人旅

ホームステイは高校生の頃からの夢でした

まず、ホームステイをした理由ですが、ホームステイは高校の頃からの夢でした。

 

高校時代に父親の知り合いのお宅にホームステイをしたことはあったのですが、お父様は日本人で、父親同士が知り合いということもあり、私の中では「あれは完全なホームステイではなかった」という思いがずっと心の中にありました。

 

「知らない土地で、全く知り合いではない方々のお宅でホームステイがしたい!」これが今回私が滞在方法にホームステイを選んだ一番の理由です。そしてそれは大正解でした。

ホストファミリーのスカードンさんは
とっても面倒見がよくて優しい方でした

ロングステイ体験談

キュランダのスカイレール駅にて

ロングステイ体験談

キュランダ列車

スカードンさんはとても優しく、朝夕は必ずケアンズシティーまで送り迎えをして下さいましたし、朝がとても早く、子ども達を学校に送る時間に不都合が生じたツアーの時は、わざわざツアー会社に電話をして、私が困らないように途中まで送って下さったりしました。

 

子ども達は最初こそ恥ずかしがってはいましたが、慣れてくると、姉のように無邪気に接してくれました。

 

滞在中はとにかくアクティブに色々なツアーに参加しました

ロングステイ体験談

コアラを抱っこ

ロングステイ体験談

エメラルドグリーンの海「グリーン島」

ケアンズには一週間滞在しましたが、到着した日から5日間、毎日ツアーに参加して過ごしました。

 

まずケアンズに到着した日は午後から念願だったスカイダイビングをし、2日目はキュランダの1日観光ツアーに参加しました。

ただ、これは英語のツアーに参加したので、ガイドさんが何を言っているのかさっぱり分からず、集合時間や場所がいまいち分からなかった上に、日本人の参加者が私だけだったので、日本語のツアーに参加しておけばもっと楽しかったかもしれない、と後になって後悔しました。

 

 

そして、この日の夕方、スカードンさんがスカードンさんのご両親や義理のお姉さんやその子ども達を呼んでエスプラネード傍の公園でピクニックを用意して下さっていて、とても楽しい時間を過ごしました。

 

乗馬やバンジージャンプ…
本当に貴重な経験をしました

3日目は1日乗馬体験ツアーに参加しました。
このツアーは、今回の旅行の中で一番楽しかったツアーかもしれません。
ファームのファミリーはとても親切で、ティーもお菓子もランチもとっても美味しかったし、スタッフの方も素敵な方ばかりでした。スタッフの中には2人の日本人女性がワーキングホリデーで働いていらっしゃったのですが、この方達の存在は、前日に少し英語恐怖症になっていた私にとってはとても心強かったです(笑)。

 

この乗馬ツアーは初心者でも駆け足をさせてくれたり、日本では考えられないくらい長い時間馬に乗せてくれて、本当に貴重な経験をしました。

 

 

4日目は、これも念願だったバンジージャンプをしました。
バンジージャンプは今回の旅行を計画し始めた2年前から周りに「絶対します!」と宣言していたので、「しないと日本には帰れない!」くらいの勢いで飛びました。

 

同じ高い所から飛ぶのでも、スカイダイビングはもう一度してもいいと思いますが、バンジージャンプはもう二度としたくないです(涙)。

憧れのグレートバリアリーフで
ダイビングも体験

ロングステイ体験談

オージースタッフと。グリーン島にて

5日目はグリーン島に一日コースで行ってきました。 グリーン島では体験ダイビングをしましたこの日の体験ダイビングは私ともう一人日本人の男性の二人で、彼は韓国か中国の方と思われる男性に、そして私は、行きの船から(なぜか)ずっと傍にいて話しかけてくれていたオージーの男性にアシストをしていただきながら泳ぎました。

 

でも、その日はかなり風が強くて、海はあまりキレイではなかったのですが、私が憧れていた海の中の白い砂浜を見てそこに座ることが出来たので、とても満足しています。 6日目は、ファミリーで夕方からビーチに行って、そのビーチの近くにある地元の人が集まるお店でお食事をいただきました。

お金をかけなくても思い出に残る、
素敵な旅行になりました

最後に、今回の旅行で思ったのは、別にたくさんのお金をかけなくても、自分の気持ちや過ごし方次第で旅は自分だけの思い出の詰まった素敵なものになるんだ、ということです。

 

実際、私が一番思い出に残っているのは、エスプラネード沿いのベンチに座ったり寝っ転がってリンゴをかじりながらボケーっとしていた時間と、毎晩寝る前にスカードンさんが入れて下さったティーを二人で飲みながらいろいろとお話をしていた時間です。

 

単身での旅行ということもあり、日本語が話せなくて(当然ですが)自分の英会話力のなさにもどかしくなったりもして若干日本語ホームシックにかかった時もありましたが、今思うとそれも含めて全てがとても楽しく、いろんな人に話したいけど心の中にしまっておきたいような大切な旅でした。

 

いつかまた必ずケアンズに帰り、スカードンさんや大きくなった子ども達に会いたいと思います。

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親子でゆったり2週間 コンドミニアムに滞在

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2週間ファミリーでコンドミニアムに滞在。自由な旅行を満喫!

退職して時間も出来たことだし、長年の夢でもあった“海外生活を体験したい”
…それが始まりでした。

ロングステイ体験談

成田空港にて。行ってきまーす!

今回、私たちはリビング・イン・ケアンズのお世話になり、息子(10才)の夏休みに2週間の休みをとって、家族でケアンズ滞在を楽しみました。

残念ながら主人は4日間しか休みがとれず、先に帰国してしまったので、残りの日々は息子と2人での滞在になりました。

 

普通のパッケージツアーだとなかなか2週間というのはないので、ホリデーユニットを予約して個人旅行の形をとりました。初めての個人旅行で不安でしたが、やってみれば何とかなるもので、最終的にはかなり満足できた旅行になりました。

 

主人がいた2日間、まず初日にグレートバリアリーフに行ってきました。
ちょっぴり海水が冷たかったのですが、ウェットスーツを借りてシュノーケリングを楽しみました。魚もたくさんいたし、ウワサ通り水の透明度がすごくよかったです。

 

コンドミニアムから、ツアーの予約を
着いてからも簡単にできるんですね

ロングステイ体験談

フローティングベストをつけて、楽々シュノーケリング。

ロングステイ体験談1

レインフォレストの中の散歩道。見慣れない植物が沢山ありました

翌日はやはり、グレートバリアリーフと同様に世界遺産に指定されているレインフォレスト(熱帯雨林)へ行ってきました。
行きは列車を使い、帰りはレインフォレストを通過するスカイレールを利用しました。
景色がとてもよかったです。この2つは、共にホリデーユニットのツアーデスクで申し込んだツアーです。着いてからも予約は簡単にできるんですね。

 

 

そんなこんなであっという間に2日が経ち、主人は一足先に帰国しました。
とにかく2週間、ケアンズを満喫したかったので、2人になってからもアクティブに活動しました。

 

 

移動手段は主に市バス結構アチコチ動けました

ロングステイ体験談1

動物園にて。ワニやカンガルー、コアラといったオーストラリアならではの動物を見てきました

ロングステイ体験談1

パームコーブにて。テイクアウェイショップでお昼を買ってビーチで食事

今回はレンタカーはちょっと自信がなかったのでやめました。なにせ日本では、コテコテのペーパードライバーなんで。

 

でも、バスで十分動けました。
リビング・イン・ケアンズ発行の情報誌を頼りに、街からバスに乗って、カンガルーやコアラを見に動物園に行ったり、海水浴にパームコーブ(ケアンズの北にあるビーチ)に行ったり、結構バスであちこち動けました。バスの本数はちょっと少ないんですけど。

息子はラグーンが大のお気に入り。
お金をかけなくても楽しく遊べた

ロングステイ体験談1

市内にあるスイミングラグーン。入場無料で夜は10時まで遊泳できます

ロングステイ体験談1

遊んでばかりじゃなく、ちゃんと食事のお買い物をして部屋で自分で料理しました

街中では、最近完成したラグーンで泳いだり、そこから歩いてすぐの桟橋に行って釣りをしたり(釣り具はボートハイヤーという桟橋にあるお店でレンタルできました)とアクティビティに欠くことなく毎日楽しく過ごせました。

 

息子がラグーンをとても気に入っていたので何回も通いました。ここって入場無料なんですよね。だからお金をあまりかけずに遊ぶことができました。

滞在中の予定は自分たちでたてる
パッケージ旅行では味わえないものです

ロングステイ体験談1

市内にあるフルーツマーケット。試食をさせてくれるので買いやすいです

ロングステイ体験談1

ケアンズのカプチーノは泡がフワーっとしていてとても美味しいんです

今回の滞在では自分たちで予定をたて、自分たちのペースで活動することができたので、時間に追われることなく楽しむことができました。

 

2週間の滞在で、親子共々英語にどっぷりつかり、良い勉強になりました。
このような経験は、パッケージ旅行ではあまり味わうことができないものです。

 

お陰で、息子も英語を少し喋れるようになりましたし、ちょっとした会話ができるようになりました。子供って飲み込みが早いですよね。息子もせっかく英語を覚えたので、忘れないうちにまたケアンズに遊びに来ようと考えています。

 

街が小さいから親しみやすいのかも。もうケアンズは“庭”のような感覚で生活できそうです。

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リタイアの予行演習で1ヶ月コンドミニアムに滞在

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老後の暮らしを想定して実験的なロングステイをされたHご夫妻

退職して時間も出来たことだし、長年の夢でもあった“海外生活を体験したい”
…それが始まりでした。

ロングステイ体験談1

レンタカー。最初は緊張しましたが、日本と同じ左側通行なので、慣れれば簡単。ロータリーはちょっと難しいけど、これも慣れですね。「右側優先」をいつも頭に入れてました

ケアンズは4年前に一度行ったことがあり、とても気に入ったので、また来たいと思っていました。ただ今回は短期間のツアーで行くのではなく、のんびりとケアンズで生活体験、それが第一の目的でした。

 

 

娘の協力を得て、ネット上で見つけたのが、リビング・イン・ケアンズのロングステイのページ。長期滞在用のコンドミニアムをかり、メールでの出発前の丁寧なやりとりのおかげで、心配事もかなり解決し、勇気を出していざ出発となりました。

言葉や生活習慣、色々と不安があったけど
車を借りたり、まずはトライ。

ロングステイ体験談1

スーパーでの買い出しも所変われば新鮮です。

ロングステイ体験談1

週末にオープンするフルーツマーケット。妻が好きなので毎週欠かさずに行ってました

何をしたいかなんてあまり考えておらず、ただただ海外で生活してみたいというのが主な理由でした。 まずは行動範囲が広がる様にレンタカーを借りました。

 

道路は日本と同じ左側通行なので、年寄りの私でも何とかなりました。ラウンドアバウト(ロータリー)は慣れていなかったので少し戸惑い気味でしたが、交通量が日本と比べかなり少ないので、あまりあせらず運転することができました。

 

ごく普通の生活を送っているだけだったけど、
色々と刺激のある毎日が過ごせました

ロングステイ体験談1

テイクアウェイで食事を買っているところ。カウンター越しに英語で注文。指差しながら何とか通じました(笑)

ロングステイ体験談1

夕飯の準備。味噌汁をいつも作ってました。お味噌などは市内のアジア食品店で買えます

普段はショッピングセンターに買い物に行ったり、カフェでコーヒーを飲んだり。ごく普通の生活ですが、英語をしゃべることや新しい物の発見などがあり、かなり刺激のある毎日を過ごせました。

 

食事は、滞在したホテルにキッチンが付いていたので、外食はほどほどにし、自分たちで作って食べました。日本食材が豊富にあるので味噌汁は欠かさず飲みました。
週末にはフルーツマーケットがあり、シーズンのフルーツ(日本では何千円もしそうな)をたっぷり楽しみました。

私は釣り、妻は読書
自然の中で、思い思いにリラックスできました

ロングステイ体験談1

パームコーブの桟橋で釣り。小さい魚やサメなどが釣れます

ロングステイ体験談1

妻はビーチの木陰で本を読んだり昼寝をしたりと、のんびり過ごしていました

天気の良い日はパームコーブという、ケアンズから車で30分位のところにあるビーチまでドライブし、私は釣り、妻は読書、その他週2回くらい、朝、世界でも有名なケアンズの植物園で私がゆったりとコーヒーを飲む間、少し太りぎみなのを気にしている妻が、運動に、と地元に人に人気のウォーキングコース(植物園に隣接した)に通い楽しんでいました。 そこでは多くの野鳥や野生のワラビー(カンガルーに似た小型の動物)に遭遇できたそうです。

 

ケアンズ市内の海岸通りに新しくできたスイミングラグーンは、とても良かったです。 前回来た時は泥だらけであまり景色の良くなかった海沿いの道(エスプラネード)も、今は絶好の散歩コースでした。

帰国後“老後はケアンズ”という2人の意見が一致しました

ロングステイ体験談1

1時間かけて歩く散歩コース。とても良い運動になったようです(笑)

 

ロングステイ体験談1

ラグーンから続くボードウォーク(遊歩道)。ヨットハーバーも近くにあり、最高の眺め

滞在が終わりに近付くにつれ、2人とも日本に帰りたくない、と思いはじめるくらいケアンズは住みやすく、とても気に入ってしまいました。 年金生活者にとって、日本ほど生活費にお金がかからず、とても住み心地が良かったです。

 

帰国後、ケアンズで退職生活を送りたいという2人の意見が一致し、退職者ビザと家の購入の手続きをしています。 “第2の人生の始まり”という感じで、ケアンズに戻る日を楽しみに待っている次第です。

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ケアンズに家を建てた方の座談会

ケアンズで家を建てた方の座談会

ケアンズに移住を決め、家を建てたお2組のご夫婦に、
経緯や苦労話、今の暮らしなどを語っていただきました!

まずは 、皆さんが海外で暮らそうとお考えになった経緯を
お聞かせ下さいますか?

渡邊英二氏(以下、英二) 僕は最初に1990年にオーストラリアへ来てとても好きになったんですよね。その後もケアンズを中心に年に2、3回は来て。

1996年に3週間ほど単身留学したり、会社の自己再開発制度という休職制度を利用して2001年に1年かけてオーストラリアを一周旅行したこともあるんです。パースも住み易そうでしたが、年をとった時のことを考えると、常時温かいし、留学した時にホームステイさせてもらった知り合いのオージーもいる、ということでケアンズに決めました

 

 

佐藤満す代さん(以下、満す代) 渡邊さんのところは男の子が2人いらっしゃるのよね。学生だったお子さんを置いて旅行した勇気はすごいと思うわ。教育や親戚のしがらみを置いてお父さんが決断した、というのは私達の周りでは珍しく感じる。

 

佐藤氏 佐藤さん

佐藤 勝巳 さん
「退職後は海外で」と昔から決め、世界各地を回った結果ケアンズに落ち着く。座談会の時点では定住して4年目。渡邊さんご夫妻の家は同じ通りの数軒先。

 

佐藤 満す代 さん
ガーデニングや手芸、ゴルフ、英会話レッスンと充実した日々を送る。ケアンズに住まれて最初の1年間で、日本からなんと80人のお客様を招待。

佐藤勝巳氏(以下、勝巳) 僕らは、海外で老後暮らそうと思っている人は奇人か変人だって思っているんですよ(笑)。農耕民族は、腰を落ち着ける民族でしょう。日本を離れるのはどうしても抵抗がありますよね。

僕らの周りでは、男性は海外へ出たくても、奥さんが「No」というケースが一般的なようですね。 渡邊さんのところは、ご主人がしょっちゅう出ていったから抵抗がなくなっていったんじゃないですか?

ウチの場合は、僕が30くらいから年に1、2回は海外旅行していたので、海外でも生活できそうだ、という感覚が2人の中でできてきたんですよ。

 

満す代 孫が生まれたときは迷ったけど、やっぱりこっちに住む方が魅力があった。

 

勝巳 近所、親族のしがらみ、つきあいが面倒になってきたんだよね。

 

満す代 というのは表向きの話で、とにかくゴルフをしたいという(笑)。
日本なら、年金生活で月に1回か2回のプレイがやっとでしょ。ここならコンディションが良ければ週に何度でも回れる。

私たち4人ともメンバーになっているハーフムーンベイのゴルフコースなんて、1回2、3ドルですものね。日本では考えられない。海外の色々な所でゴルフしてきたけれど、治安だとか、医療、水、空気、日本からの近さということを考えると、もうケアンズしかないと思えてきたのよね。だから理由の頂点はゴルフですよ(笑)。

 

渡邊和子さん(以下、和子) 私たちも(笑)。 

 


ケアンズに家を建てた方の座談会

 

勝巳 いや、一番大きな条件はやはり経済的なものですよ。ここなら家を建てても生活できる、と。

実は今住んでいる所も衝動買い。旅行の最終日にパラダイスパームズでゴルフをしていたら周りにきれいな家がたくさんあるので、こんな所に住めたらいいねって。

開発業者を聞いてみると、大京さんだったので、事務所へ行ってすぐ案内してもらったんです。空いている土地がいくつかあったので、その場でここって決めちゃった。頭金なんて持っていなかったから、翌週日本から振り込んだんですよ。

 

満す代 衝動買いとは言ってもね、15年間くらい色々な所を見ていたのよ。 ゴールドコーストも見たけれど、私たちにはしっくりこなかった。
で、ケアンズに着いた時、何だこれは、って。田舎な所が気に入ったのね。

若い時と、定年後では条件が違ってくると思うわ。飲み水がきれいで、水道水が飲めるなんてことが、条件の上に来ちゃうのよ。ケアンズは医療も私の感覚の中では整っているし、それになんていったって日本に近い!60を過ぎると条件が具体的になってくるのよね。

 


和子
 うちは、最終的には2人でゆったりとゴルフをできる所、ということが条件でしたね。

 

英二 20年位前から移住を意識し始め、駅前留学もしてました(笑)。
55才までには来たいと思ってたんですよ。体が動いて無理がきくうち に。

 

渡邊氏渡邊さん渡邊 英二 さん
ケアンズの家が完成したのは’03年12月。建築中8ヶ月間はオージーの家にホームステイし、半年くらい車椅子の方の介護などのボランティアを。写真が趣味。


渡邊 和子 さん
ご主人とともにご自宅のランドスケーピングに参加。ホームステイ中は、ボランティアで食事作りや部屋の掃除などを。現在は庭造りや趣味で忙しい。

満す代 庭仕事もお二人でしたのよね!最初、大工さんかとび職の方かなって話してたのよ(笑)。

 

和子 これ、ガーデニング焼けなんですよ。真夏に毎日ランドスケーピングやらしていたから。

 

満す代 ご自分でやろうというのは日本人離れしているわよね。

 

英二 前に住んでいるオージーがずいぶん助けてくれたし、佐藤さんからの物を含め、ご近所からいただいた植物が、うちの庭の植物の8割近くを占めているんですよ。

 


満す代
 渡邊さんは地域に溶け込んでいてダイナミックだわ。日本人とは思えない(笑)。

 

英二 うまくしゃべれなくても、近所の人なんかによく話しかけてコミュニケーションを取るようにはしていますね。パーティーに呼んでくれたりもしますよ。

 

満す代 知り合いで、ある趣味でプロ級の腕前を持っている人がいたけれど、外に向かないで趣味に没頭しているうちに、どうしても日本に帰りたくなって帰ってしまった方もいる。渡邊さんたちは、きっとケアンズを好きになれるわね。

 

英二 やっぱり住んでいる地域を楽しまなくちゃいけないですよね。

 

満す代 私たちは70才くらいまで、と10年間を考えてこちらに来たの。でも周りに80代でもとても楽しんでらっしゃる方がいるので、今は75才までに伸ばしたの(笑)。あと10年。

 

勝巳 運動量が違うんですよ、ここにいるとよく歩きますし。健康的に非常に良いと思いますね。
ストレスもたまらないし。(笑)。そういう意味でも生活環境として非常にいいですね。

日本にはどのくらい頻繁にお帰りになるんですか?

勝巳 我々は年に1回。帰りたくないんですけど、やむを得ず。母親に顔を見せるために義理でね。

 

英二 うちはオーストラリアにいる間に親が亡くなりまして。

 

和子 3ヶ月違いで姑と母が逝ってしまったんです。日本の家には息子が住んでいます。

 

満す代 それはいいわね。うちは空き家なんですよ。だからそういう意味でも1年に1回は日本に帰らないと。管理を頼んではいるけれど、なかなか。去年は水道管が破裂しちゃったの。自宅があると傷むし大変ね。

 

和子 売ることはお考えにならないんです?

 

満す代 そこが日本人なのよね〜(笑)。

 

勝巳 日本にしがみつきたいっていう自分もあるんですよね。

 

和子 家があるといつでも帰れるという安心感はありますよね。うちは息子に好きにして〜って言ってあるから気楽ですが。

 

満す代 あら、じゃあ帰ったら小さくなってたりして。

 

和子 いや、それは無理ですよ。主人は俺はお父さんだ、って態度ですからね。日本へ帰ってもマイペースですね。

現在はどのようなビザをお持ちなんですか?

英二 僕らは、日本にいる時にリタイヤメントビザを取りました。

 

和子 今年の10月で丸2年になります。早いものですね。

 

満す代 リタイヤメントビザって取得条件が年々厳しくなっているでしょう。でも、オーストラリアが我々を受け入れたくない気持もわかります。だって日本からの退職者ビザの人が増えたって、オーストラリアにプラスにならないじゃない。お金もほとんど使わないし。

勝巳
 色々考えると、確かに国にとってプラスにはならないですよね。だって我々は年間の税金だってそれほど払っていないし、生活費が安いですし。
働いていないから所得税も払わないですからね。ここは収入のある人からはずいぶん税金を取るでしょう。

 

前に、一人暮らしの日本人のおばあちゃんがいたんですよ。日本の年金を日本から振り込んでもらって生活していて。その方が来た15〜6年前は簡単に永住権が取れた時だったらしくて、永住権を持っていたんです。だから年金所得に対する課税が大きいんですよ。年間で2万4〜5000ドルの収入(年金)で、約5000ドルの税金だったそうです。

 

 

退職者ビザは居住者じゃないですから、水道代やらゴミの収集などが年間500ドルくらい、それに地方税で、年間の税金はでトータル1200ドルくらい、あとは車の税金を払うだけなんですよ。 そのおばあちゃんとは同じような生活をしながら、ビザの違いで不合理で申し訳ないなと思っていました。

 


満す代
 でも退職者ビザ取得の条件がどんどん厳しくなっているようだから、今後はどうでしょう。

 

英二 私達はギリギリで取れて良かったと思います。
会社を辞める時期と条例が厳しくなる前と丁度合致したのでいいタイミングでした。

ケアンズに住もうと思われてから
土地探しや家の建築でご苦労はありましたか?

和子 主人は本当はもっと田舎に住みたかったようですが、あまり人里離れている場所は私は不安だったんです。

 

まずは新聞で場所を探し、色々なモデルハウスを回って、ビルダー(建築業者)を決めました。間取りやキッチンの使いやすそうなデザインが決め手でした。

 

英二 旅行中も家の写真をたくさん撮って歩いていたんです。
契約の時はオージーの友人に手伝ってもらいながら進めました。配管なども仕事の関係でわかっていたので、工事が始まってからは1日に1回は必ず現場に行き、図面と寸法が違わないかなどチェックしてました。

実は、天井の高さが違っていて、友人が裁判にかけるなんて憤っていたのですが、図面にサインをしてしまっているから無理だと諦めました。

 

佐藤ご夫妻勝巳 我が家もこの間、増築したのですが、仕様変更したいところは自分で絵を描いて説明しましたよ。

 

満す代 私がビルダーだったら怒っちゃうわ。すっごく細かいんですもの。大工さんにお茶出して仲を取り持ったりして気を遣ったわよ(笑)。

 

勝巳 こういう屋根にしてくれ、と頼んだのに工事が始まってから構造上変更になってしまって。でも変更分の材料費が浮いたとかで、ペイビングに回せたから良かったけどね。

母屋も建ててくれたビルダーだったから良心的でした。毎日帰る頃にボスのような人が来てチェックして、翌日の工事の段取りを付けていくから効率良く作業が進んでましたよ。

 

英二 それは良かったですね。うちは途中でスーパーバイザーが辞めてしまって大変でした。

 

和子 今、建築ブームだから人手が足りないみたいですね。辞めた後、1ヶ月も後任が決まらなかったんです。工期の進み具合は業者によってずいぶん違うらしいですよ。中には図面を読めない人もいるとか。約束しても来なかったり…。

 

満す代 ビルダー選びが重要ということね。来るはずなのに来ないなんて話はよく聞くわ。

 


英二
 モデルハウスを見ただけではわからないから、実際に家を建てた人の話を聞くのが一番じゃないでしょうか。

 

満す代 私たちにとっては、外国に家を建てるなんて、人生最後の大勝負くらいの気持で念が入ってますから(笑)。
でもこれまでのノウハウを集結して、と言っても日本の常識とは色々違うので難しいですよね。

 


英二
 理想は、やはり家を建てる前にロングステイをしてみることでしょうね。短期だと後で問題が起こるかもしれない。

 

勝巳 日本人は一度家を持つとずっと住もうとするけど、こちらの人はどんどん移るせいか、家の造りも日本人が期待するほど丁寧じゃなかったりする。

家内の弟が一級建築士で、うちは合理的な良く出来た家だなんて言ってましたけどね。

 


満す代
 渡邊さんの成功は、それまでオーストラリアによく来ていたり、地元の友人がいるといった歴史があるからでしょうね。日本人はなんといっても細かいですからこちらの人とは基準に差があります。オージーから見ると神経質すぎるかも。

 

英二 僕も、国が違うんだから、と(工事に関しては)考えを切り替えましたよ。

 

和子 でも、タイルの隙間とかはやっぱり許せなくて、「材料置いてって。自分でやるから」と思わず言ってしまいました(笑)。

貼っていない所もあったので理由を聞いたら、「手が入らない」(笑)。そこも私がやることになりました。

 

勝巳 郷に入れば郷に従うのが一番なんでしょうね。

 

最後に、今のケアンズでの生活を100点満点で採点したら
何点か教えて下さい。

座談会1和子 80点くらいですね。まだ庭造りが終わっていなくて生活にゆとりがないので。慌てることはないんでしょうけど、オーストラリアの色々な土地の話を主人からよく聞かされるので私も旅行に連れて行ってほしいですね。

 

英二 僕は98点です。本当に満足しています。

 

勝巳 僕も98点くらいかな。ここで手に入らない日本の食べ物が恋しいという点でちょっとだけ減点。

 

満す代 私は90点。私も山菜とか美味しい佃煮などが恋しいわ。マイナス10点は、孫から遠い、というところですね。

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ロングステイを成功させるステップ

ロングステイ基本情報

数週間であれ数年間であれ、外国に暮らすには、パック旅行と違って自分が主体となって行動しなければならないことがたくさんあります。 より充実した体験をするため、これだけは押さえておきたいという事柄をまとめてみました。

ロングステイを成功させるステップ

STEP 1  目的を明確に

スノーケリングまずは、「ケアンズに暮らして何をしたいのか」を明確にすること。単なる観光ならばパック旅行で良いのです。

なぜロングステイに興味を持ったのかを掘り下げてみましょう。目的は…「英語を勉強したい」「ダイビングの資格を取りたい」「ゴルフ三昧の日々を送りたい」「ボランティアをしたい」「現地の人と交流したい」「ゆっくり自分を見つめ直したい」など何でも良いのです。
積極的に日々を送っていれば、滞在中に新たなライフワークが見つかる可能性だってあります。目的がはっきりすれば、ケアンズがふさわしいかも見えるはず 。

STEP 2 目的に合った情報収集を

到着後スムーズに生活を始めるため、宿泊先や学校などのケアンズ情報をインターネットや本、インフォメーションセンターで収集しましょう。 もし、不動産を購入したいと思っている方がいたら、現地に実際に来ることをお勧めします。肌で感じる空気、雰囲気などはインターネットやパンフレットからではなかなか伝わらないからです。

STEP 3 費用の準備

宿泊費(長期滞在型アパートは週に200〜400ドル程度が相場)の他、生活費、観光などの娯楽費、留学の場合は学費と、滞在期間、目的などを考え、十分なお金を用意しましょう。 入学金その他のまとまったお金をケアンズの口座に預けたい時は、日本円のまま送金するサービスを使うとかなりお得です。

【ケアンズの生活費はどのくらい?】
観光ビザで半年間のロングステイを楽しんでいるKご夫妻と、ワーキングホリデーで滞在するN君の1ヶ月の家計簿をちょっと拝見。(2005年時のものです。ご了承ください)

 

K夫妻(エスプラのコンドミニアム)

 

N君(市内のユニットを友人とシェア)

1.家賃         A$1,280

 

1.家賃         A$320

2.食費&日用品     A$450

 

2.食費&日用品     A$250

3.電話代        A$60

 

3.電話代        A$30

4.光熱費        A$60

 

4.光熱費        A$15

5.娯楽・その他     A$400

 

5.娯楽・その他     A$150

合計          A$2,250

 

合計          A$765

1. 市内までのアクセスも良くて、素敵なユニットがこの家賃とは、日本の感覚で言うと安いですね。家具や食器、冷蔵庫、洗濯機などすべて備え付けなので便利です。

2. 週末のマーケットで新鮮な野菜などの食材を買いに行くのが楽しい。それに安い。お米もコシヒカリ米をスーパーで買っていますが、日本の1/5程度の値段です。

3. 日本へ1分30セント弱の国際電話を利用。

4. 水道代がタダなのには驚きました。

5. お酒、特にビールは1カートン(24本入り)でA$30前後と安いですね。あと夫婦で外食したり、ゴルフをしたり。

 

1. 友人3人とシェア

2. 家賃と自炊の食費を3等分するので結構安い。  ビールは自分で買ってくる。

3. 長距離通話の場合、請求書にかけた番号が明記されているので喧嘩にならない。市内通話 は家からは一律25セントなので3等分。日本やラウンド中の友人には市内のインターネットカフェでメールを使うことが多い。

4. 電気代は3ヶ月に1回の請求だけど、多分1人このくらい。

5. 友達と飲みに行ったり。自転車だから交通費もかからないし、映画も安いし、あんまりお 金がかからない。

STEP 4 渡航の準備

宿泊先を予約する
パスポートとビザを取得する

海外に行くにはパスポート、ビザが必須。目的によりビザの種類も異なります。例えば30歳までならワーキングホリデービザが取得できますし、学生として来るなら学生ビザ(年齢制限なし)などなど。

代行サービス、大使館に出向いて自分で申請という方法があります。リタイヤメント(退職)ビザや永住ビザは、申請手続きが複雑なので、エージェントに頼む人が多いようです。

航空券を取得する

ホテルとのパッケージも出ているので、最初の何泊かはホテル、その後アパートなどに移る、というのもいいかもしれません。

海外医療保険に加入する

ケアンズには日本語通訳の付く医療サービスも何カ所かあり、どこも、海外旅行傷害保険に加入している人は無料で診察が受けられます。
海外でかかった医療費にも国民健康保険や社会保険が適用されます。帰国後に申請書と現地の病院の治療内容と費用のわかる書類、その翻訳の3つを社会保険事務所に提出すれば、日本の基準料金の8割が還付されることになっています。(02年7月現在)
ただし海外のカルテを単純翻訳するだけでは認められないので代行サービスが必要になることも。念のため病院名、住所、電話、担当医の名前を控えておきましょう。

留守宅の管理を手配する

戸締まり、新聞配達、ガス、水道、ペットなど日本の留守宅の管理についても手配する必要があります。

所持金の選択

所持金として持つ現金、トラベラーズチェック、クレジットカードに関しては用途に応じて使い分けすることを勧めます。 T/Cやクレジットカードは、盗難、紛失の際に再発行してもらえるのがいいところ。
T/Cの短所は、使えない場所があること、また購入時に手数料が必要で、換金率が現金より悪いことが挙げられ、一方クレジットカードは、盗難にあったりすると不正使用されることがあります。 ただし、クレジットカードは身分証明代わりになったり、多額の現金を持ち歩く必要がないこと、サービスが付くなどの利点があり、利用価値は高いはずです。
また、オーストラリアでは小切手が一般的に使われており、T/Cと同じく安全性の面で非常に便利です。(普通は口座を開設する際に作れます..諸条件あり)

STEP 5 ケアンズに着いたら

ロングステイ基本情報メインイメージ

銀行口座を開設

ケアンズ滞在中にアパートを借りたり、不動産を購入したり、学費をおろしたり、便宜を考えると、現地に銀行口座を開き、日本の口座から送金できるようにしておくと良いでしょう。

ケアンズで口座を開くには、到着後6週間以内ならパスポートがあればすぐに開設可。到着後6週間後はいくつかの身分証明書が必要となります。日本の提携銀行とATMで引き落としができる銀行を選ぶと便利です

携帯電話の手配

短期間から借りられるタイプや、カード差し込み式など用途にあった携帯電話を手に入れましょう

Eメールの設置など

日本からノートパソコンを持って来ている場合は、新たにオーストラリアのプロバイダーに参加するのが良いでしょう。

自転車や車

ケアンズにはバスやタクシーが走っていますが(市内を走る電車はありません)、小さな町なので自転車を買う人が多くいます。新品を買うのはもちろん、貸し自転車屋さんもあるので、色々見て回ってみては。

バスの定期パスなどは、市内のサンバスオフィスまたは運転手さんから購入できます。

ロングステイの強い味方

CQLA: ロングステイ財団公認の総合コンサルタント。
ツアーランド: ロングステイ財団公認現地サポートデスク。

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“老後はゆっくりと暖かい所で暮したい”
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日本人が売買できる物件

Q. 観光・退職者・ビジネス・学生ビザ保持者でも家は購入できますか?

日本人が買える物件

オーストラリアの永住権を保有していない外国人が、不動産物件を購入する多くの場合,FIRB(Foreign Investment Review Board = 外資審議会)からの認可を受ける必要があります。

観光ビザを持っている方は、下記以外の物件購入が可能です。投資退職者ビザビジネスビザ,学生ビザ(但し,大学といった高等教育機関における1年以上のビザを有することが必要)を持っている方は、下記の1〜4いずれの場合でも条件を充たす限り,物件購入可能です。

1. 計画中(オフ・ザ・プラン)もしくは建設中、あるいは、開発直後の新築物件(例:カーリントンホームズなどの業者が建築した建売物件)につき、事前にその開発物件総数の50%までを外国人に売却できるという認可を受けている場合。
________________________________________

2. 政府から認可を受けたIRT (Integrated Tourist Resort=総合観光リゾート)内の物件。この場合は、永住権のない外国人であっても、新品・中古物件など売買が自由に出来ます。すなわち、後に売却する場合、永住権のない日本人同士での売却が可能になります。但し、1999年9月以降に認可された ITR 内の物件には、新たな規制が課されている点は注意が必要です。
________________________________________

3. オーストラリアに一年以上の一時滞在をするためのビザを有する人がその居所として利用することを約束して中古物件を購入する場合(この場合、一戸建ての中古物件も購入可。但し、帰国時  には売却することが条件。永住権のない日本人への売却は、新たな購入者が売主と同様なビザを  有していないと困難)。
________________________________________

4. 更地を購入して,FIRB の認可日から12ケ月以内に住宅の建築を開始することを約束して,その更地を購入する場合。

オーストラリアでの投資は許可を受けた物件にしかできず、物件の規模に関わらず、ファイナンスや利益の分配方法などについても、あらかじめ政府に通達することが要請されています。通常、以下のタイプの不動産は外国人が購入してもよいという許可がおります。

_______________________________________________________________

1. 空き地〜建築の始まっていない住宅、土地のパッケージ含む(12ヶ月以内に建築が継続的に行われる予定のもの)
________________________________________

2. すでに建設の開始された住宅、土地のパッケージ
________________________________________

3. 計画中(Off The Plan)のユニットやタウンハウスなど。建築中または新しく建設されたが、まだ売却されていないもの

Q. 中古物件も変えますか?

1999 年 8 月までに認可された下記の場合の物件は問題ありません。
一般的には、政府は外国人が中古物件を購入する許可を与えません。外国人であっても12ヶ月以上オーストラリアに住む一時滞在者など、特定のカテゴリーに当たる人は、リース目的でなく、自分の居住用としてならオーストラリアにいる間、中古物件を購入することが許されます(他人に賃貸してはいけない)。

このカテゴリーにはロングステイ退職者も含まれます。ただし、ビザが切れた際、オーストラリアを出国する際、そして引っ越しをする際には売却することが購入の条件となります。

上記に当てはなまらない場合は、普通、中古物件を購入することはできません。ただし、オーストラリアで事業を行っている外国企業が、1年以上滞在予定のシニアエグゼクティブを住まわせる為に賃貸する目的の場合はよしとされます。この外国企業が条件に当てはまるか、そして何軒の家を購入できるかなどは、業績や資産によります。

よほどのことがない限り、外国企業はこのカテゴリーにおいては2軒以上を購入することはできません。

以上、ガイドラインを述べましたが、外国人としてオーストラリアの不動産を購入したいとお考えの場合は、契約書にサインする前に、弁護士にチェックしてもらうことをお勧めします。

_______________________________________________________________

ケアンズに家を持ちたいメインイメージ
1. 計画中(オフ・ザ・プラン)もしくは建設中、あるいは、開発直後の新築物件(例:カーリントンホームズなどの業者が建築した建売物件)につき、事前にその開発物件総数の50%までを外国人に 売却できるという認可を受けている場合。
_______________________________________________________________

2. 政府から認可を受けたIRT (Integrated Tourist Resort=総合観光リゾート)内の物件。
この場合 は、永住権のない外国人であっても、新品・中古物件など売買が自由に出来ます。
すなわち、後に売却する場合、永住権のない日本人同士での売却が可能になります。
但し、1999年9月以降に認可された ITR 内の物件には、新たな規制が課されている点は注意が必要です。
_______________________________________________________________

3. オーストラリアに一年以上の一時滞在をするためのビザを有する人がその居所として
利用するこ とを約束して中古物件を購入する場合(この場合、一戸建ての中古物件も購入可。
但し、帰国時には売却することが条件。永住権のない日本人への売却は、新たな購入者が売主と同様なビザを有していないと困難)。

実際に家を探し始める

Q. 賃貸物件に住むのはどういう手順ですか?

 賃貸物件を探す

1.情報収集

不動産屋を廻るか、住みたい地区をしぼって"For Rent"サインを探すか、新聞広告を見てみます。水・土のケアンズポスト紙のRealtorセクションは物件情報が豊富

2.物件の下見

しっかり中を見るのが大切!下見のアポイントを取る。

3.契約

契約書は家主または不動産屋が持っています。通常家賃4週間分のBond(敷金)や家賃2週間分を前払いし、入居します。

4.電気、電話の手続き

不動産を購入する流れを教えて下さい

看板

1.現地の様子をチェックし、物件を探す

建て売りの場合は "For Sale"のサインを探してエージェントや建築会社にコンタクト。または、仲介会社や不動産屋に希望物件を伝えてリストアップしてもらう。土地だけ買って家を建てることも可。

2.見学

3.気に入ったら売買交渉


4.弁護士(Solicitor)任命

日本人には馴染みが薄い制度ですが、不動産売買には弁護士を雇うのが一般的。(日本で言う司法書士のように)法的調査や契約内容確認など一連の手続きを頼みます。

5.契約書に署名、手付け金の支払い

Q.物件の購入時に注意した方がいいポイントは?

日本とは勝手が違うこともあります。実際にケアンズに滞在して、住みたいエリアを目で確かめるのが良いでしょう。

1. 現地の環境を把握する
2. 様々なエリア、物件を比較する
3. 住む目的と希望をはっきりさせる
4. 日本人の売買できる物件かどうかを確認する
5. 諸経費・維持費をふくめた生活プランをたてる
6. 無理な買い物はしない
7. 短期の旅行中に慌てて売買契約を終了させようとしない。

生活上必要と思われる保険

■医療保険
1. オーストラリア国民と永住権を持つ人  
国民健康保険にあたるメディケアの対象となり、一般開業医の診察85%、公立病院の入院費その他がカバーされます。

2. 一時滞在者  
万が一に備えて民間の医療保険に加入した方がよいでしょう。オーストラリア国内でも様々な保険会社がありますが、日本で長期をカバーする海外旅行保険に加入してくる人も多いようです。ケアンズには、 海外旅行保険に加入している人は無料で診察の受けられる日本語通訳付き医療サービスもあります。

■救急車
救急車は誰でも利用できるわけではなく、Amburanceと呼ばれる救急車サービスに加入していなければなりません。加入していない人が救急車を呼ぶと、緊急で最低$676、緊急でなくても最低$252、走行距離によってさらに料金が加算され医療保険の対象にもなっていないので、後で請求書を見てビックリ、なんてことも多いようです(メンバーは無料)。 年会費で個人$58、家族$92と決して高いものではないので、加入しておくことをお勧めします。Tel: 4031-1755 住所:42-50 Anderson St.オフィスで申込用紙をもらえます

■自動車保険

車を購入すると強制的に強制対人保険に加入しますが、他に対物賠償責任保険、対物損害賠償保険、総合自動車保険などの任意保険もあります。

■住宅保険
水害や台風による被害も予想されるケアンズ。物件を購入したら家屋保険・家財保険に入っておくと安心です。 各社で保険内容、料金が異なるので、自分に合った商品をそれぞれのカテゴリーで見つけたり、英語で免責などの条件をチェックするのも大変。そんな時はInsurance Brokerと呼ばれる保険ブローカーに希望を言って保険会社をピックアップしてもらい、手続き代行までしもらうのも手です。

海外でのローンについて

Q. 日本に住んでいても、銀行でのローンは可能ですか?

可能です。居住者か非居住者のどちらにカテゴリーされるかにより借り入れ限度額が変わります。

オーストラリア国内に住みローンが組める収入がある場合は、居住者として扱われ、通常担保物権の90%迄に対してローンを組むことができます。ですから、ケアンズに住み一定の収入がある日本人なら理論的には条件に値します。

一方、海外に住む日本人の場合は、非居住者として扱われますので通常担保物権の65%~80%(平均70%)が借りられます。また、担保物権の価値は購入価格もしくは査定価格のどちらか低い金額がローン対象金額となります。例えば、投資目的の物件にローンを組む場合は、月々のローン返済額が、その家賃収入以外でなければならない時や、その銀行に十分な預金が貯蓄されておらず、海外からの送金が必要な場合などは、承認に手間取る場合があります。

いずれも銀行やローン会社により条件が違います。ローンの金利は変動制です。1〜5年の間で、Fixed Rate(ローンを組むときのレートをずっと適応すること)を組むことも可能です。日本でのローンと比較してみると良いでしょう。いずれも専門家にご相談を。

頭金20%(A$60,000)

 

頭金50%(A$150,000)

頭金

A$240,000

 

A$150,000

ローン期間 30年   13年

月々の返済額

A$1,687

 

A$1,517(約10万円)

固定金利率

7.5%(最初の3年)

 

7.5%(但し最初)の3年

Q. ローンを組むのは、銀行とローン会社、どちらがいいのでしょうか?

どちらでもOKです。ケアンズにはいくつかのローン会社があり、大抵20〜30種類の異なるプログラムを扱っています。銀行のローン商品と同じプログラムを扱っていますので、各銀行を回らずに自分に最適なプログラムが組めるので、最近はローン会社も人気を集めています。 不動産会社が独自のローン会社を持っている場合もあります。National Bankなど、日本に支店のある銀行もありますが、日本の支店では手続きが難しいので、不動産を購入するならケアンズにいる間に銀行やローン会社へ立ち寄って、計画を立ててみるのはいかがでしょう。

■別荘利用?投資目的?
不動産を購入する場合、購入目的が「主たる住民」か「(投資など)主たる住民以外」により支払うべき印税が違います。また、投資目的で毎月の賃貸収入を得た場合は、支払う税金も考えなければなりません。そのため、わざとローンを組む投資家もいます。 いずれにせよ、不動産の支払いに関しては、純粋に自分達だけの別荘としての利用が目的なのか?または将来の賃貸収入を考えての購入なのかにより、ローンを組むのが適切かどうかを判断した方が良いかもしれません。いずれも専門家にお問い合せを。 ※情報提供:National Bank / Local Home Loan / Premier Mortgage Solutions

30年のローンを組んだ場合の月々の返済額の目安

利率

10万ドル

12.5万ドル

15万ドル

17.5万ドル

20万ドル

25.5万ドル

25万ドル

6.00%

$600

$750

$900

$1,050

$1,200

$1,349

$1,499

6.25%

$616

$770

$924

$1,078

$1,232

$1,386

$1,540

6.50%

$633

$791

$949

$1,107

$1,265

$1,423

$1,581

6.75%

$649

$811

$970

$1,136

$1,293

$1,460

$1,622

7.00%

$666

$832

$998

$1,165

$1,331

$1,497

$1,664

7.25%

$683

$853

$1,024

$1,194

$1,365

$1,535

$1,705

オーストラリアの税制について

日常生活に影響を与えるのは、GST(10%の消費税)と、所得税でしょう。
ビザのカテゴリーに関わらず、オーストラリアで収入を得る人には1人1人タックスファイルナンバー(納税番号)の取得が義務づけられ、6月の会計年度末で締めて、各自が確定申告(タックスリターン)をします。雇用主から発行されるグループサティフィケイトという書類と申請用紙、他添付書類を税務署に送るだけですが、間違いを避けたり、多くの還付金を得るためにも、会計士に手続き代行する人がほとんどのようです。

オーストラリアの所得税 〜 居住者の場合  (2007-2008年度)

所得

税率

税額速算式

0~6,000ドル

0%

0

6,001〜30,000ドル

15%

X 0.15 ー 900

30,001〜75,000ドル

30%

X 0.30 ー 4,650

75,001〜150,000ドル

40%

X 0.40 ー 12,150

150,001ドル以上

45%

X 0.45 ー 19,650

オーストラリアの所得税 〜 非居住者の場合  (2007-2008年度)

所得

税率

税額速算式

0~25,000ドル

29%

X 0.29

25,001〜75,000ドル

30%

X 0.30 ー 250

75,001〜150,000ドル

40%

X 0.40 ー 7,750

150,001ドル以上

45%

X 0.45 ー 15,250

Q. 売却せずに、日本に住む子供に相続させられますか?

相続について

相続は当然可能です。 但し、オーストラリアの法律に合わせた遺言書をこちらで作成していない場合 、相続までに複雑な手続きが必要となり、必要以上の費用と時間がかかります。
日本に遺言書が基本情報あっても、オーストラリアで効力を得るためには細かな手続きが必要となります。
ゆくゆくの相続を考慮する場合は、オーストラリアで遺言書を作成しておくことが望まれます。遺言書の作成は、法律事務所で作成可能。
なお、親がその子供に生前贈与という形で,所有権を移転することも可能です。

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