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ケアンズが最高!定年ライフを夫婦で満喫してます

ケアンズロングステイ体験談

「定年後を海外で」の夢を叶えた佐藤ご夫妻

都会暮らしでつかれた定年後は、
田舎でゆっくりと暮らしたい

ロングステイ体験談

庭のプールサイドにて。ご夫妻の脇にあるのが、文中の銅像(女の子)。

昨年の6月からは、取得した退職者ビザを使い、本格的にケアンズでの生活を始めた。佐藤さんは日本で大手印刷業界の管理職として長年務めるうち、定年後は培った技術を伝承したいという思いに駆られ、東南アジアへの移住を考えた。韓国2回、台湾4〜5回、香港3回、シンガポール6回、タイ3回、インドネシア1回、フィリピン1回と訪問して回るが、移住するには自分たちの暮らしが掛かっている。結局、安心して暮らせる所が見つからず、東南アジアへの技術移住は断念。

しかし、長年の“定年後を海外で暮らす”夢は捨てきれず「いつかはどこかにチャンスがある」と思っていた矢先のオーストラリア訪問。
「都会暮らしでつかれた定年後は、田舎でゆっくりと暮らしたい」そんな夢がここケアンズで実現する運びとなった。
お二人の趣味は、ゴルフ。ゴルフ場の近くに土地を買い、家を建てるに至ったのもゴルファーの宿命か? 「ケアンズなら2,500万円くらいで日本の1億円程度の家が買えるんですよ!」と自らの経験を熱く語られる。

上品でさりげなく日本的な雰囲気をインテリアに

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タイル張りのリビングは、ケアンズらしく涼しげ

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多趣味な婦人の趣味のひとつ「マンドリン」

佐藤ご夫妻のお宅は閑静な住宅地にあり、まだ近所の家の数もまばら…。目の前が公園になっている他、突き当たりから二番目の家のため、プライバシーが保たれる。

約136坪のお宅はベッドルームが3つ。車二台が入るガレージがあり、裏庭にはプールと芝生がある。庭にはおおきなパラボラ・アンテナがあり、日本からの衛星放送が見られる。お宅は国道裏に面しながらも車の音は気にならない。これも、ケアンズの交通状態が少ないからだろう。

玄関のステンドグラスには、小さなプレートでアルファベットで"SATOH"とあり、お二人のセンスがうかがえる。玄関を入ると、右側の壁には日本の暖簾。いかにも上品でさりげなく日本的な雰囲気を打ち出している。黙ってならんでいる2組の来客用のスリッパがかわいらしい。

奥に進むと、そこは日々の生活の場 — キッチン、ダイニング、ラウンジと続く。壁の色は上品な度合いに薄く色を感じさせる白が基調。カーテンやカーテン・ヘッドなど、少しイタリア的なモダンなデザイン生地で、ラウンジのソファーと同じ柄と素材。そのちょっとしたトータル・コ−ディネイトが、何とも素晴らしい。

庭にはパティオとスイミング・プール。水際におかれた小さな女の子と男の子の銅像は、日本に残したお孫さんを偲んでのもの。日本から遠く離れて暮らされるお二人の、ちょっぴりセンチな気分をかいま見た。

あと10年はケアンズでリタイア生活を楽しむつもりです。
ケアンズは天国です

佐藤ご夫妻がケアンズに家を建てることになったのは、まずはこの大自然に魅了されたからだが、ゴルフが一番の趣味といわれるお二人にとって、破格の値段でゴルフができる、ということも見逃せない。天気が良ければ週に2回はラウンドをされるという。 「もしリタイヤ後を日本で生活していたら、それも出来なかったでしょう」と日本での定年後の生活を比較される。

 

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海外生活者にとって今や必需品のインターネット。

「こちらでの生活費は夫婦で約20万円。日本の留守宅に掛かる費用が意外とかかりますが、ケアンズでの生活は年金で十分おつりがきますよ」
お二人はインターネットを駆使されて、日本との距離感を解消している。奥様の満す代さんは、“結社”という俳句会の20年にわたる会員で「雲の峰、巨船は白の贅つくす」とケアンズに入った豪華客船を歌って特選賞を受賞された歌人。今もEメールで作品を日本に送り続けている。

また、マンドリンも演奏するほか、最近は本紙で紹介した松本道場の松本夫人に習い“絵手紙”を始めた。始めたばかりとは思えぬ見事な墨と筆さばきには驚かされる。あとで聞けば、墨絵と習字は子供のころから習得されたものとのこと。どうりでセミ・プロ並の腕前なわけである。

英語という言葉の壁に時々は悩まされるお二人だが、先日、招待されたオージー宅の夕食会では「言葉のハンデを超えてのオージーの暖かい人柄に感動し、一皮剥けた思いがしました」と言う。地元に溶け込んでこそ初めてわかる異文化交流、そんな思いを今お二人はしみじみと感じているようだ。 ここ半年間に、約36名ものお客様を日本から迎えた。印刷技術の伝承は出来なかったが、ケアンズに住み始めた今は、リタイヤ後の豊かな生活を日本にいる同年代に伝承されているようだ。 そんな世話好きの佐藤さん、「あと10年はケアンズでリタイア生活を楽しむつもりです。ケアンズは天国です」。

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