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エッセー

その43 つかの間のシングルマザー

2007年09月05日

 日本でも離婚はさして珍しくなくなってきた今日この頃だが、ケアンズにいるとシングルペアレントは、ほとんど普通のこと。
子どもたちの学校や学童や保育園などの各フォームには、父親の姓、名前、母親の姓、名前、それぞれの住所、それぞれの連絡先を書く欄が必ずといっていいほどあり、同じことを繰り返し何で書くわけ?と思っていた。
でも後で理由がわかった。お父さんとお母さんが一緒に住んでいない家庭がとても多いのだ。

子ども達の会話の中にも「○○ちゃんのお父さんはイギリスに住んでるんだよ」とかごく当たり前に出てくる。
オーストラリアではシングルペアレントは政府から手当てをもらったり、特典を得ることができ、保育料も安くなる。手当ては子どもの数や、収入などによっ て変わる。もちろん裕福にはならなだろうけど、働いていない人もいるし、日本よりは片親でも暮らしやすい環境だと言えるだろう。

さて、うちは共働きということもあり、家事を自然と2人で分担しているので、ダンナの出張が決まるとてんてこまい。

「え〜っ、じゃあ子どものお迎えはどうすんの?取材をキャンセルしないと。夕ご飯の材料あったっけ?」…と私がうるさいので、前日は翌日着ていく子どもの 制服のアイロンがけや、夕食の下ごしらえ(これは毎回ではない)をし、子どもたちにも、明日はママが学校へ連れていってくれるから2人ともちゃんと朝起き るんだよ、と言い聞かせてくれる。(普段は上の子はダンナが学校へ、下の子は私が保育園へ連れていっている)

先日は、なんとか2人を迎えて帰り、簡単に夕食を作ろうとお鍋に火をかけ、その間にお風呂に入れて、ふいたり着替えさせようとしていたらキッチンが煙で モクモク。鍋が見事に焦げていたのだった。子どもたちは裸で、「真っ白、真っ白」と走り回っている。焦がしたのはこれで2度目…。

また、ある日は料理をしようとしたらガスが切れていて5回くらいダンナの携帯に電話。指示に従ってガスボンベを開いたり色々したけれど無理で、1階と2 階を行ったり来たり。この時の夕食は電気トースターでできるトーストサンドだけになってしまい、子どもは喜んでいた。

また、お風呂にお湯を入れようとしたらなぜか熱いのが出てこなくて、震える子を洗ったこともあった。まったく、こういう事件は、ダンナがいない時に起こる。マーフィーの法則だ。
朝も、息子が制服の靴下がないと泣きべそ。洗濯してなかったのだ〜。しょうがないからもう一回はきな、と前日のをはかせてしまった。ごめんね。 

1日でもこんな調子だから、シングルマザー(ファーザー)の方々はさぞかし大変だろうとお察しする。
日本でもご主人が忙しい家の奥さんは家事、育児をこなしているのだと思うと、頭が下がる。

でも、私はダンナの「今度、出張」という一言にはどうしても「え〜っ」と反応してしまうのだった。

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