日本から自由にお買い物!


ケアンズの注目キーワード

売ります・買いますなどケアンズの掲示板

エッセー

vol.42「異国人」

2007年03月06日

 2月、ひょんなことから日本へ帰ることになった。1年半ぶりである。といっても前回は2泊3日ほどの短期だったのでその前からとなると約3年ぶりとなる日本帰国であった。関空インの成田アウト。大阪と東京両方を訪問するのが目的であったのでこのようなスケジュールになったのだが、相変わらず海上空港である関空には惚れ惚れする。ケアンズを一飲みするんじゃないかというほどの大きさである。父親に迎えに来てもらって、実家へ直行。早速おふくろの懐かしい日本の食事を楽しんだ。

翌日は、仕事のため朝から梅田へ。懐かしい紀伊国屋で立ち読み。本屋の売り場面積にあらためて感動、その在庫数も信じられないくらいである。その足でヨドバシカメラへ。ビル全体が電気屋・・・でかすぎる。逆にこっちが何を探しに来ているのか途中で忘れてしまうほどの品数であった。

周りを見渡せばほとんど全員が日本人、日本なのだから当たり前なのだが自分にとってはそれが違和感にもなる。海外で住みながら、日本人であることを忘れないように日々過ごしているはずなのだが、どっぷりケアンズの空気に慣れてしまっていることは、日本に帰ってはじめて気がつく。人の流れ、車の流れ全てが早い。レストランで食事をしてもでてくるのが早い・・・・そして旨い。

夜は道頓堀に出かけた。大阪人として忘れてはいけないグリコの看板。思わずカメラを構えて写真を撮っている自分が外人のように思えた。昔は、当たり前のように毎日見ていた風景が全て新鮮である。人だかりになっているたこ焼き屋があったが、余分の空間が胃にはない。居酒屋に行っても、どのメニューもわくわくするほど見ていて楽しい。

とにかく、遊園地に行ってパニック状態になっている子供のような気分である。何から手をつけていいのかわからないが、全てを見てみたい、食べてみたい。そんなこんなで時間だけがどんどん過ぎていき、たった1週間の出張があっという間に終わることになる。

3日目からは、しっかりと風邪もひいた。体が完全夏専用モードになっているようである。なんかやばいなと思ったのが3日目の朝、その午後にはしっかり熱を出して寝込んでしまった。1日ほど時間を無駄にしてしまったが、予定の仕事はこなせたので良しとしよう。

それにしても、人が多いというのはいいことである。ビジネスにしても普通に生活するにしてもやっぱり人である。海外で暮らすのはとにかく大変だ。一見よく見えても細かいところでいろんな苦労が付きまとう。僕の場合、嫁さんが外人であるので海外で住むことに関して当然のような成り行きではあったが、個人的には日本がほんと好きである。ただ、今回の帰国は、自分が日本人感覚からどんどん遠ざかっているのを確認した時間でもあった。当たり前のようにあるサービスが分からない、温泉に入ると10分過ぎたころから息苦しくなってくる、平気で違う電車に乗ってとんでもない方向へ行ってしまう、携帯のリチャージの買い方がわからない・・・なんかケアンズにいるとよくワーキングホリデーの人たちから聞くような質問なのだが、自分が日本に帰ったときにそういった基本がわからない。そうそう、ヘルメットをしていない自転車に乗った人にも違和感を感じ、歩道を向こうから突っ込んでくる自転車に怒りを覚えたこともあったが、どうもそれは普通のことだったようである。

自己主張の強い外国に住んでいると、腰の低い日本人のよさをふと忘れがちである。はっきりものを言わないという欠点でもあるが、その物腰の低さは忘れてはいけない日本人のいいところだと思う。そして何にもまして、日本のいいところは、行き届いているサービスである。ある人と話しをしていて、スターバックスの中で日本ほどサービスのいいスターバックスはないそうである。本家でもびっくりしているほどらしい。その話は納得しやすい。で、今回出会った日本人サービスで1等賞は新宿から乗った成田エクスプレスの売り子さんである。振りまく笑顔に乾杯であった。

関連記事

このコメント欄の RSS フィード コメントはまだありません »

コメントはまだありません。

コメントをどうぞ

トラックバックURI:

http://www.livingincairns.com.au/%e3%82%a8%e3%83%83%e3%82%bb%e3%83%bc/vol42%e3%80%8c%e7%95%b0%e5%9b%bd%e4%ba%ba%e3%80%8d/trackback/

新着エントリー

新着コメント

RSSフィード

このブログのRSS
この記事/コメントのRSS