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vol.44「東海岸縦断」

2007年07月06日

 先月は久々に東海岸を縦断することになった。ゴールドコーストにある店に荷物を運ぶためだった。だいたい自分で店をやっているのに、半年以上も放っておくこと自体なんとも申し訳なかったので、そのお詫びもかねての出張であった。
昔アーリービーチでダイビングコースを教えているときは、ケアンズに住みつつ毎月のように車で通っていた時期がある。片道650キロほど。慣れてくると7時間ぐらいで走ってもそんなにつらくはなくなってくる。途中の休憩パターンも型にはまってくるようになり、決まった場所で、決まった時間、決まったものを食べて次へと移動するようになっていた。

 ケアンズからゴールドコーストまでの移動となると、アーリービーチのそれに比べると約3倍、走行距離にして1800キロちょっとである。これぐらいの距離になると、結構前の日からの準備に気合が入ってくる。通常は1泊2日でロックハンプトンに宿泊してからゴールドコーストへと言うパターンである。昼間、天気がいいとこのロックハンプトンまでの約1000キロは結構気持ちがいい。周りはサトウキビか牧場ぐらい。約350キロから400キロごとに大きな街に到着し休憩と言った感じである。しかし、オーストラリアという国はでかい。それでもって人が少ない。何となく地球上で最後に残るのはオーストラリアのような気もするぐらいである。
そんなこんなで到着した今回のゴールドコースト。残念ながらダイビングをするまもなくケアンズに戻らなければならなかったが、今回の悲劇と言うかおろかな間違いは復路にあった。
バンダバーグで用事があったので、ゴールドコーストを朝3時半に出発。8時にバンダバーグ到着。2時間ほどのミーティングをしたあと10時に出発。ここで何を思ったのか、何となくケアンズまでその日のうちに帰れそうな気がしたのである。みんなには無理するなと言われたけれど、なんか体が大丈夫だといっている。結局そこから約15時間半かけて夜中にケアンズに到着した。最後の1時間は本当につらかったが、ちょうどタイミングよくパトカーに止められて飲酒検問を受けたり、道脇に止めているネズミ捕りのフラッシュがたかれたりしたのでケアンズまで目が覚めた状態で到着した。(ちなみに、検問は任意のもので何もお咎めなし、スピードカメラもなぜか制限速度で走っているのにバシャッと写された)
1泊を節約するために一気に帰ってきたのであるが、翌日からその無理がたたってむち打ちのような症状が首に出て、その後4・5日首が回らなくなってしまったのである。これにはびっくり。振動がずっと首に負担となって、ひどい筋肉痛と言うかむち打ちになったようである。
困ったのは、ケアンズに戻ってから2日後に飛行機でオークランドに行かなければいけなったこと。首が横に動かないにもかかわらず、隣の席に座っているオージーがよく話しかけてくるのである。顔を向けることが出来ないから体ごと向きを変えて話さなければならない。そこからくる頭痛も半端じゃない。気づいてくれればいいのに、ブリスベンまでの約2時間のフライトの間ずっと話をすることになった。到着間際に、「首大丈夫?」って。分かっていたらそっとしておいてくれればいいのにと。1週間のオークランド出張も半分はこの痛みのためにフルパワーならず。
全てが、何を思ったのか一気にゴールドコーストからケアンズまで帰ろうとした罰である。
オーストラリアの道は運転しやすそうで、実は結構スピードが出ているにもかかわらずそのスピード感がないため危険なことも多い。特に夜間なんかはどこからカンガルーが飛び出してくるか分からない。無理は禁物、次の縦断からは充分に休憩を取りながら移動することに決めた。

さてさてダイビング小僧もすっかり潜る本数が減ってきたのだけれど、ダイビングの仕事で、拠点がケアンズ・ゴールドコースト・バンダバーグ・オークランドとなったので、これからもっとそこからいろんな場所へ潜りに行こうと思っている。
好きなお酒のほうも、今回のオークランド出張で初めてニュージーランドのワインをじっくり飲んだのだけれども、あまりにも飲みやすく、あまりにもおいしかったので記憶を失うほど飲む羽目になってしまった。キーウイワインには注意である。

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